対決



4-8

少し変わって戻ってきた日常

各務 響也キーパー: さて、各務
各務: はい?
キーパー: 各務の会社は貨物輸送を中心に受注が増えています
各務: おお、すばらしい
キーパー: 一人きりでは仕事を捌ききれないので、臨時で2人パイロットを雇った上に外注に出したりしています。新たにもう一機ヘリが必要だと思い銀行に設備資金の融資を相談すると、格安な金利で案件を取り上げてくれる内諾がもらえます
深崎: ほほー
古海: 裏の力か!
各務: 「なんかうまくいきすぎて困るな」
キーパー: 砂原景「このままだと私、もしかしてボーナスとか貰えちゃいますか?」
各務: 「そうだなー、ボーナスもどーんと出そうか~」
キーパー: 初めてのボーナスの気配に景は浮き足立っていますw
各務: 舞い上がる各務w
深崎: 初めて……?
各務: おう、初めてだw
キーパー: ただ……発注先の傾向から、これが十三家系列の仕事、つまり四鴛の口利きであることが何とな~くうかがえます
各務: 「ふーむ……」
キーパー: 砂原景「最近は会社に寄り付かないでどこに行っているのかと思っていたんですけど、ちゃんと営業活動して下さってたんですね。少し見直しちゃいました」
各務: 「いやあ、はっはっは」
深崎: 形を変えた口止め料か……
キーパー: とりあえず、しばらくは安泰そうです

ライン

古海 誠キーパー: 次に古海
古海: うい
キーパー: 古海を名指しの依頼が増え、案件処理のために臨時に「古海班」が組織されました。白凰リサーチ所属の探偵に加え、フリーランスの探偵も臨時職員として参加する総勢8名からなるチームです
古海: おお、胡散クセー
キーパー: 鸛坂怜衣もメンバーに名を連ねています。もちろん怜衣は何も言いませんが、おそらくこれも圭一郎の口利きによるものでしょう
キーパー: 探偵A「古海さん、独立とか考えていないんですか?」
古海: 「ん、ああ、悪い何だって?」ボーっと
キーパー: 探偵B「白凰リサーチが新たに支所を構える話があるそうだ。そうなったら所長は文句無しに古海だな」
古海: 「……ちょっと休暇がほしいなぁ」
深崎: ほほー
キーパー: 怜衣「……」(ニヤリ)
各務: ニヤリって……w
キーパー: そんな感じで順風満帆な古海です

ライン

淵沼 順哉キーパー: 続いて淵沼です
淵沼: はい
キーパー: 1ヶ月ほどの療養生活から退院して編集部へ行くと……
キーパー: 編集長「淵沼、この企画、やってみろ!」
淵沼: 「へ?」
キーパー: 淵沼は白凰日報で取り扱う新たな企画の責任者として抜擢されました。「クサカベ・グループの暗部を暴く!」といった論調の、何とも利権絡みな感じの企画です
淵沼: 「病み上がりになにさすねん」ぶつぶつ
キーパー: クサカベのご機嫌伺いで記事を書いていた編集部が何とも思い切った企画を立ち上げたものだ、という印象です。何者か、強力な後援者がいるのかもしれません
淵沼: 「ありえへんやろ、この企画」
キーパー: 編集長「……」(ニヤリ)
各務: あやすぃ……
深崎: 露骨なまでに

ライン

キーパー: 深崎です
深崎: いえっさ
キーパー: 署内の親十三家派から派閥に加わるようにとの勧誘があります。派閥に加わればなにかと良い待遇が受けられるような口ぶりです

ライン

キーパー: 悠乃にも何か話があったでしょうが、それはまた別の機会に

ライン

キーパー: 四鴛義景にまつわる事件を解決したことにより、皆さんに〈信用〉10%が与えられます
深崎: やりー
各務: おお
淵沼: ありがたい
キーパー: 加えて〈クトゥルフ神話〉が5%上昇します
深崎: これはいやだなあ
古海: 11
深崎: 6
淵沼: さっきの7と併せて12も上昇
各務: 現在のSAN値に上限値が近づいてきたw
キーパー: また、全員に1D8ポイントの正気度ポイントが与えられます(各務が5、古海が1、深崎が3、淵沼が2ポイント、それぞれ獲得しました)
深崎: ……って、たいしたことないなあ。ぐすん
淵沼: 収支が合わん

ライン

キーパー: さて、真雪はしばらく事務所に出入していましたが、やがて姿を見せなくなりました
古海: 忙しさの中、ふと気が付くと彼女はいない
キーパー: ある日、備品管理室のチェックから戻った鸛坂怜衣が不安そうに首を傾げつつ、その場に居合わせたPCに尋ねます。「あの、四鴛義景が使っていた鰐のウアス杖がどこにも見当たらないのですが……どなたか知りませんか?」
キーパー: 水星(セベクの星)は、未だに不自然に輝き続けています
キーパー:to be continued...


------------------ セベクの復活『対決』END ------------------