1月26日、旧正月。どんな雰囲気で朝を迎えているのか気になったので、ホテルから地下鉄建国門駅までの3kmを歩いてみることにしました。
ホテルから地下鉄でちょうど1区間南へ歩くと、建築雑誌などで掲載されていたCCTVの新社屋があります。建屋は完成したものの外構工事が残っているのでしょうか?敷地周辺はフェンスで囲われています。それにしても不安定そうな形をしてますね。
歩いた場所がビジネス街や大使館街だったこともあって、昨夜の喧騒とはうって変わって静かな朝です。広場や道路の真中といった、至るところに花火や爆竹の残骸が残っています。一体これを誰が掃除するのでしょうか?
建国門駅から地下鉄2号線で前門駅へ。
前門大街は、清朝末期頃の街並みを再現する工事が進められていたけど外観は工事が終わったようです。路面電車(架線集電ではなくバッテリ電源)も走っており、雰囲気はとても良いです。ただ、ほとんどの建物で内装工事中だし、春節のため営業しているお店はごくわずか。
前門大街から北上して天安門広場へ。天安門広場に入るところで手荷物検査とボディーチェックがありましたが、いつもやっているのでしょうか?
それにしても、デカイですね。その広い広場に中国各地からの旅行客がたくさんいて思うように歩けない。春節は自宅で家族と過ごすんじゃなかったの??
天安門を抜け午門まで行くと、チケット売り場や門が閉まっている。年中無休のはずなのに…と思いながら周辺を歩いていても開く気配がない。仕方がないため、故宮のお堀沿いに歩いて故宮の北にある景山公園へ行くことにした。
景山公園(入園料:2元)には高さ43mの人工の築山があり、山頂の万春亭からは故宮が一望できます。中に入れないなら、せめて上から覗いてやろうと万春亭から故宮を見ると故宮の神武門が開いているじゃないですか!開いたのであれば、故宮を見ずして帰れないので早速下山する。
神武門に着くと、”1月25日は12時閉場、1月26日は12時開場”とちゃんと掲示されていた。午門ではこの掲示はされていなかったが…。昨日の天壇公園といい故宮といい……、まぁこれも中国らしいといえば中国らしいアバウトさかな。
故宮(入場料:40元)はかつて紫禁城と言われ、1987年に世界遺産に登録されています。
修復工事を行なっていた太和門・太和殿・神武門の工事は完了したようでしっかり見ることが出来ました。その中でも太和殿は大人気で、内部の写真を撮る時は押し合いへしあいして大変でした。スケール感といい装飾といい、この目で見ると圧倒されてしまいます。メインとなる建物を見るだけでも2時間かかってしまいました。
天安門まで戻ってしまったのと歩き疲れたため楽して行ける所ということで、当初予定に無かったオリンピック公園へ行くことにしました。
ここもツアーの定番地のようで、中国各地から来ているであろう観光客がいっぱいいます。ただ、故宮と違ってここでは欧米人をほとんど見かけませんでした。
この日も、夕食とお土産を買うために王府井へ。
王府井小吃街では屋台が開いていたので、ここで食事をする事に。串焼きが多く売られ、牛や羊はもちろんサソリやタツノオトシゴなども串焼きで売られていました。サソリは生きた状態で串刺しされているんですね。指でつつく人はいても買う人は誰もいませんでした。
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