Averoigne


クトゥルフ神話TRPGにおけるアヴェロワーニュ

 クトゥルフ神話TRPGで使える設定やデータが掲載された資料です。他にも資料をご存じの方がいましたら、ぜひご教示ください。



「Dark Ages: Averoigne」 著者:Dan Harms、他、Pegasus Spiele社
 クトゥルフ神話TRPG専門誌『Worlds of Cthulhu』の第1号から第4号まで連載された『クトゥルフ・ダークエイジ』(C:DA)をアヴェロワーニュでプレイするためのヴァリアント・ルール。「キャットゥルフ(Cathulhu)」と同じくSixtystone Press社がソースブックとして切り出そうと調査していたようですが、ライセンスの関係で簡単にはいかないようです(2009年7月の話)。

Worlds of Cthulhu 第1号
「アヴェロワーニュでのゲームについて(On Gaming In Averoigne)」
 C:DAでアヴェロワーニュをプレイする際の注意書きです。ルールやシステム的な縛りに関するものではなく、どちらかというとフレーバー的な提案です。
「アヴェロワーニュの職業(Averoigne Occupation)」
 アヴェロワーニュの設定に適した26種類の追加職業が挙げられています。時代的な特徴をよく表すものとしては「聖堂騎士」や「元十字軍戦士」、アヴェロワーニュらしい職業として「トルバドゥール」や「魔術師見習い」等があります。
「アヴェロワーニュの技能(Skills for Dark Ages: Averoigne)」
 C:DAの技能リストから削除されたり、追加されたり、変更されたりした技能に関する解説です。特徴的な技能に〈自分の宗教〉、〈ほかの宗教〉等があります。

Worlds of Cthulhu 第2号
「アヴェロワーニュの地名辞典(A Gazetteer of Averoigne)」
 アヴェロワーニュ地方の地図、および主要な都市や場所の解説です。
「アヴェロワーニュの図書館(The Library of Averoigne)」
 アヴェロワーニュで使える追加の魔道書およびオカルトの本のリストです。

Worlds of Cthulhu 第3号
「アヴェロワーニュの怪物寓意集(An Averoigne Bestiary)」
 アヴェロワーニュ独特のクリーチャーの解説です。有名なところでは「アヴェロワーニュの獣」や「イルーニュの巨人」がいます。
「アヴェロワーニュの魔術書(The Averoigne Grimoire)」
 追加呪文集です。CASの原作に則した魔術が設定されています。
「アヴェロワーニュの魔法の品々(Magical Items of Averoigne)」
 CASの原作に登場したアーティファクトが紹介されています。
「13世紀のフランス:概説(France in the Thirteenth Century)」
 ダークエイジ:アヴェロワーニュの背景として設定されている13世紀フランスの習俗に関する簡単な資料です。

Worlds of Cthulhu 第4号
「アヴェロワーニュにおける狂気と信仰(Insanity and Faith in Averoigne)」
 中世の狂気に対する見方や対処法、および〈宗教〉技能を用いた正気度ロール失敗の際の救済に関するオプションルールについて述べられています。



「The Worship of Tsathoggua through the Centuries」 著者:Dan Harms & Steven Kaye、Pegasus Spiele社
 『Worlds of Cthulhu』第6号に掲載されたツァトゥグァ教団に焦点を当てた記事。これまでに発表された小説やゲーム関連記事を取り込んで有機的に結び付けた力作で、ツァトゥグァ関連の記事では出色の出来です。
 記事中にアヴェロワーニュに関する記述、およびサント・クラポー修道院に関する情報、データがあります。



『Cthulhu Live: Lost Souls』 著者:Philip Salmon、他、Fantasy Flight Games社
 ライブ・アクション・ロールプレイングゲーム『Cthulhu Live』(CL)のサプリメント。
 CLへの新しい提案のための一冊ですが、テキストの多くはCLに限定した書き方をされていないため、容易に、ほぼコンバートの手間をかけることなくCoCに導入できます。本書の3/4はゲームの背景設定に費やされており、「Secret Histories」の章はカルト(ハスター教団、企業教団など)について、「Veiled Societies」はいわゆる抗神組織(デルタグリーン、ウィルマース・ファウンデーションなど)についての記事です。実績のあるFFG社が作っているだけあり、違和感なくCoCに導入できる設定となっています。
 「Cults of Tsathoggua」の項に「アヴェロワーニュ」の記述があり、アヴェロワーニュの名家デナード家出身者の目的やメリット等について解説されています。設定の一部は「ダークエイジ:アヴェロワーニュ」にも導入されています。




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