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邦題 |
原題 |
作者 |
舞台 |
年代 |
収録 |
あらすじ |
1 |
アヴェロワーニュ |
Averoigne |
CAS |
- |
- |
妖、魔 |
詩。 |
2 |
サドクアの託宣者 |
The Oracle of Sadoqua |
Ron Hilger |
アヴェロワーニュの森のどこか |
古代ローマ |
AL |
ローマ帝国軍の上級百人隊長ホラティウスは、親友ガルビウスの行方不明事件に頭を悩ませていた。ホラティウスは全知のサドクアの託宣者にガルビウスの行方を聞き質すため、その居場所を探すが……。 |
3 |
シェイラ=ナ=ゴグの婚礼 |
The Wedding of Sheila-Na-Gog |
G. Arthur Rahman & Richard L. Tierney |
アヴェロワーニュの森のどこか |
41年頃? |
AL |
ジッタのシモンはローマ人たちと手を組んだ卑劣なドルイドたちに騙されて、古代ハイパーボレア大陸からアウェロニアに連れてこられた不浄の女神の生贄にされそうになる。 |
4 |
怪物像をつくる者[妖]
ガーゴイル像彫刻師[魔] |
The Maker of Gargoyles |
CAS |
ヴィヨンヌ |
1138年 |
妖、魔 |
ヴィヨンヌの夜を恐るべき2体の怪物が跳梁し、空から舞い降りてきて罪なき住人たちを虐殺していた。ある晩、居酒屋で怪物に襲われた彫刻師レイナールは、その怪物にあることを見て取る。 |
5 |
歌う炎の教団 |
The Cult of the Singing Flame |
David Reid Ross |
クシム |
1166年頃 |
AL |
クシムの司教に仕える侍祭にして音楽家オンフレは、ペリゴン修道院にいた頃に熱を上げていた娘と再会し、奇妙な町への巡礼の旅に加わる。 |
6 |
アゼダラクの聖性[妖]
聖なるアゼダラク[魔] |
The Holiness of Azedarac |
CAS |
オート・エスペランス亭 |
1175年 |
妖、魔 |
アゼダラク司教の邪悪な正体を突き止め、修道士は証拠の品を手にヴィヨンヌへの道を急ぐ。しかし狡猾な司教は腹心を追っ手として放ち、秘薬を使って悪事の露見を防ぐ。秘薬によって修道士が体験したこととは……。 |
7 |
サント・ゼノビのピンク色の花 |
The Pink Flower of Saint Zénobie |
Aaron Hollingsworth |
サント・ゼノビ |
1196年 |
AL |
町一番の美女は、彼女の父親の頭部と一緒に忽然と姿を消してしまった。事件調査に乗り出した3人の男たちは浮遊する生首となって戻って来て、次々と顛末を語る。 |
8 |
アゼダラクの破滅 |
The Doom of Azédarac |
Ron Hilger |
クシム |
1198年 |
AL |
クシムの司教アゼダラクは『エイボンの書』奪還のために時間歪曲薬の使用を決意する。血紅色の液体を煽った司教がたどり着いた先で出会った奇妙な怪物の正体とは? |
9 |
ベルゼビュートの消失 |
The Passing of Belzévuthe |
Simon Whitechapel |
トゥーレーヌ |
1242年頃? |
AL |
異端の首魁モイーズ・ベン・ベルゼビュートは大審問官トマの執拗な追跡によって捕えられたが、繋がれた牢から忽然とその姿を消す。 |
10 |
イルゥルニュ城の巨像[妖]
イルーニュの巨人[魔] |
The Colossus of Ylourgne |
CAS |
イルーニュ |
1281年 |
妖、魔 |
アヴェロワーニュの各地の墓で、新しく埋葬された屈強な若者の死体が墓穴より這いずり出て、東の山岳地帯へと歩き去った。死体たちの目的地であるイルーニュの廃城では、ヴィヨンヌへの復讐に燃える死霊術師の戦慄の計画が進行していた。 |
