2009年北京(4日目)

 今日は最終日。とはいっても天津発着にしたため移動のみ。9時にJTBのガイドが迎えにくるので、15分前にチェックアウトした。
 すると、フロントやコンシェルジュが「チケット」とか「スリー・チケット」と言っている。「チケット?」と問い掛けても話が通じるわけもなく、ある一人が「火车票」と書いてくれたので、何を言っているのか理解できた。

 事の発端は1月初旬に遡る。北京北駅から八達嶺駅へ行く列車の切符が、春節の大移動のために売り切れになる可能性があったので、北京の旅行会社(北京散歩)に切符購入を依頼。日本を発つ前に「切符が購入できた」との連絡が入ったため、到着日の16時にホテルのロビーで直接受け取ることにしていたのだ。
 ところが、その旅行会社が切符をコンシェルジュに預けていた。始めは「何の連絡もなしに約束を勝手に変えるなっ!」と思ったがホテル到着が思ったより早かったので、こうしてくれたお陰で天壇へ行く時間ができたのだから結果オーライ。
 もちろん、チェックイン時にコンシェルジュから無事に受け取ったので八達嶺長城へ行けた。
 だからチェックアウト時にチケットと言われても何の事だか判らなかった。ましてや「トレイン・チケット」を「スリー・チケット」と聞こえていては…。

 ただ、これが判ったとしても答えるのに困った。「我已经……」そう「受け取った」という言葉が出てこない。なので「OK,OK!」と笑顔で伝えたら向こうも理解してくれたようだった。
 これで「收到了(受け取った)」という言葉を忘れる事はないだろう。旅に出て何か一つでも得て帰れるのは嬉しいですね。


 予定より30分早くセントレアに到着。
 荷物を受け取り、税関へ行くと「鞄の中を見させてもらって良いですか?」ときた。調べられて困る事は無いから「良いですよ」と調べてもらったが、どういう基準で調べる人を決めるんですかね?昨年も上海から帰国した時に鞄を開けたんですが…。そんなに悪い事しそうな顔かなぁ??
 もし「こいつなら文句言わないだろう」なんて考えだったら、文句言いたいね。

 それにしても、ほうれん草のお浸しがこんなに美味しいとは…。帰りの機内食の一品だったのだけど、日本人なんだなぁと実感しましたね。