
-チルマスターの言い訳。-
プレイ時間は約4時間です。
『Chill』第2版のソースブック『Unknown Providence: SAVE in New England』収録のシナリオのリプレイです。
リプレイを読んでいただいた方にはお分かりのように、このシナリオは基本的には戦闘による力押しで解決するようにはデザインされていません。アンノウンのクリーチャーが抱える「未練」のようなものを断ち切って解決するという、私が “いかにも『Chill』らしい”と考えているお気に入りのシナリオです。
以下、プレイ後にプレイヤーから出た疑問点のネタバレ。一応反転しておきます。
↓ここから
エンヴォイたちはクリストフの事件(拳銃とナイフによる事件)に焦点を絞ったために、火傷による殺人事件の犯人は「おそらくシンシアなんだろう」という推理程度に終わりました。
シンシアは樹木に取り付く「コンティン」というクリーチャーの亜種(「擬似コンティン」)で、「空の貝殻亭」という場所に取り付いていました。妻や恋人のいる男性を誘惑して関係を持ち、その不貞な相手をイビルウェイ《死の接吻》により殺害するということを繰り返していました。エンヴォイたちが先に火傷による殺人の捜査を始めていれば、シンシアによる誘惑と襲撃が発生したかもしれません。
↑ここまで
ゲスト・エンヴォイのリチャード・キンブリーの名誉のために言っておくと、どうやら彼は捜査系の一ジャンル(?)である「対人交渉系」のエンヴォイだったようです。確かにメアリー・ニコルスやハロルド・クリンショウ刑事との面談においては活躍を見せています。いやー、戦闘もできず、<捜査>もできないからといって「何しに来たんだ、お前?」とか言っちゃってゴメン。予知夢という要素は独特で、かなり面白いかも。
……リプレイで読み返してみると、ちょっとルールを雑に扱いすぎですね。もう少し気を引き締めねば。
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