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●広がる斜面。木もふんだんに茂り、とても気持ちのいいお昼寝場所に。 |
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元々くさ〜いごみ捨て場だったこの丘を公園にして、都市の空気清浄機的役割を果たさせたのがナポレオン。世とオースマン知事。自然の地形を活かしつつも、水を引いて滝を作り出したり、屹立した崖を創り出したりと、結構人造的な公園でもあるのです。でも何と言っても陽当たりの良い斜面でのお昼寝が最高のこのビュット・ショーモン、ピクニックの準備をしてぜひ訪れてみて欲しい私の一番のお気に入り公園。
まずは一番の目玉(?)公園中心部にそびえ立つ展望台から。丘から陸路を通って行くか、池の上に渡されたキョーフの吊り橋を渡ってこの展望台に行ける。吊り橋はですね、ちょっと揺れます。高所恐怖症の方はおやめになったほうが無難。歩きながらワザと揺らす不遜な輩もいるし。吊り橋を渡った場合、くねくねとしたくら〜い洞窟を通って頂上まで行くことになり、閉所恐怖症・暗闇恐怖症の方はおやめになったほうがやはり無難。色々難関をくぐり抜けた末(陸路を行けば何でもないが)たどり着く頂上には白い神殿が。そこからはモンマルトルやサン・デニ方面の景色が一望。天気が良ければサクレ・クール寺院も見えるぐらいの見晴らしの良さです。
その神殿のある崖をぐるりとまわっているおおきな池。多くの水鳥が生息しているようです。中には珍しい黒鳥の姿も。やっぱりカモが多く、親子でくつろぐ光景も多く見られます。もちろん貸しボートもあって夏はゆらゆらボートに揺られるのもいいでしょうね。水面に垂れる柳を初めとする木々、降り注ぐ太陽の光、まるで映画のようで。そしてこの池のはじっこは大きな人工の鍾乳洞に繋がっています。恐る恐る鍾乳洞の中に入ってみると、そこには32メートルの滝が。わざわざこんなものを作ったっていうんだから、アナタ…。
公園の中に売店、なんて言うものやカフェは見あたらないのだけど、ちょっと高級そうなレストランめいたものがあり(未確認なの…)、その名もPavillon du Lacとゆーらしい。
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