対決



4-1

深崎明日香 登場

 先沢遙の死亡から数日が経過しています。予想される四鴛義景との決戦に向け、プレイヤー・キャラクター(以下PC)たちは個々に対策を練っています。

 古海誠は前回、旧四鴛本宅で発見した魔道書『暗黒の儀式』を紐解きます。辞書とにらめっこの研究は、しかし実を結ばず、具体的な対策と呼べる収穫はありませんでした(〈ほかの言語(ギリシャ語)〉ロール失敗)。書中にセベクの記述を発見したので、後日再度その箇所を研究すれば新たな事実の発見があるかもしれません。
 自らの正気と引き換えに真実を探求するその姿勢は探索者の鑑と言えるものです。ただ、古海は確実に精神を蝕まれていっています。コチラの世界に、果たして彼は踏みとどまれるでしょうか?

 遠山悠乃は特別隔離病棟に収容された三間坂里香との面会を思いつきますが、重度の精神的ショックを受けた里香は現在昏睡状態にあり、その望みは叶いませんでした。また、前回旧四鴛本宅で採取した奇怪な証拠(畸形胎児の骨やホルマリン漬けを写した写真等)を専門医に見せて詳細な検分を依頼しましたが、こちらは悪戯だと思われてしまい(〈信用〉失敗)、目的を果たすことは出来ませんでした。確かに俄かには信じられない証拠の数々です。これも仕方ない事なのかもしれません。
 その他、押収したパソコンや精油等の事後調査は全て悠乃の手によってされましたが、運の悪いことにことごとくダイス目に裏切られ、持ち越しの懸案となってしまいました。着眼点は良かったんですけどねぇ……。

 前回、体に傷を負った淵沼順哉は安静にして回復を図ります。勤務する会社(白凰日報社)の新聞配達員に水澱地区の様子などを軽く尋ねてみますが、特に変わった様子はないようです。内情を知らない人から見れば、こんなもんです。

 淵沼同様、各務響也も傷の治療に専念です。

 前回の義景によるおぞましい実験の残滓に触れて、PC一行に一つの疑問が湧き上がります。
「三間坂里香は、果たして薬物によって促された幻覚・意識混濁のみを原因として、鰐男(セベクの子供)との交配実験の犠牲者となったのか?」
 悠乃は何らかの合意があった上での行為であると推理しました。古海は里香自身に義景に対する何らかの感情(思慕の情?)があった可能性を挙げます。
 屋敷にあった「実験記録」のビデオは何らかの儀式的意味を持つのか? それとも義景の悪質な戯れなのか?
 無論答えは出ません。

