こちらはオトナ部屋です!!
御注意ください!

「僕のフランソワーズ」  超銀です。

 

 

僕のフランソワーズ。


僕の。


僕だけの。


君。

 

何度も何度も、うわごとのように言う。
囁く。
耳元で。

君は泣いているみたいな声を上げながら、時々それを堪えながら、それでも僕にしがみつく。
君をそうさせているのは、責め苛んでいるのは、他でもない僕なのに。

けれど、君のそんなところがますます僕を奮い起たせるって君はわかっているのだろうか。


可愛くて。


愛しくて。


どうしようもない。


いったい、何をどうすれば僕は君を静かに眠らせる事ができるのだろうか。

君の可愛い声を聞きたくて。
君の熱い吐息を感じたくて。


それでも最初はなんとかなっていた。
だけど、いつの間にかそれがなければ眠れなくなった。

僕は、自分が眠るために君を眠らせない。

・・・勝手だろう?

自分でもわかっている。

でも・・・

君を抱き締めて抱き締めてひとつになって深く繋がって、そうしてやっと安心するんだ。

ああ、やっぱり君は僕のものなんだ、って。

快楽を得るのとは違う。
僕が君に求めるのは、君が僕のものであるという安堵感なのかもしれない。

快楽だけなら、君以外の相手からでもいくらでも貰ってきた。
簡単に得られるそんなものは要らない。


僕が欲しいのは、


僕が愛しても愛しても愛しても、

逃げずに受け止めてくれるひと。

逃げないと信じて愛することのできる、大切な君。

だから、君には僕の全てをさらけだせる。
かっこ悪いところも、情けないところも、意気地無しで弱虫なところも全部。
僕の全てを受け止めてくれるひと。
それが君であることがこんなに嬉しいなんて、君は知らないだろうねフランソワーズ。
言ったらどんな顔をするだろう。


笑うかな。


困るかな。


怒るかな。


そのどんな顔のフランソワーズも僕は好きだけどね。

 

 

***

 

 

「・・・全てをさらけだすって、こういう意味じゃないでしょう?」


僕の下で可愛い抗議の声があがる。
あんまり可愛いから、僕は唇でそれを止めた。

 

後で・・・全部終わったら。
延々と説教されるんだろうなぁと思いつつ。

でも、そんなところも大好きだけどね、フランソワーズ。

 

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