ドラキュラの復讐

-チルマスターの言い訳。-



Vampires プレイ時間は6時間15分くらいです。目論見より1時間以上長くかかってしまいました。でも3分の1くらいは雑談していました。

 サプリメント『Vampires』に収録されたシナリオのリプレイです(Pacesetter社の第1版用アドベンチャー・モジュール『Vengeance of Dracula』を第2版用にコンバートして再録したものです)。本当はブラム・ストーカーの『吸血鬼ドラキュラ』の後日談(原作の約7年後)のシナリオなのですが、現代に年代ジャンプさせました。そのせいで少しシナリオに齟齬が生じましたが、<言いくるめ>技能で乗り切ってしまうのはいつものことです。

 おそらくは世界で最も有名な吸血鬼であろうドラキュラ伯爵その人を敵に回すという、期待と興奮を抑えられない内容のシナリオです。エンヴォイたちの寄り道のない調査によりあまり搦め手は使えませんでしたが、直接戦闘でも伯爵は十分にプレイヤーを震え上がらせました。弱点が多いのもヴァンパイアの大きな特徴ですが、そこを突かせる事なく圧倒する実力は、さすが吸血王です。ちなみに、エンヴォイが収集したヴァンパイアに関する特徴や弱点の情報収集には誤った情報が混じり込んでいます。どれが間違っているか、お分かりになるでしょうか?(C成功すれば間違いが分かります)。
 なお、狂人ケンジントンは原作のレンフィールドに当たる引っ掻き回し役だったのですが、あっさりとエンヴォイに見捨てられてしまいました。もっと彼を上手く使って、不気味さを演出できたならと悔やんでいます。

 あらためて原作を読む機会を与えてくれた、魅力あるシナリオです。



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