ライン

 白凰リサーチ事務所に古海、各務、淵沼、悠乃(+怜衣)が集合しているシーンから開始です。


深崎 明日香
深崎 明日香
Fukazaki Asuka
女性、28歳
刑事
県警
県警監察官室所属、巡査部長。白凰市連続警察官殉職・失踪事件専従。
先沢遙と同階級ながら、後輩に当たる。巡査拝命時、指導巡査が先沢で、それ以来「先輩」と慕っていた。深沢とも面識があり、真相が知りたいと願っている。女性ながら機動隊女性小隊の経験有りの武闘派。
通称:団長
プレイヤー:さんこん
古海: 事務所でどんよりと『暗黒の儀式』でも撫でてます
悠乃: うあ……(汗)
深崎: コツコツ、と事務所のドアを叩きます
キーパー: 怜衣「どうぞ」
古海: 顔だけドアに向ける
深崎: (かちゃ)「こんちわ。県警からきました。深崎明日香っていいますけど」
古海: 「県警? ご用件は?」
淵沼: 「また警察だ」
深崎: 「あー、……入っていい訳?」
キーパー: 怜衣「こちらにどうぞ」
悠乃: (お茶の準備しとこw)
キーパー: 真雪「ゆうのん、お茶だって」>悠乃
深崎: 「なんか辛気くさいところだよね。……そっちの本撫でてるお兄さん、不健康だよっ」
古海: 「そりゃね、辛気臭くもなります」
深崎: 「普通でしょ、ほら、窓も開ける!」
各務: うわ、不必要に明るいタイプ?w
キーパー: 真雪「体育会系だッ!」
古海: 「率直に聞きます。あなた、状況は理解されてますか?」>深崎
深崎: 「してるから来たんだよ。座っていいわよね?」
古海: 「どうぞ」
悠乃: お茶菓子を出すですよ つ旦
キーパー: 怜衣「深沢さんと先沢さんのことですね?」
深崎: 「あ、どうもありがとう。(ずずっ)……まあそいうことです」と言葉を改めて。「初めまして。私は県警監察官室の、深崎明日香といいます」
古海: 「理解してきているんなら肝の太い人だ。もしくはどこか抜けているか……」
各務: 「また監察官か……」(ぼそり)
淵沼: 「で、ご用件は?」
深崎: 「私はこの事務所に関わった警察官の連続殉職・失踪事件について……それと旧家の真相究明にあたるように命令されて来ています」
キーパー: 真雪「体育会系だな。西部警察みたいだ。あの人は"団長"にしようよ」>悠乃
悠乃: 「だ、"団長" !?」 >真雪
キーパー: 真雪「ヘリでショットガンだよ、きっと。かがみん、パイロットやらされるんだよ」
悠乃: (wwwwwwww)
淵沼: 「しかも箱乗りでな」
各務: 「おお、それなら参加してもいいぞ」>真雪
キーパー: 真雪「同僚刑事は皆ヤクザっぽいんだよ」
悠乃: (PL的に面白すぎます……爆笑)
深崎: 「……聞いてくれてる?」
淵沼: 「もちろん」
古海: 「聞いてますよ、団長さん。さぁ、続けて」
各務: うお、決定!?
キーパー: 怜衣「ヘリのチャーターなら各務さんに……」
淵沼: 「ショットガンはもってるんだろうな、当然」
キーパー: 真雪「サングラスは?」
淵沼: 「角刈りにしないとな」
悠乃: こ、ここは場を収拾せねば……パン!(手を打って)「はい! 皆さん、お客さんに失礼ですよ!」
深崎: 「もちろん私もすべての事象の把握をしているわけではないわ。でも、事実として三人殉職、一人が長期療養になった事実だけで、おおよそ解るわ」
古海: 「ええ、相当危険な事件ですよ」>深崎
淵沼: 「長期療養は別件だよ」
深崎: 「どのような事実であれ、警察として看過する訳にはいかない……。そして、民間人の犠牲をこれ以上増やすわけにはいかないの。……あなたがたも含めてね」
古海: 「そりゃ頼もしい」
淵沼: 「民間人? あ、そうか旧家の連中は民間人だっけ」
キーパー: 怜衣「敵か味方か。今はそれだけで結構です。深崎さんはどちらの立場でここにいらっしゃっているのですか?」
深崎: 「私は拳銃の特練生だったことを買われて、参加するように下命されたの」
各務: (うちに来る警官は全員、最初はまともっぽいんだが、実は……という人ばっかりだ。きっとまた……)
古海: 「拳銃か。果たしてどれほどの効果が……」遠くを見る目で本をナデナデ
淵沼: 「(ビルマの竪琴風に)戻ってこ~い!」>古海
キーパー: 怜衣「味方、ということですね? それであれば結構です。よろしくお願いします。さ、古海さん、握手して」
古海: 「はぁ、それではまぁ、よろしくお願いしますね」(にぎにぎ)
深崎: 「拳銃の常時着装許可、県警機動隊の銃器対策部隊の保有する全火器の持ち出し許可も受けてるわ。……ショットガン、レミントンM193もあるよ」(にっ)
キーパー: 真雪「キャップ、リーダーの地位が危ういよ!?」>古海
悠乃: 思わず古海を見返しちゃうw
古海: 「それもまた良し。ああ、ラヴェ・ケラフが私を呼ぶ……」
各務: 「うーむ、話がわけわからん方向に……」
キーパー: こうして団長が仲間入りしました

(ここまでのBGM「西部警察メインテーマ」)