#2a 香住 薫




(アクション・1)

1AP目:「夕貴に会いに行く」
 夕貴に会って、話を聞こうとします。沙奈枝の結婚についてとか、夕貴自身について(イメチェンのこと)とか、昨日の忠告(?)についてのこととか。

2AP目:「花婿に挨拶(祁堂家)」
「この人が沙奈枝ちゃんの・・・」ってな感じで、花婿を偵察に行きますw。その際、花婿がこの結婚をどう思っているのか(単に持ち回りの義務なのか、それとも愛情が介在しているのか)を探りたいと思います。



(リアクション・1)

【夕貴に会いに行く】
 金色の髪の従姉妹を探してあなたがたどり着いたのは、高台から村を見下ろす厨子神社だった。
 厨子村で最も目を引く建造物が、芦鷹の管理する厨子神社である。厨子村の規模からすると、立派過ぎるほどに感じられる豪奢な社殿に至るには、山の斜面に沿って積まれた数百段の石段を登って来なくてはならなかった。
 石造りの鳥居をくぐると朝日に照らされた境内が浮かび上がる。左右から灯篭に照らされた石畳の参道が社殿の前まで続いている。
 賽銭箱の前まで行って上を見上げると、なるほど、噂どおり鈴が付いていない。何かを吊るす金具のような物が見えることから、どうやら鈴は取り外されているようだ。

「やっぱり厨子がアヤシイかな」
 社殿を眺めていたあなたの耳に届いたその声は、女性のものだった。あなたに話しかけた言葉ではなく独り言のようだ。声がした方を見ると、あなたからは死角になっていた社殿の陰から、若い女が姿を現す。金色の髪―――香住夕貴だ。
 境内に人がいることに気づいた夕貴はギョッとした様子を見せたが、相手が顔見知りの従兄弟だと分かるとホッとした様子で幾分気を緩めた。
「まだ村にいたんだ。次のバスは夕方だよ」
 夕貴は腰に手を当て、呆れたように首をかしげてあなたを見る。
 変わってしまった夕貴。今の夕貴は厨子村では決して形成されることのない異分子だ。いつからかは知る由もないが、あなた同様、夕貴も厨子村の外で暮らしているのだろう。そして今回の厨子夜婚の儀のために呼び戻されたか、自ら戻ってきた。
 昨日といい今日といい、何故村から追い出したがるのか? あなたがその疑問を口にしても夕貴は明確な答えを返してはこなかったが、代わりに一つの謎かけを返してきた。
「どうしても出て行く気が起こらないなら、村はずれの墓地を調べてみると良いよ。すぐにでも荷物をまとめたくなるから」
 嘲るように、挑発するように、薄く笑いを浮かべる。
 夕貴はあなたの横をすり抜けて、ポニーテールを揺らしながら走り去った。

【出題】
 2AP目の行動をキャンセルして、【村はずれの墓地を調べる】ことができます。ただし、墓地へ行くには時間がかかるため、3AP目のアクションも自動的に【村はずれの墓地を調べる】となってしまいます。
 もちろん予定通り2AP目に【花婿に挨拶】に行くことも可能です。
 どちらを選択するか決定して申請してください。



(アクション・2)

 2AP目の行動をキャンセルして【村はずれの墓地を調べる】に変更します。

「なんだって言うんだ? いったい」

 内心の苛立ちを紛らわすかのように、そんな言葉が口を吐いて出た。
 変わらない沙奈枝。変わってしまった夕貴。
 二人の従姉妹のことを考えながら石段を下っていく。
 下りながら、薫は先程の夕貴の科白を思い返していた。

「墓地に行ってみれば判る? なんで墓地なんかに・・・」

 言いながら、薫はすでに墓地に行くことを決めていた。
 夕貴に対する意地と、少しばかりの興味と、そして不安がないまぜになった気持ちを抱きながら・・・。



(リアクション・2)

【村はずれの墓地を調べる】
※このアクションは3AP目に判定します。