
四鴛圭一郎の忠告
前回のシナリオから数日が経過しており、その間にプレイヤー・キャラクター(以下PC)はそれぞれ独自の調査を行っています。
古海誠は読みかけていた魔道書『妖蛆の秘密』を更に深く読み込むことに日を費やしました。特に古代エジプトで崇拝された鰐神セベクについて重点的に調査し、セベクが信者の復活を約束する神であり、死者を蘇らせる際に「その死体が完全である必要がない(欠損部位があっても再生させる)」事などを知ります。
また、魔道書を調べるうちに、四鴛家の蔵で発見されたアンクが《プリンのアンサタ十字》という魔術の品であることが判明します。異界の怪物を退かせる効果のある《プリンのアンサタ十字》を使いこなすため、古海はその使用法(呪文)を学び取りました。
禁断の知識を手に入れ、破滅へとまっしぐらの古海です。
深沢正徳は自身の職業(刑事)を活かして、依頼人である四鴛圭一郎の素性調査を行います。
四鴛義景・義信とは従兄弟の関係にある圭一郎は人材派遣会社「Shion Staff Service(SSS)」社長です。切れ者として知られ、白凰市の若手経営者の会「凰雛会」の会頭も務めています。
現当主(といっても、前回死亡したので前当主になってしまった)義信一家が殺された後、家督相続が予想されるのは圭一郎です。そういった利害関係から、深沢を始めとしたPCたちは圭一郎への不信感を拭えません。
淵沼順哉は四鴛家の鉛蔵や紫苑美弥子邸の周辺に何らかの痕跡(濡れた這跡など)が発見・追跡できないかと現場に足を運ぶものの、(ダイスの目もあって)徒労に終わりました。まぁ、無駄足だったっちゅーことです。
各務響也は次の目的地である涼ヶ淵村への移動ルート調査に余念がありません。白凰市内から車で3時間ほどの距離にある涼ヶ淵村は山奥にある人口1000人に遠く満たない小村です。清淵(きよふち)、水流(ながれ)、水澱(みずおり)の3地区に分かれており、路線バスが清淵まで通っています(水流、水澱は清淵地区の更に山奥です)。各務得意のヘリコプターで颯爽と現地入りも可能ですが、非常に目立ちます。
遠山悠乃は第1の惨劇現場に残されていた紫苑美弥子の死亡時の状況を軽くプロファイリング(〈精神分析〉)です。原形を留めないまでに損壊した手足や遺体に残された精液など、異常極まりない状況の中に明確で偏執的な愛憎が窺えます。現場の状況を思い出しただけで顔色を悪くする悠乃ですが、将来は心理捜査官にでもなるつもりなのでしょうか?
キーパー: 涼ヶ淵村に行く前に四鴛圭一郎から招集がかかります
淵沼: なんぞなもし
古海: 行きましょう。仕事ですし
キーパー: 真雪「いよいよこのキャンペーンも大詰めですね……(ゴクリ)」
深沢: なんで しって いるんだ!
悠乃: w
古海: 「何を言ってるんだ、君は?」>真雪
キーパー: 圭一郎「皆さん、お疲れ様です」
古海: ここ数日で白髪が増えました
キーパー: 圭一郎「涼ヶ淵に行くそうですね。それでしたら、現地に木田巡査部長という人物がいますので、コンタクトを取ってください。懇意にしてもらっている方で信用できます。19年前の事件を直接知っている人でもあります」
淵沼: 「それは助かります」
古海: 「なるほど。我々の目的にはうってつけですね」
深沢: 「……階級以外はな」(※木田の階級は深沢より上なのです)
悠乃: 「気にしすぎですよw」
キーパー: 圭一郎「あと、これはあまり良い知らせではないのですが……」
淵沼: 「なんですか?」
キーパー: 圭一郎「水澱地区には迷宮があるそうです。過去の記録を調査したところによると、その迷宮の中には義信さんの手によって封印された化け物が囚われているとのこと。十分注意してください」
各務: 「化け物とは?」
キーパー: 圭一郎「正体までは分かりません。でもその迷宮の地図が四鴛家に残されています。お渡ししておきましょう」
古海: 「ありがとうございます」行きたくないけど
各務: あー、そだそだ。アンクは古海に渡しておきましょう
古海: では、いざというときの囮役引き受けました
深沢: 出発する前に拳銃を着装したいです>キーパー
キーパー: 良いでしょう>深沢
深沢: 拳銃はS&Wチーフズ・スペシャルM36、38口径で。ニューナンブは嫌い
悠乃: スタンガンとか催涙スプレーなんかは?
キーパー: 催涙スプレーは入手可能でしょう。スタンガンは……どうかな?
深沢: じゃあメットとかの防具。探検用のロープ、灯り
古海: 迷宮潜る気満々ですか?>深沢
深沢: 「彷徨いたくないから」>古海
キーパー: 真雪「ヤル気マンマンですね!?」
各務: 真雪さんも相変わらず元気だねえw
キーパー: 真雪「明日をも知れぬクトゥルフですから」>各務
各務: 「意味深だなあ」
古海: 「前向きなのはいい事だが、我々は無知という名の孤島に……」ぶつぶつ
悠乃: じゃ、催涙スプレーと事務所の備品のデジカメを
キーパー: メットやロープ、灯りも入手は簡単です。許可します
悠乃: ストーカー対策の案件とかで昔のスタンガンがあったりすれば、それも持っていきますけど、なければ催涙スプレーを。自分の分と真雪さんの分
キーパー: スタンガンは……〈幸運〉ロール>悠乃
悠乃: (出目は56)成功してる!
キーパー: すたんがん を てにいれた!
悠乃: おー!
深沢: 素晴らしい
古海: 「真雪くんには渡さないようにね」>悠乃
悠乃: スタンガンを手に、素朴に思う「(鰐に効くかしら・・・)」
各務: 周辺の詳細地図はきちんと持って行くことにしましょう
キーパー: 真雪「コンビニで地図買ってきます!」>各務
各務: コンビニ地図ぅ!? ……不安だ
キーパー: 真雪「買って来ました!」 つ「北海道・網走周辺」
深沢: 「なめてんのか!」
淵沼: あほかっ!?
各務: ぽいっ>地図
キーパー: 真雪「……あぁ~」
各務: 大きな書店で売ってる詳細な地図買っていきますね
悠乃: あと、怜衣さんにアドバイスもらっていきますw
キーパー: 怜衣「死なないようにね。引き際が肝心です」(アドバイス)
深沢: 「……身に染みる」
準備を終えた一行は、各務のランドクルーザー100と深沢のパジェロミニに分乗して涼ヶ淵村に出発しました。
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