観光客に開放されている万里の長城の中で最も整備されているのが八達嶺長城。
現地手配でここへ行こうとすると
1.バスツアー(前门発着、昼食・明十三陵観光付き:160元)
2.路線バス(德胜门発着、919快:片道12元)
3.タクシー(運転手との交渉次第)
4.鉄道(北京北站発着、和谐长城号:一等席17元,二等席13元)
の4つがある。以前であれば鉄道を使う事は考えられなかったようだが、今は八達嶺長城観光用に「和谐长城号」が北京北駅-延慶間を1日8往復運行していて、八達嶺まで70分で行けるので迷うことなく鉄道を利用することにした。
ホテルから地下鉄を乗り継ぎ、始発駅である北京北駅へ向う。
この「和谐长城号」は客車7輌の前後にディーゼル機関車が連結され、1号車から3号車が一等席、4号車がビュッフェ(4人掛けテーブル8台とカウンター席あり)、5号車から7号車が二等席という編成。車内はとても綺麗で、ほとんどの区間を50km/hで走行することもあって乗り心地は日本の鉄道と比べても遜色はないです。
途中、居庸関長城が見えたり、青龍橋駅でスイッチバックがあったりと鉄道の旅も充分楽しむことができます。
隣に座った女性客が話し掛けてきてくれたので少しだけ中国語で会話したけれど、話が通じることの嬉しさがある一方で会話能力の無さを痛感しました。
八達嶺駅に到着すると、まずは帰りの切符を買うため窓口へ並ぶ。順番が回ってきたので「今天的Y580次、要一张票。(今日のY580号の切符を1枚下さい)」と告げたら「啊?(なんだって?)」と返してきた。めげずに「今天的Y580次、要一张票。」と告げると、またしても「啊?」と返ってきた。後ろで待っている人がいるので結局筆談で切符を買ったけど、そんなに僕の中国語はダメなのかなぁ。しかも、僕の前に切符を買っていた金髪女性は難なく買っていたから、さらにショックは大きい。
※この「啊?」、漢字で書くと何てことないのだけど、音としては尻上がりに「あぁ~?」なので意味を知っていても余計に凹みます。
八達嶺駅から長城まで徒歩で10分ほど。駅前ではタクシーの運ちゃんが「乗ってかんか?」って誘ってくるけど無視です。
入場券(40元+保険2元)を購入し、まずは坂が緩やかな北側を攻めます。これで緩やか?っていう場所もいくつかあり、ハアハアゼイゼイ言いながら皆登っていきます。途中の北4楼付近では、長城へ登った記念品としてメダルとプレート(どちらも50元)が売られていて名前と日付を彫ってくれます。
一番北の北8楼まで往復するだけで約2時間。帰りの列車までまだ1時間以上あるので坂が急な南側に挑戦。40度近くあるんじゃないかと思う階段もあり思ったほど進めませんでした。それでも、北側の長城が綺麗に眺められたので登った甲斐はありましたね。
北京市内に戻り、mixiで知り合った北京出身の人と王府井にある全聚徳へ北京ダックを食べに行きました。北京ダックを食べたのは初めてだったけど、脂が乗っていて美味しいですね。北京ダック(半分)やキノコのスープなど計4品頼んだのですが、これだけでもお腹が一杯になりました。これで400元だから安いものです。
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