錆びた非常階段

「ハハハハ、カワイソー」

「チョー悲惨って感じー。」

「一番ヒドイことしたの、だーれだ?」

「えー、あたしー? ウソウソ、違いますー。」

「私は止めたモンねー。ハハハ、なんてね。」

「ヤダもう。私にも水かかっちゃってる。これ何?」

「しらなーい。そこのバケツに溜まってた水ーっ。」

「そんじゃ、もう帰っちゃうから。あと、ヨロシクー。」

「ざーんねーん、もうチョット一緒に遊びたかったのに。」

「早く誰かに見つけてもらえると良いねー。」

「男子たちに先に見つかっちゃったら、ゴメンネー」

「ありえるー、こんな格好見ちゃったら、あいつら何すっか、わかんないかも、アハハ、超ウケル!!」

「じゃ、また明日ネッ!!」

「明日になっても、誰も来なかったりして。」

「しかも授業始まっても、誰も欠席に気付かなかったり!?」

「存在感、無さ過ぎー!! キャハハッ。マジ、そうかも!?」

「ハハハハハハ」
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