妙星尼の護符

英名:Amulet of Myouseini 外見:梵字(アン)が刻み込まれた菱形の石の首飾り
数値効果:皮膚に直接当たるように身に着けると、着用者に毎日5ポイントの追加のマジック・ポイントを与え、それは呪文の詠唱やPOW対POWの攻撃への防御に使用できる。また、護符は《闇無天の招来/退去》の呪文詠唱の成功率に+10%のボーナスを与える。また、護符は皮膚に貼り付く特性を持っており、引き剥がすと耐久力を1失う。
 上記には他に大きな副作用が1つあり、護符は癌を誘発する。石を身に着けて過ごした1か月毎に、CONを1D3ポイント永久的に喪失する。もし護符が犠牲者の元々のCONの半分を失わせたら、彼らは自分が末期癌であることに気づき、護符を外そうと外すまいと、死ぬまで毎月CONを1D3ポイントずつ失い続ける。このようになる前に護符を外すことで癌は治るが、失われたCONは回復しない。
由来:
 流星寺の尼僧、妙星尼がこれと定めた犠牲者に手渡す護符。闇無天(グレート・オールド・ワン、アムトセバ)の高位崇拝者が知る《セシュテトの護符に魔力を付与する》の呪文で作られる護符と同じもの。妙星尼から探索者に与えられたが、異変に気付いた探索者によって破棄された。
登場シナリオ:今宵、星降らぬ流星の夜に』 2016年8月12日プレイ(オリジナル・シナリオ)

ヴァレリィ: スゲー久しぶりの持ち込みアイテムだね。
有味: もろもろリニューアル作業の手土産として過去シナリオからサルベージできそうなものを探してきた。アイテム・カルテはウチの最古コンテンツなので、朝松健の新作クトゥルフ小説程度の頻度で浮上させたいと常々考えてはいるのだが……。
ヴァレリィ: 何度も聞いたその言い訳はもう結構です。
このアイテムは厳密にはオリジナル・アイテムではないよね?
有味: 『Secrets of Kenya』に収録された「Enchant Amulet of Sesh'tet」の記事をそのまま使ったものだな。まぁ、もうさすがに第6版サプリメントの翻訳はないだろうし、『Grand Grimoire』にも呪文は収録されていないので、こういう小神に関する情報は確認した探索者が後世に申し送らないと!
ヴァレリィ: 取ってつけたような使命感はもう結構です。
アイテム自体は原作小説「Lost Stars」に登場するアイテムの再現だね。
有味: このアイテムでシナリオ打開を図るというよりは、ストーリーのフックになるタイプのアイテムだな。「入手した謎のアイテムにまつわる話から怪異に巻き込まれて……」という導入は神話小説の典型の一つではあると思うので、使用方法には迷わないかもしれない。
ヴァレリィ: リプレイのあとがきでも書いているけど『Secrets of Kenya』はチョー面白いのでチェキ!


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