神話的ガソリン


キーパーの言い訳。

 実はプレイに6時間も要しています。

The Unspeakable Oath #14/15 冒頭でも紹介している通り、『The Unspeakable Oath #14/15』に掲載されたMichael Cisco氏作のシナリオ「Fuel of the Gods」を舞台を差し替えて使いました。こうした雑誌掲載の大して重要ではないシナリオ(笑)は埋もれて消えてしまうのが惜しいです。

 KSFAシリーズの前回(「深淵より」)でチェの就職先が決まっていないという話題が出たので、かねてよりやってみたかった異色シナリオを内定の出ていない四回生キャラクターを相手に起動させました。

 シナリオは明確に三章構造になっており、章が進むにつれて事態が悪化していくのがひしひしと感じられます。シナリオの内容は海底(おそらくはルルイエの一部)から発見された原油をもとにしたガソリンと自動車を扱ったものであり、既存の神話の怪物を出現させない手法は、逆の意味で掟破りです。
 化学者キャラクターが参加していると謎が解明されたり、逆に謎が深まったりしてフレーバーになるのですが(シナリオ本文にもそのように推奨されています)、既存のシリーズに組み込むに当たりそれが困難であったため、万理村というキャラクターを用意しました。ただ、NPCがロールに成功して重要な情報をベラベラ話しまくるという展開は面白みにかけるので、分からない個所は分からないまま、内定を餌にPCを翻弄することにしました。……途中で(序盤で)万理村を動かすのがメンドクサクなったというのも本音です。
車
 このシナリオ、ラヴクラフトというよりはスティーヴン・キングみたいですよね。



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