![]() 【クィノタウロス作戦】(BGM:戦いへの恐怖)![]() テリー:! でも、顔にマスクをつけているとか……。 GM:それは言っちゃダメだ! うら若い女性から、うら若い女性から!! 一同:(爆笑) コーウェル:24歳ですもんねぇ。 GM:突撃機動軍司令キシリア・ザビ少将から直々にビデオ・レターが届きました。 水中用モビルアーマー(MA)グラブロは3機が試作されて戦線に投入されたんですが、実は4番機というのがあってですね、メキシコ湾で建造されていました。しかし、連邦軍の作戦によって鹵獲されています。それを奪還せよ、というのがうら若い女性からの命令です。 コーウェル:「ほほう」 テリー:「最悪、破壊か」 GM:終戦まで、水中戦はジオン軍の独壇場だったらしいですよ(グラブロの玩具を取り出す)。これがグラブロ4番機です。水中迷彩されているそうです。 ![]() GM:当然みなさんは地上部隊なわけですから、みなさんだけでは奪還はなかなかムズい、と。なので、ジオン軍の誇る潜水艦部隊、ユーコン隊が協力してくれるそうです。 コーウェル:こっちが陸上から支援、というわけですか? GM:逆なんですね、実は。ユーコン隊を陽動として、まさか地上から!? というのがこの作戦です。 一同:はは〜ん。 GM:協力してくれるユーコン隊は地中海を根城にしていて、5月のトライデント作戦時には“地中海の人喰い鮫”と連邦に恐れられました。彼らと協力してグラブロを奪還してください。もし失敗したら、2階級降格の上、打ち首獄門です。 一同:(笑) コーウェル:「しかし、地上部隊で奪還と言われてもなぁ」 アルフレッド:「具体的にどうするんでしょうね? グラブロは水中にあるんでしょ?」 テリー:みんなで「わっしょい!」と持ち上げて逃げるとか(笑) コーウェル:いやいやいや(笑)。「その基地を制圧しろってことか?」 GM:連動して参加してくれるのはユーコン隊のゼーオルム小隊とカボ・マンダラット小隊の2隊です。ズゴックで編成される部隊ですね。彼らが海側からドックに攻撃を仕掛けて、手薄になった地上からあなたたちBB隊が第二波として攻撃をかけるというのが作戦の概略です。 テリー:でも俺たち、地形スキル<海河>なんて取ってないよ? GM:ご安心ください。皆さんがグラブロに乗る必要はありません。ユーコン隊にはオルバーグ少尉という、コーウェルと一緒に地球に降下した士官学校の同期がいます。 コーウェル:ほう。 GM:ビデオ・レターの後に通信が入ってモニターにオルバーグ少尉が映ります。「おお、貴様か、コーウェル! 地球降下作戦以来だな!!」 コーウェル:「今までどこの戦場にいたんだ、お前は?」 GM:(オルバーグ)「地中海でズゴック乗りよ!」。ただしこのシリーズ(※スペシャルクリエイティブ・モデル)にズゴックはないので実際には登場しません。 一同:(笑) GM:グラブロがあるドックはメキシコ湾の一部を構成するカンペチェ湾の湾岸都市ビラエルモサの基地にあります。みなさんは街をスパイして敵の戦力を見極めた上で、どれだけの戦力を投入するかを判断します。(オルバーグ少尉)「地上部隊は貴様らBB隊に任せる。あとは我々ゼーオルム隊とカボ・マンダラット隊が参加する。偵察によってさらに増援が必要だと分かれば、ユーコンをもう1隻回そう」 スネーク:ソルジャーが活躍できる! GM:ソルジャーの活躍の場を作るためにも、ビラエルモサに潜入して、ミハル・ラトキエの回のように自分の目で見てスパイをしなさいよ、というわけです。 一同:なるほど〜。 GM:で、オルバーグ少尉はみなさんと行動を共にします。合流してグフのコクピットの後ろにハロのごとく同乗して、ドックに侵入したら、グフから降りた彼がグラブロに乗って奪取する算段です。 コーウェル:! ようするに、彼をグラブロまで乗せていけ、と? GM:そう。それがあなたたちの役目です。オルバーグ少尉との合流地点はビラエルモサの街です。『こんにちは。お急ぎですか?』 『いや、別に急いでいませんよ』というのが合流の合言葉です。 コーウェル:顔、知ってますけどね(笑)。なるほど。じゃあ、まず、とりあえず偵察ですな。 GM:あなたたちのいるテワンテペク基地からビラエルモサの街へはちょっと距離がありますので、郊外までギャロップで行くということになります。ギャロップの操縦・指揮は先ほどの補給部隊がつれてきた補充兵がやってくれます。U2(ユリエル・アルスター)という名前の女の子です。(U2) 「よろしくお願いします。もしプレイヤーが足らなかったら、ドップに乗るところでした!」 一同:(笑) コーウェル:まずはビラエルモサでオルバーグ少尉と合流か。 GM:とりあえずU2の操縦するギャロップでビラエルモサ郊外に着きました。誰が偵察に行きますか? コーウェル:俺は(オルバーグ少尉と)顔見知りだから、彼を迎えに行きましょう。 スミス:俺も対人技能(<交渉>)を持っているので行きますか。 スネーク:ここで行かずしてソルジャーの意味なし。 テリー:待機。 アルフレッド:ブラッディ・トライアングルの解散飛行をしています(笑)(※留守番) コーウェル:では3人で合流ポイントへ行って、偵察はスネークに任せるから(笑) スネーク:偵察はOKです(笑) GM:では合流ポイントのとある酒場のカウンターで、テキーラをショットガンスタイルで飲んでいる人がいます。