キーパーの言い訳。



◆いつかの未来 XX:XX 白凰市/ギルマン文庫司書室
 プレイ時間は4時間5分34秒です。
 1年ぶりのクトゥルフ神話TRPGのキーパーでした。

 以前からこのタイトルでシナリオを作ってみたかったので、ようやく実現できて満足しています。私は結構、タイトルから逆引き的にシナリオを構築する事があるので、タイトルだけ決まっているプロットが何個もあります(例えば「赤のQ」はタイトルからの逆引きシナリオです)。……これで一つ消化できたけど、まだまだあるなぁ。あといくつがシナリオまで昇華するやら。

 もともと3人用のハーフサイズ・シナリオとして作ったのですが、急遽プレイヤーが3名増加する事になり、慌ててプレイヤー枠を設定しました。特ににょし君(矢田AD)はクトゥルフどころかTRPGも初めてだということで「これは久々に初心者対応もしなければ!」と気を引き締めましたが、よく考えたら持ち込んでいたシナリオが「巻き込まれ・傍観・発狂型」のシナリオだったため、結局同卓したプレイヤー諸氏に対応は任せて、私はいつも通りにキーパーを終わらせました。結果、にょし君の矢田ADは「発狂→死亡」のコンボで完膚なきまでロストし、初RPGを終える羽目になりました。まぁ、最初にこれだけやっておけば、あとはみんな楽しいプレイになるよ。これでTRPGとクトゥルフを嫌いにならないでください(笑)。
 録音聞いてみたら、(これでも)いつもより脱線が少なくて、まじめにキーパーしていましたよ、オレ。

 キーパー的には近年にないほどキャラクター一行を壊滅させたので、満足できました(笑)。ラストの血肉の雨にはもう少し多くの人数が立ち会えればなぁと思わなくもなかったのですが、メタ的に危険だと分かりながらも“沱降しの穴”の奥へ奥へと足を止めないプレイヤーの皆さんの「分かっている」っぷりには感服しました。
 個人的な傾向により、どうやら私はダオロスと相性が良いらしく、これで使うのは3回目です。ニャルラトテップの“何でもありすぎ”感がイマイチ嫌いな私にとって、ダオロスの力(特に時空との親和性)は非常に扱いやすいのです(同じ傾向にあるヨグ=ソトースをなぜ使わないのかは謎です。相性の問題なのでしょう、きっと)。ダオロス本体を見て正気度をぶっ飛ばした3名のキャラクターには大拍手です。もし何らかの偶然によって山さんの担いでいったカメラが見つかったなら、それにはダオロスの御姿が記録されているのかもしれません。

 リプレイのページを作っているうちに、SIRENのフォーマットをいくつかパクってました。別にSIRENを意識して作ったシナリオではなかったのですが。
 当初、本レポートは「獣の聲」形式にしようと思っていたのですが、せっかく珍しいプレイヤーが参加してくれたので、記念(?)にリプレイに起こしました。途中参加の編集長氏(林田)も、これでシナリオの流れが分かったのではないでしょうか?

参考資料
 『フェノメナ【現象博物館】』(創林社)
 湖の隣人の小屋(湖の隣人様)
 その他、超常現象を扱っているホームページ様
 PS2用ゲーム「SIREN」「SIREN2」関連商品

SIRENクロック
 shimizuhouse.net様



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