11 |
十字架のクロテール |
Clotaire of the Cross |
Colin Harker |
コンフラン城 |
13世紀? |
AL |
悪名高い侯爵によって城に召喚されたド・ヴェア卿は、かつてそこで無残にも殺された男女の無念と復讐に直面する。 |
12 |
彼女は蜘蛛を殺さなかった |
She Never Killed the Spiders |
S.L. Edwards |
アヴェロワーニュの森のどこか |
13~14世紀ごろ? |
Mythic #7 |
魔術の咎で追われるセレステは森の中で負傷して気を失った後、窓のない城の中で目覚める。彼女を救い、保護を提供してくれる紳士は、素性を決して明かそうとしない。 |
13 |
幽霊猫たちの事情 |
The Circumstances of Ghostly Cats |
Michael Minnis |
ヴィヨンヌ |
1361年 |
AL |
ヴィヨンヌの街で愛される賢い野良猫は新参者の妖術師のもとに身を寄せたが、妖術師の護衛である男の手によって無残にも殺されてしまう。 |
14 |
アヴェロワーニュの獣[妖]
アヴェロワーニュの獣[初稿版][魔] |
The Beast of Averoigne |
CAS |
ペリゴン |
1369年 |
妖、魔 |
不吉な彗星の到来とともに始まった謎の怪物による襲撃事件。怪物の毒牙は、最初は動物へ、やがては生きた人間へと伸びる。はたして、謎の怪物の正体とは? |
15 |
穢れた地、不浄の肉 |
Unhallowed Ground, Unholy Flesh |
James Chambers |
ナテールの平原 |
1379年 |
AL |
イルーニュの巨人事件から一世紀近く。魔術師ル・ショードロニエの元に奇怪な依頼が持ち込まれる。かつて巨人が最期に横たわった呪われた平原に、再び邪悪な何かが出没しているのだという……。 |
16 |
蟾蜍のおばさん[妖]
蟇蛙の母[魔] |
Mother of Toads |
CAS |
レ・イブー |
? |
妖、魔 |
蟇蛙のように醜い魔女アントワネットのもとへ使いに出された薬師の弟子は騙されて魔女の媚薬を飲んでしまう。薬の効き目が切れた弟子は魔女の小屋から逃げ出すが、行く手に大量の魔女の使い魔が立ちふさがる。 |
17 |
弱者と強者 |
The Little and the Big |
Michael Minnis |
ヴィヨンヌ |
1396年以降 |
AL |
“蟾蜍のおばさん”アントワネットの怪物的な連れ合いグロ・ヴェールは、不実な妻の口車に乗ってヴィヨンヌを包囲する。怪物に立ち向かったのは、非力な人妻ブリジットだった。 |
18 |
ヴィヨンヌの虐殺者 |
The Butcher of Vyônes |
Michael Minnis |
ヴィヨンヌ |
1410年 |
AL |
肉屋のドマールが娶った幼な妻カトリーヌにまつわる不穏な噂の真偽を確かめるべく、ヴィヨンヌの民はドマールの家に押し掛ける。今宵、惨劇の夜。 |
19 |
ヴィヨンヌの黒き芸術 |
Black Art in Vyônes |
Keith Chapman |
ヴィヨンヌ |
1469年 |
AL |
アランは著名な画家ファン・フェーンに見出されてその弟子となり、助手として働くうちに画家の娘エリザと心を通わせ惹かれ合うが……。 |
20 |
コルドリエのコカトリス |
The Cockatrice of Cordeliers |
Michael Minnis |
コルドリエ |
15世紀初頭? |
AL |
首切り役人のヒープと道化師のギは性悪な貴族の気まぐれで明日処刑される運命にあったが、貴族の野営地を襲ったコカトリスによってそれを免れる。次はどうやってコカトリスから免れるか、だ。 |
21 |
マンドラゴラ |
