佐々木禎子さんについて

    

1月29日・北海道札幌生まれ、在住
     雑誌初掲載は92年『野菜畑で会うならば』(雑誌JUNE)、
     初単行本は96年『欲求不満なラプソディー』(スコラ刊)
     以降、フランス書院、白泉社、徳間書店などでボーイズ系小説を発表中。

      私と佐々木禎子さん。

      ビビってます。
      いや、べつに、てこりんにカツあげされただとか、
      奇矯なふるまいを見せつけ られただとか、そういうことではないんです。
      むしろ、その逆。
      いつもとても潔い態度で冷静に接してくれる人なので、
      「ヤバい、私、あんま りくだらないことウダウダ言ってると、
       この人に見捨てられちゃう!」という 気負いが! 勝手に私の中に!
      ……とかなんとか言って、いつも、甘えさせてもらってるんです けどね。
      日常生活を大切にして、きちんと生きている人。
      それでいて、自己申告「協調性のない羊」。
      彼女の作品群や、読書日記をごらんになっていただければ、
      みなさまにも私がてこりんに抱いているふしぎな感触みたいなものが
      ご理解いただけることでしょう。
      率直であるがゆえにひとすじなわでは行かないというか、
      直球ゆえに球が行方不明というか。

      脳内レンズの構造が、人とは違っている感じしませんか。彼女。

      私がてこりんを理解できるのは、きっと百万年先のことでしょう。

(1999年記・文責・金丸マキ)

                   

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