フェイバリットにサロメを入れていたミータ・U・カーリ先輩に捧ぐ(笑)
プレイ時間は2時間7分50秒です。
今回のシナリオはこちらのページで公開されている「Prophecy」というシナリオを現代日本・白凰市に舞台を差し替えて使用しています。原作はワイルド自身が出てくるメタ的シナリオに作られているので、興味のある方は読んでみてください。シナリオ自体はアイデア一発勝負だと思います。ショートシナリオなので、勢いで一気にドライブすべきでしょう(でも事前準備は入念に)。
「予言」は劇中劇(RPG中劇)を楽しむためのシナリオであり、プレイヤーにできることはわずかしかありません。結局押川、才川を止めることはできませんし、当然劇の中止もありえません。役者のプレイヤーには死や発狂(混乱)が容赦なく襲い掛かりますし、観客のプレイヤーは惨劇を最後まで見届けることが主な役割となります。私が思うに、おそらくこの「予言」は劇(儀式)を躍起になって止めるのではなく、悲劇に身を任せるタイプのシナリオなのでしょう。見返してみると、キーパーは一回もダイス振ってませんね。
プレイヤーにはあらかじめ4人のキャラクターのテンプレートを与え、それに沿ってキャラクターを作成していただいています。誰がどのキャラクターを担当するかはアリオッチにエイラーンをもらうためにダイスを振って決めていました(混沌)。適材適所に配されてキーパーとしては内心ほっとしました(アリオッチに感謝を)。
なお、台本部分の翻訳に際しては岩波文庫の「サロメ」を参考にしました。各登場人物には私なりにキャラクターを付与してあり、特にサロメはよりコケティッシュになるように性格付けしました。ヘロデ王役の鹿田氏は特にノリノリで演じてくれて楽しかったです(笑)。
※今回のリプレイではストーリーと関係ない箇所はバッサリと編集カットしてあります(何とか還元水、小学4年生16大付録、サロメ初日に来場したチェ・ホンマンとピーター・アーツ、ファッションチェックに来たピーコとドン小西、サッカーボールを小脇に抱えて観劇に来た朝青龍、招待された相撲協会一行、中居くんよりちょっと歌が下手な高岡君、高岡君の前作はソードマスター・ヤマト等、分かる人にだけ伝われ俺のテレパスィ)。
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