#4 情報開示
【情報開示】
プレイヤーの皆さんは今回のアクションに対するリアクションで知り得た情報を開示してください。方法はこの発言に対するコメント(RE:)の形でお願いします。
手に入れた情報、気になった出来事、出会ったNPCとその素性等、なんでも結構です。
最低一つは情報を開示して下さい。
尚、今回が情報開示の最終回となります。
楢須藤 竜一
今夜は厨子夜婚の儀が行われる・・・
この村に帰ってくるまでいくら特殊とは言え、私はただの結婚式にすぎないとたかを括っていた。だから結婚式用に礼服を持ってきていたが、今着ている服は違う。
濃い紫のスーツに、純白のシャツ、襟元には弁護士の証の金バッジ。
そう、これは私の「戦闘服」だ。ここ一番の勝負の時、私はいつもこのスーツで乗り切ってきた。
このスーツは母が私が弁護士になったときにあつらえてくれた物だ。「紫など趣味が悪い」と言った物だが母はここ一番の時はこれを着ろと言って譲らなかった。今から思えば母は何かを私に伝えようとしたのかも知れない、が、今となってはそれを確かめるすべはない・・・
蒼戸空也にあった。もはや残された時間は少ない以上ためらっている場合ではない。
我々はかなり出遅れている、真実への道は急速に閉じられようとしている。しかし錐ほどの穴が、綻びが、「矛盾」があるのならばそこから必ず切り崩してみせる。突破してみせる。今まで私がそうしてきたように・・・
だが、蒼戸空也から出てきた言葉は私のそのような思いをあざ笑うかのようにこちらの予想を超えていた。
「厨子夜婚を妨害して、厨子村を・・・『潰す』」
そう断言した彼の表情からはいつもの張り付けたような薄笑いは消えており、冷淡な事実のみを告げる顔であった。間違いない、彼は本気だ。
さらに彼は言葉を紡いだ、「厨子村の役目は今晩で終わる・・・」「花嫁がどうなろうと知った事じゃない・・・」
誰が被害者なのか? 誰が加害者なのか? 守られるべきは誰なのか? 弾劾されるべきは誰だ? 罪を負うべき物は誰だ? …真実は・・・何処にある?
今すべき事はなんだ? 今出来ることは何だ? そもそも真実など・・・存在するのか?
混乱した私をあざ笑うかのように、まもなく厨子夜婚が始まる・・・
香住 薫
守りたかった。救いたかった。
僕の幼馴染を。沙奈枝を。
だから、儀式を邪魔するために、儀式に必要な道具を盗もうとまでした。けれどそれは失敗に終わり、僕たちはどうすればいいのか悩んでいた。
そんな時。
香住本家に呼び出された僕はその言葉を聞かされる。
「夕貴を殺して頂戴・・・」
ソレを言ったのは香住家の当主、夕貴の実の母親。
世界が歪んだような気がした。そして、伯母に口答えしたことなどなかった僕が、気がつけば拒絶の言葉を口にしていた。
「そんなこと・・・。できるわけないでしょう!!」
悲しかった。
悔しかった。
そして、怖かった。
娘殺しを決意させるほどに、この人たちは村と、儀式というものに囚われている。
やはり、こんな儀式はやめさせなければ。なんとしてでも。
天野 信一
言うまでも無いことですが、私達には絶対的に情報が不足しています。
そこで、村人の中に協力者を得ることが出来ればと思い、芦鷹巧美さんを説得してみました。
彼女もこのまま一生を村に縛られて生きていきたくはないだろうと考えていたのですが、答えは「否」でした。落ち着いてはいても彼女がまだ10代の少女だということを失念していたのかもしれません。私の失敗です。
儀式の直前です。
すでに情報を収集している時期ではなく、行動に移す時なのかもしれません。このままではまた悲劇が繰り返されてしまう。母と同じ様な人を出してはいけないのだ。
医者として・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・今度は負けない。
玉木 司
純粋な好奇心。
始まりは、全てそれだ。