The Mandrakes |
CAS |
イゾワール湿原? |
15世紀 |
妖、魔 |
妖術師ジル・グルニエはマンドラゴラを材料にした質の高い媚薬を調合することで知られる。いつしか彼の若く美しい妻サビーヌが姿を消す。その裏に隠された真実と、その真実が露見した顛末とは……。 |
22 |
慧眼なるユーグ |
Hugh the Discerning |
Garnett Elliott |
モルレーヌ |
15世紀 |
AL |
モルレーヌ村の近くに人喰い鬼が住み着いた。村の代官であるユーグは村人たちに請われ、人喰い鬼を退治するために森の中へと入り込む。 |
23 |
未知の霊薬 |
The Unknown Elixir |
Dan Clore |
サント・クラポー |
15世紀~ |
The Unspeakable and Others |
学徒エルシノアはサント・クラポーの廃修道院の図書館で、賢者の石、未知の霊薬の製法を怪物から学ぶ。エルシノアは製法通り霊液を作り、それを飲み干すが……。 |
24 |
アヴェロワーニュの媾曳[妖]
アヴェロワーニュの逢引[魔] |
A Rendezvous in Averoigne |
CAS |
マランボワ |
1550年? |
妖、魔 |
恋人との媾曳に向かうジェラールは死霊術の罠にかかり、森の中の湖畔に建つマランボワ城へと迷い込む。城には既に怯えた恋人とその下男、下女がいて、城主デュ・マランボワ卿とその美しき妻と共に彼を待っていた。 |
25 |
ウェヌスの発掘[妖]
ヴィーナスの発掘[魔] |
The Disinterment of Venus |
CAS |
ペリゴン |
1550年 |
妖、魔 |
修道院の菜園の地中から発掘されたのは古代ローマ様式の大理石のヴィーナス像だった。妖艶なる石像は修道院の風紀を乱し、やがてその状況に憤慨した若き修道士が起こした行動により、恐怖があらわとなる。 |
26 |
サテュロス[妖]
サテュロス[初稿版][魔] |
The Satyr |
CAS |
ラ・フレネー |
1575年 |
妖、魔 |
ラ・フレネーの伯爵夫人アデルと有望な詩人オリヴィエは道ならぬ恋に心を焦がしていた。ある日、その関係を疑った伯爵は連れだって森へと出かけた二人を追う。 |
27 |
シレールの魔女 |
The Enchantress of Sylaire |
CAS |
シレール |
? |
妖、魔 |
恋人にこっぴどくフラれたアンセルムは隠者のような生活を送っていた。ある日森の中で出会った魔女に導かれて不思議な土地シレールへ行った彼は、狼人間や昔の恋人との争いを経て、自分にとっての真実を見つける。 |
28 |
物語の結末 |
The End of the Story |
CAS |
ペリゴン、フォスフラム城 |
1789年 |
妖、魔 |
ペリゴン修道院の図書室にある机の秘密の抽斗に隠されている黒革の手稿。その内容を読んだクリストフはフォスフラム城へ向かい、手稿に書かれていなかった物語の結末を知る。 |
29 |
火の先にある扉 |
The Door Through the Fire |
Gary Myers |
ペリゴン |
1789年以前 |
The Country of the Worm |
ペリゴン修道院の図書室での作業に携わることとなった修道士ジュアン。美しく彩色された挿絵に目を奪われた彼は、気が付くとその絵の中の世界にいた。 |
30 |
ガーゴイルの酒宴 |
Symposium of the Gargoyle |
Simon Whitechapel |
ヴィヨンヌ |
19世紀 |
AL |
ヴィヨンヌの大聖堂の屋根にうずくまる怪物像から受け取った暗号メッセージを解読したエヴァリストとジャン=ピエールは、発見した贈り物のワインを飲んで……。 |
31 |
石切り場 |
The Quarry |
Simon Whitechapel |
