海神の神殿



9:倒転遁逃


キーパー:ここからようやく、みんな大好きチェイス・ラウンドの開始です。こんな位置関係で始まります。


チェイス


キーパー:安坂はかなり奮闘したね(笑)。安坂が時間を稼いだおかげで、仲間たちは余裕をもって逃げられそう。
安坂:おかげでボロボロですが(泣)
新城:(後ろを振り返りながら)「ウェット・スーツを着せていった甲斐がありましたな(邪笑)」
一同:(笑)
キーパー:で、実はチェイスはこのまま終わるのではなくて、最後にバリアー(障壁)があります。
泰野教授:ええ!?
キーパー:バリアーは何だと思いますか? そう、ダイビング機材です。〈ダイビング〉技能ロールに成功して、ダイビング機材を着用してからでないと、洞窟からは出て行けません。実はこのバリアーを乗り越えてもらうために、皆さんには〈ダイビング〉技能を習得していただいたんですよ~(ニヤニヤ)。
泰野教授:なるほどね。
キーパー:ただ、安坂がかなり頑張ったおかげで、海神がゴールにたどり着くまでに少し余裕があります。もしかすると、一発で〈ダイビング〉ロールに成功しなくても良いかもしれません。じゃあ、始めましょう。


ライン


第1チェイス・ラウンド

キーパー:まずは速度ロール(CONロール)です。バリアー前まで来ている泰野先生と須堂はロール不要です。
新城:レギュラー成功です(移動率7)。
安坂:レギュラー成功です(移動率8)。
キーパー:すごい! なお、海神はのたのたと移動率5でチェイスします。ということは、新城は3歩進めますので、バリアーに到着です。海神は1歩進みました。三谷はダイビング機材を問題なく着用します。「急いで! 何なら、僕、1回だけロールを手伝えますよ!」とゲーム的なことを言っています(笑)
須堂〈ダイビング〉はレギュラーで成功です。
泰野教授〈ダイビング〉成功。
キーパー:安坂は4歩進むので、次のラウンドにはバリアーに到着できます。


ライン


第2チェイス・ラウンド
新城三郎
新城〈ダイビング〉は63%……(コロコロ)……73! ここは幸運ポイントを使って成功させておきます。残り幸運ポイント7! 運の尽きが近い!
泰野教授:(笑)。でも使っておく場面だわな。
新城:「先生、これを!」と杯を渡して「僕は安坂さんを待ちます!」
キーパー:海神はのろのろと1歩前進。須堂と泰野先生は脱出しますか? 残っていれば、安坂が到着した際に〈ダイビング〉技能ロールの手助けができます。なお、三谷は近付いてくる安坂と海神の姿を見ると「うわぁぁぁぁぁぁぁ!」と悲鳴を上げてドボンと縦穴に潜っていきます。
須堂:う~ん……ドボンだな。
泰野教授:杯を受け取って、「ゴメン!」と言いながらドボンです。
安坂:私はこれでダイビング機材に到着ですね。


ライン


第3チェイス・ラウンド

新城:安坂さんの〈ダイビング〉技能ロールを補助します。自分の〈ダイビング〉ロールは……(コロコロ)……成功!
キーパー:海神はさらに1歩前進。安坂は新城の補助を受けて〈ダイビング〉技能ロールだね。補助のおかげでボーナス・ダイスが1個つきます。
安坂:(コロコロ……)07と17です!
新城:なんだよ、俺、いらないじゃん(笑)
一同:(笑)


ライン


第4チェイス・ラウンド

新城:「安坂さん、先行くよ!」ドボンです。
安坂:「わ……分かったぁ」
キーパー:海神は1歩進みます。
安坂:ドボン。
キーパー:後刻思い返してみると、行きは時間感覚が麻痺するほど長く感じた神殿の廊下も、帰り道は短く感じました。
一同:おお。