The Monongahela Carver Cipher
キーパーの言い訳。
 『The Unspeakable Oath #20』の名物コーナー「Mysterious Manuscripts」(毎回新たな魔道書の由来とデータを提案する記事)で紹介された「The Monongahela Carver Cipher」をもとに作ったシナリオです。いくつかの要素を付け加えるだけでシナリオとなるこの記事は、かなり完成度が高いと思います。

 有味的にはキャンペーン導入用シナリオとしてこの話を作りました。このところ探索者に「いきなり強烈な魔術戦を強いる」という病気に罹っていたので、初心回帰を意識して、あまりオカルト過ぎないように注意しました。シチュエーションの不気味さ(連続猟奇殺人や、散らばる無数のナイフなど)に重きを置いて運用したつもりです。沢渡と鈴木が錦田を疑いながらも「彼が犯人なのか、それとも違うのか?」と迷うミステリー風味の加味は、望外の成功でした。

 神話風味は薄いですが、ナイフの父(Father of Knives)はある神格の化身です。錦田をそそのかし、もてあそんだ存在の正体を知りたい方は、是非その目で『The Unspeakable Oath #20』を確認してみてください(すごく面白い雑誌です)。

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