つーか、酒場の全員がショットガンスタイルで飲んでいます(笑) コーウェル:カウンターの彼の隣に座ります。 GM:ポケ戦(※「ポケットの中の戦争」)のように「ひさしぶりだな」みたいに日常会話的に再会は始まります。「ジオン訛りが出るから、あまり大きな声で話すな」みたいな事を言いつつ。 コーウェル:カウンターで「俺にも一杯くれ」とバーテンに言います。 GM:(オルバーグ少尉)「地球降下作戦以来だな」 コーウェル:「ああ、久しぶりだな。お前用にMAをふんだくりに行く作戦に参加する事になってしまったよ」 ![]() コーウェル:「……そんな事ないだろ」(笑) GM:(オルバーグ少尉)「え!? 偉い人がそう言ってたよ!?」 コーウェル:「え!? 1年じゃないの? 対外的には、やっぱり“10年”て言わなきゃダメ!?」(笑) 一同:(笑) コーウェル:「あと10年戦うのは……ツライな」 GM:(オルバーグ少尉)「……俺の勘だと、ジオンは負けるよ」 【諜報活動】(BGM:敵地をスパイする)GM:ビラエルモサの街ですが、ドックの方からはカーン、カーンと鉄筋を叩くような音が聞こえてきて、アニメどおりです。かつてはジオンの占領地だったのですが、連邦が奪い返して、ドックをそのまま使っています。街の住人としては「ジオンが来ても連邦が来ても迷惑だなぁ」という雰囲気です。艦船や戦車も見え、フェンスに囲まれた敷地のすぐ外を、銃を持った連邦の兵士がうろついています。オルバーグ少尉曰く「この基地にどれだけの数のMS部隊がいるか、それを量っておかなければ作戦を成功には導けまい」 スネーク:うむ。そういうわけで潜入を(笑) コーウェル:いきなり潜入か(笑) スネーク:スキル<変装>と<潜入>を使いたい(笑) GM:(オルバーグ少尉)「そちらからスペシャリストを連れてきてもらえたのはありがたい」 コーウェル:「まぁ、うちのスネークにそこは任せてくれ」 スネーク:「お任せください」 GM:(オルバーグ少尉)「ではスネーク伍長、頼む。我々とスミス軍曹は街中で有益な情報を探すとしようか」 コーウェル:「目立たないようにバラバラに行動しよう」 GM:さて、ここでクトゥルフだったら情報収集のロールプレイをするんだけど、ゲームが違うのでロールを振っちゃってください。成功した分だけ教えるから(笑) 一同:(笑) GM:<諜報>技能を持っている人だったら3D6、持っていなければ2D6で、知性か感覚で判定してください。 コーウェル&スミス:失敗。 スネーク:成功。<潜入>はできますか? GM:<潜入>か。振ってみよう。 スネーク:(コロコロ)失敗! 見つかった! GM:失敗!? (めんどくせーな)もう一度<潜入>に成功したら隠れられた事にしよう。もうこれ以上<諜報>はできないということで。 スネーク:<潜入>、成功。 コーウェル:ここまでだな。 GM:集まった情報は、どうやら1個中隊のMS隊が駐屯している模様。61式戦車が10輌かそこら、航空機が4機。あとはヒマラヤ級戦艦「ベニートフアレス」が寄港しています。ヒマラヤ級はガンダム世界で最大級の水上戦艦です。 一同:ほほぉ〜。 GM:その他、艦船が何隻かです。それと、皆さんが突入する経路であろう地上側にはトーチカがあります。恐らくこれも皆さんの邪魔をする事になるでしょう。 コーウェル:総合判断して、さらに援軍は必要なんですか? GM:現状だと、あなたたちを含めて作戦に参加するのは3個小隊予定ですが、敵側にはMS1個中隊(※4個小隊)がいます。総合判断して、どうですか? コーウェル:MS12機を相手か。ズゴック2個小隊プラス我ら4機ですか。援軍呼んだほうが安心だよね〜、悲観的・慎重派だからさ、俺。 テリー:「大丈夫ですよ! イケル、イケル!!」(※楽観的・熱血派) コーウェル:戦闘機2機と戦車1機を既に失っているんですよ(笑) GM:実際問題として、今回の作戦の成否は冗談じゃ済まされないよ。キシリア閣下からの勅命である事を忘れずに。失敗は「おしおきだべ〜!」ですよ。 コーウェル:なりふり構っていられんな。やっぱり援軍を要請しましょう。 テリー:そうだね。 GM:(オルバーグ少尉)「私もそう思う。潜水艦をもう一隻、地中海から回させよう」 コーウェル:「頼む」 GM:(オルバーグ少尉)「グラブロを手に入れた暁には、あのベニートフアレスをグラブロの爪でグヮーっとやってやる! グヮーーーッと!!」(※楽観的・熱血派) コーウェル:これでこちらも4個小隊、五分か。 GM:ただしこちらの援軍は水中戦慣れしているという利点があります。なにしろ、水陸両用MSの傑作機ズゴックが3個小隊来ますからね。 コーウェル:ズゴック3隊が襲撃をかけて手薄になった隙に、俺たちが地上から切り込んで行ってグラブロのところまでたどり着くと、そういうことですね。 アルフレッド:ドップでぴゅーって行っちゃうってのは? コーウェル:死にますよ(笑)。身をもって体験したでしょう、さっき。 GM:オルバーグ少尉も「でも、飛行機だけはカンベンな」と言っています。 テリー:コングwww GM:ではオルバーグ少尉の要請によりクラーケン小隊という部隊がもう一隊来てくれることになりました。 |