嗤いゑびす



キーパーの言い訳。

 異質な存在を妄信する、排他的で閉鎖された集団。そう言うテンプレ的なカルトの逆を行って、「小規模な村落共同体だが、閉鎖されていない」、「異質な存在を、誰一人把握していない」事にしてみました。 結果、探索者は命を掛けて冒険する事も無く、異質な存在を目の当たりにする事になります。
 民俗学に全振りした、和風なシナリオです。 気心の知れたメンバーだからこそ、ギリギリ成立したと言えるでしょう。 毎度の事ながら、付き合ってくれるメンバー諸氏に、心からの感謝を捧げます。
 明らかに「静」のシナリオなので、次の機会には「動」なシナリオを用意したいと思います。

村雨:ところで、「嗤いゑびす」の正体って何ですかね?

 嗤いゑびすの正体。
 「旧き神」の一柱として考えました。 誰もが知ってる「えびす様」なので、旧支配者は無いだろうと(笑)。戦闘する暇も無いシナリオなので、数値すら設定していません。
 常島の住民は、死後に一種の奉仕種族(水死体)と化す訳ですが、全く攻撃性は無く“ただ在る”存在です。 湧き水によって“縛られている”住民たちは、その事を自覚する事無く、強い郷土愛によって小規模な共同体を維持して行く事になります。
 その異常さを覗き見る所が、ホラーかなと。

 以上、多岐に渡る言い訳でした(笑)

 キーパー:へむれん、リプレイ作成:有味 風
 素材提供サイト:イラストAC