私が「厨子夜婚の儀」が普通じゃないと気付いたのは、何時だったろうか。
民俗学から宗教学、果ては文化人類学まで齧って得たもの。それは、パズルのピースだ。
今、私は新たなパズルのピースを手に入れた。
組み上がる絵柄が何なのか、それは知らない。
目の前にあるから、欲しくなった。
ただ、それだけだ。
どうやら、私は「普通ではない」村で生まれたらしい。
そう考えると、私の歩んできた道もまた、必然の産物なのかもしれない。
白いYシャツと、私の誕生石「紫水晶」の嵌め込まれた腕時計。
これらの品は、私を守ってくれるだろうか。
その答えは、今から明らかになる。
この村へ来る時に、同じバスに乗り合わせた面々。
両親の顔など疾うに忘れた私と違って、彼らには忘れ得ぬ「絆」がある。
余所者は、この村へは入れない。
しかし、既にして私は「共同体の中の異物」であったのかもしれない。
だからこそ、私は知りたいのだろう。
私は、全てを見届けるつもりだ。
神崎 浩輝
1つの選択を迫られた時、その決断は村との、香住家との決別をも意味することとなった。
その選択を後悔する気持ちは全くない。
このまま村を出て、二度と帰って来ることはないだろう。
祭儀に巻き込まれることなく帰る、それが望みだったはずだ。
だが、今はそうすることがなぜかためらわれる。
あたまの中で先に訪れた生家やそこで会った幼なじみの顔が思い浮かんでくる。
やはりここは私の生まれたふるさとなのだ。
前代の村長に会ってきた。
蒼戸雄三郎について知っているかと思ったからだ。
やはり雄三郎は50年前の祭儀に関わっていたようだ。
その時の花嫁に横恋慕し、祭儀を妨害しようとした男だという。
彼が本当に祭儀を妨害したのかは、どうでもいい。
問題はその祭儀で、過去最大の犠牲者を出したと言うことだ。
蒼戸空也は50年前と同じことを繰り返すつもりなのだろうか?
このまま祭儀を執り行っても、犠牲者が出る。
下手に妨げようとしても、犠牲者は増えるだけ。
祭儀を行わないのが一番だと思うが、御三家の夜婚の儀への執念は先ほど思い知らされたばかりだ。説得など不可能だろう。
空也を御三家を出し抜いて被害無く全てを終える、それは都合の良すぎる考えなのか? 頭のなかで思考が堂々巡りのまま、私の足は知らず知らずに厨子神社へと向かっていた。
津島 幸乃
○月●日
今、神社にいる。私の目の前で淡々と儀式の準備が進んでいる。
今日会った蒼戸空也も祁堂礼一も、独自の思惑をもって儀式に臨むつもりらしいが、大した情報は得られなかった。儀式を止めたいと思ったが、結局、何の手がかりも得られなかった。
神社には行けないと、圭ちゃんからメールが来た。圭ちゃんが私との約束を破るのは珍しい、おそらく何かあったのだろう。ああ見えて結構抜けてるところがあるから、無事でいてくれるといいのだけど。
もうすぐ儀式が始まる。これから何が起こるのだろうか。
もう一度圭ちゃんに会いたい、今はそれを強く願う。
朝倉 圭
護符は所有者を護るだけで、一度に複数の人間を護る事はできない。つまり、四神の護符が名の通り四枚しかないとすれば、確実に生き残れるのは四人だけ・・・。
・・・何故こんな事になったのか。私が厨子村の出身だから? 芦鷹の家の者だから?
いや、自分の心が弱いからだ。そして、護ろうとする自分に酔った。自分を呪うしかない。
厨子夜婚の儀を邪魔しようとする者は、排除される。幸乃がたいした情報を得られていなかったのは幸いだった。そして、幸乃と一緒に儀式を阻止できないかと行動していたはずの私が、排除する側に回った。自分なりに覚悟を決めて行ったけれど、所詮は素人。あの男に傷を負わすことは出来たが、逃げられた。
護符を手に入れて、幸乃を守ることができなかった。
失敗したとはいえ、嫌疑がかからないとはいえ、私はもとの自分には戻れない。
幸乃には会えない。
厨子夜婚の儀という名の裁きを待つ。