アムトセバ(Ammutseba)
グレート・オールド・ワン
しし座流星群は、最高の年になるという予言の通り、降り注ぎ続けていた。ただし、今、それらの多くが降ってきていない。上空の暗い蒸気の塊――それはますます実体を持っているかのように見えてきた――の中に消えていくだけだ。母なるヌトの身体は、しかし捻じれていて……堕落していて……星々を貪り食うために拡がっていた。
――アン・K・シュウェーダー、『失われた星々』
この小神はよくエジプトとアフリカの一部と関連付けられる。彼女はすべての光を吸収して空に浮かぶ漆黒の蒸気の雲として出現する。細くてぼんやりとした黒い触手が彼女の武器で、目標を強打するか、犠牲者を捕まえて二度とその姿を見られなくなるように彼女の暗い塊の中に吸収してしまうために、それを打ち下ろす。
教団:古代エジプトの最初期と、エジプトに先立つスティギア人の時代に、修道女会がアムトセバを崇拝していた。彼女を崇拝する現代の教団は通常女性のみが入会できるように制限されていて、儀式の中にエジプト魔術を取り入れている。
アムトセバ、星々を喰らうもの
STR 70 CON 60 SIZ 50 INT 25 POW 50
DEX 10 移動 9 HP 55
ダメージ・ボーナス:+6D6
武器:触手 75%、ダメージ 6d6 あるいは組み付き――次のラウンドに犠牲者は蒸気の雲の中に吸収されて、即死する。
装甲:なし。魔力の付与された武器でしか傷つけられない。
呪文:『クトゥルフ神話TRPG』ルールブックに載っているすべての呪文。
正気度喪失:アムトセバを目撃することで1D3/1D20の正気度ポイントを喪失する。 |