コッペリア


キーパーの言い訳。
キーパーの言い訳。

 自身初のオンセ用シナリオとして作成しました(『イメノアワイ』は元々オフライン用に作ったシナリオをオンセに用いたものです)。できるだけ単純なストーリーにしたつもりでしたが、プレイ時間は11時間もかかりましたorz プレイヤーの皆さん、ゴメンナサイ。
 ホント、ゴメン。

 バレエの演目「コッペリア」にインスパイアされて作ったシナリオです。バレエ「コッペリア」については解説が他所様でなされていますので、詳細は省きます。興味のある方は調べてみてください。もっとも、バレエ「コッペリア」の第1幕に少し共通点があるだけで、あとはまったく別の話になっています(あたりまえですが)。
 そんな訳で、登場NPCの名前は「コッペリア」から借用しています。

 神戸 リア  =  コッペリア
 神戸 隆二  =  コッペリウス
 須和邇 留奈  =  スワニルダ

 フランツの役はPCの高遠良一におまかせしました。フランツに当たるNPCを設定するとストーリーが複雑になりそうだったため、今回は割愛です。
(ちなみに星賀好男の名前は天文サークル所属なだけに「星が好きな男」から、紺野友は「琴乃の友人」をもじって名付けています)

 典型的な吟遊詩人キーパーの作ったシナリオですが、ストーリーの黒幕は一応ニャルラトテップです。正確にはニャルラトテップの化身の中でも飛び切り謎めいた存在「チクタクマン」が黒幕として登場します(またマイナー神格だ!)。時にデウス・エクス・マキナと名乗り、時に人型ロボットとしてPCを翻弄するその姿を、這い寄る混沌の名に相応しく狂気に満ちたものとして表現できたと自己満足しています(デウスの口調が雛見沢の彼女に似ているのは気のせいです)。

 最後が駆け足になってしまったのが悔やまれますが、セッションとしては概ね成功だと思っています(一人死亡、一人発狂、二人生還はなかなかの結果です)。もう少し留奈を可愛く演出してあげたかったというのが、最大の反省点です。
 プレイヤーから、ラストシーンのリアは男性キャラクターの腕の中で息を引き取ったほうが美しかったという意見が出ましたが、キーパーとしては琴乃の腕の中で良かったと思っています。
 リアが命を賭して守りたかったのは、紛れの無い純粋な「友情」だったのですから。



(2023年4月14日追記)
 サイト開設初期のオンライン・セッションのリプレイは、セッション・ログを切り出して貼り付けただけの殺風景なものになりがちです。終末同盟で運営されたオンライン・セッションの中でも出色のプレイであったと自負する本シナリオを3部構成から9部構成に編集し直して、改訂版とします。

【素材提供】
Picrew
 推し男子高校生メーカー
 性癖くんメーカー
 男メーカー
 枯れ気味の男メーカー
イラストAC
びたちー素材館