"井戸をくぐらせる"
義景の死と同時刻に清淵地区を制圧していたペトスコスと鰐の大群は涼ヶ淵の水中へと姿を消したとのことです。十数頭の鰐が捕獲されましたが、大部分の鰐は水の流れに乗って逃亡しました。最終的に今回の騒動は犠牲者は78名にも及ぶ大惨事になりました。
また、水澱地区の住民は清淵地区の鰐騒動から解放された警官隊によって制圧されたそうです。
キーパー: では療養中の淵沼と悠乃を除いて、残りの面子が四鴛本宅に呼び出されます。最終報告という奴ですね
キーパー: 圭一郎「ご苦労様でした。これで一段落です。まだまだ問題は山積みですが……」
深崎: 「ふふん」
キーパー: もしルールブック付属のキャラクター・シートを使っている方がいれば、【探索者のデータ】欄の【家族&友人】に「護封十三家(四鴛)」を書き込んで良いです
深崎: サラサラ……
キーパー: なお、義景の死体は圭一郎のほうで確かに処分したそうです
キーパー: 圭一郎「今後も困ったことがあれば、互いに助け合っていきたいものです」
深崎: 「今回で充分困ったけど」
古海: 「出来ればこんな大事にはもう巻き込まれたくないですがね(ボソッと)」
各務: 「まったくだ」
キーパー: で、押収品を渡すと、圭一郎は鰐の仮面を手にとって、それをじっと見つめます
古海: 「義景氏の使っていた仮面です」
キーパー: 圭一郎は仮面を持ったままジーッとそれを見ています
古海: 「圭一郎さん?」
キーパー: 圭一郎「いえ、私の勘違いだとは思うのですが……。この仮面、私が以前見た物よりも、こう、新しいように思えましてね」
古海: 「まさか! 正真正銘、義景氏の使っていたものです」
キーパー: 圭一郎「私が過去に見た仮面には右目の上に銃創があったのですが、ホラ……」そう言って圭一郎は仮面を見せます。圭一郎「傷なんか無いでしょう……?」
古海: 「勘違い、というわけではないですよね?」
キーパー: 圭一郎「恐ろしい仮面だと思って印象に残っていますから、多分……。いや、勘違いかもしれませんね。はは……」
深崎: 「なあーんだ、ははっ」と脳天気に
古海: 「……ウアス杖の方はいかがですか?」
キーパー: 圭一郎「これは鉛蔵に入っていた物ですよね? ちゃんと見るのは初めてです」これらの押収品は四鴛家内のゴタゴタ(家督相続や、その他諸々の後始末)が片付くまで、白凰リサーチで保管しておいて欲しいと依頼されます
古海: 「……承知しました」
キーパー: 圭一郎「後はこちらの方で井戸をくぐらせますので……」(※「井戸をくぐらせる」というのは白凰市独特の言い回して、「始末をつける、後片付けをする」という意味です)
深崎: 「あんじょう、よろしゅうに」
各務: 「すべて終わったなあ……」
古海: 「……」
深崎: 「すべてがね。でも、亡くなった人達は、返らないけど」
淵沼: その頃淵沼は病院で先崎(※『アッシュールバニパルの火の石の呪い』参照)相手に「巳年の人間は爬虫類の親戚なんだ、間違いない」とか言ってますw
紫苑美弥子は四鴛家によって保護され、看護されることになります。精神を破壊されているとは言え、血統からいって最も四鴛家の家督を主張できる人物が彼女なので、今後相続争いに巻き込まれるのは必至でしょう(本人の口から権利の行使は主張されないでしょうが、美弥子の存在の利用を企む分家筋がいないとも限りません)。
深崎: 気の毒に
各務: 金持ちの家は大変だなあ
田村花梨の命に別状はなく、義景に嗅がされた麻酔薬(エンフルラン)や精神的ショックで数日入院するものの、若さも手伝ってすぐに快癒しました。後日弟の俊二を伴って、白凰リサーチの事務所を礼を言いに訪れます。
この事件を機に田村姉弟は再び両親と共に白凰市で暮らせるようになったそうです。
水澱側の迷宮の入り口はセメントで塗り固められ、元白凰区側(旧四鴛本宅裏)の出口となっていた《門》も封鎖されました。
木田の仇をとってくれたことに対するお礼の電話が、林と森村から入ります。
キーパー: 林「これからも涼ヶ淵村の平和を守るためにドリフト走行の修行を積みます!」
深崎: しなくていい
各務: ww
キーパー: 森村「スゲー! 林スゲー!!」
古海: 「何かあったらまたよろしく」
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