フラッツR.S.複合ビル


周辺地域は大昔は海で、明治時代以降、製紙・軍需工場を中心とした職人町であったが、都営・公団住宅ができ、ベットタウン化と、建物の高層化が進み、街の性格が変わりつつある。昔からの下町人情の人たちと、新しく移り住む人々のコミュニケ−ションのためのしつらいを提案した.1階はコンビニエンスストアと駐車場であるので公共空間を作ることは難しく、思い切って2階に緑と水を利用した屋上庭園を設けコミュニケ−ション広場とした。オ−ナ−の姉の趣味であるを生かし野外舞台として使われることを想定している。8階屋上は子供中心の水と緑のコミュニケ−ションスペ−スで風をうけ動く帆船と火の見櫓のようなイメ-ジのスペ−スを作った。外観については自然の緑と、コンクリ−トと、煉瓦という長い年月に耐えうる素材感を重視した。緑による街並みに対する寄与も十分考慮している。賃貸スペ−スについては借りる人にとってどんなスペ−スが魅力的なのか、不動産業者の情報のみに頼るのでなく自分たちの実感を多いに交えてオ−ナ−とともに度重なる検討を行った。




国道側前面1


区道側前面1


区道側前面2


鼓舞

茶室

賃貸住宅

ーナー階段
結果として全戸に奥行き2m、幅5mのバルコニ−と2650mmという高めの天井、床下収納を兼ねたプラットホ−ムによる空間の間仕切り、(壁は設けない)等により建設コストを抑えながら生活空間を最大限に広げる工夫をしている一戸建て感覚の半メゾネット賃貸住宅である。
全体として、
自然エネルギ−利用の環境共生型の店舗と共同住宅複合建築としてまとめた。
所在地 東京都北区
設計 兜ト倉滿建築計画設計事務所
構造 大賀構造設計事務所
施工 (建築)岩本組
    (電気)誠工社 
    (衛生・設備)友和設備
    (昇降機)菱電エレベーター施設
敷地面積 264.64平米
延べ床面積 1、049.89平米
構造規模  壁式RC造  地上8階.
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. 米倉 満建築計画設計事務所