グレモア・アン・ショー |
1913年頃? |
AL |
神経衰弱の転地療養のために亡父母の故郷グレモア・アン・ショーを訪れたジェラールは、かつての忌み地で不思議な美少女と邂逅する。 |
32 |
泥土 |
The Mud |
Brian McNaughton |
サント・アゼダラク |
第1次世界大戦中 |
Song of Cthulhu |
泥まみれの消耗戦の最中、ミラー軍曹は辺境の町の教会で何かを探すドイツ兵たちと遭遇する。ドイツ兵たちの探していたものとは、そして迫りくる泥土の正体とは? |
33 |
巨人の復活 |
The Return of the Colossus |
Brian McNaughton |
サント・アゼダラク |
1916年 |
AL |
英国軍中尉シリル・フェアチャイルドはサント・アゼダラク村近くに埋まっていた巨人を復活させ、ドイツ軍に向かって進撃を開始する。 |
34 |
死者たちの骨 |
Dead Men's Bones |
Josh Reynolds |
イルーニュ |
1918年 |
Kaiju Rising: Age of Monsters |
第一次大戦中、アヴェロワーニュ地方。戦死したアメリカ兵の死体が自らの足で北の山中へと歩み去る事件が発生。事件の真相を調べる英国のエージェントたちが発見した真相とは? |
35 |
イルーニュ協定 |
The Ylourgne Accord |
Pete Rawlik |
イルーニュ城 |
1919年 |
Reanimatrix |
ロバート・ピースリー中尉は平和会議に出席する代表者の護衛に就く。会場は記念墓地が建設される予定のイルーニュ。その呪われた来歴に違わず、裏では恐ろしい陰謀が巡らされていた……。 |
36 |
アヴェロワーニュに迷い込んで |
Lost in Averoigne |
Olivier Legrand |
クシム |
1925年 |
Tales of the Shadowmen 8 |
ジョイリーのジレルは700年後のアヴェロワーニュへと時間遷移し、ジュール・ド・グランダンらとともに死霊術師アゼダラクを討ち果たす。 |
37 |
ノートルダムの怪物像 |
The Gargoyles of Notre Dame |
Matthew Baugh |
パリ |
20世紀初頭 |
AL |
ノートルダム大聖堂の塔の上で繰り広げられる暗闘。敵魔術師が放ってきたのは、ヴィヨンヌの大聖堂で都市を睥睨していたあの2体の怪物像だった。 |
38 |
アヴェロワーニュのミューズ |
The Muse of Averoigne |
Ron Hilger & Henry J. Vester III |
ラ・フレネー城 |
現代 |
AL |
主人公フィリップは、ラ・フレネー城に展示された古の壁掛けの中に、恐るべき2つの幻視を見る。はたしてそれは祝福なのか、呪いなのか。 |
39 |
恐ろしき宴 |
The Fell Fête |
Manuel Paul Arenas |
マランボワ |
現代 |
AL |
大学生のアナクレトは魔術について研究するためにアヴェロワーニュを訪れ、そこで出会った不思議な魅力を持つ娘アンブロシーヌに廃村マランボワへ導かれるが……。 |
40 |
ボーフォヌーラ |
Boufonoula |
D.J. Tyrer |
イゾワール湿原? |
現代 |
AL |
車でフランスを旅していたジョナサンは道に迷って郊外の農家に一晩の宿を求める。家の若くて魅力的な女主人は彼を迎え入れ、望外のもてなしをしてくれる。 |
41 |
アヴェロワーニュのハネムーン |
A Honeymoon in Averoigne |
Trevor O. Childers |
フォスフラム城 |
現代 |
AL |
新婚旅行でアヴェロワーニュを訪れたカップルは、ペリゴン修道院跡を見て回った後、嵐に降りこめられてフォスフラム城で一夜を明かす。 |