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バクダンキットの取り付け


2005.11.1 新規

このページではKENSO社から販売されている「バクダンキット」の取付レポを紹介します。
まだNSR80のエンジンを載せかえる前までは、63ccボアアップにノーマルキャブレターという構成でしたが、その時に出会ったのが「バクダンキット」でした。
その時は半信半疑でしたが、CDIの「バクダンカプセル」と合わせて取り付けてみた所、体感的に劇的に変化があった事を今でも覚えています。
その後月日は流れて現在のスペックになったのですが、キャブレターをPWKに変えて更に「バクダンキット」を組み込むとどうなるのかやってみました。


バクダンキットとは?

バクダンキットの主な特徴は、キャブレターで使用するジェットニードル(JN)とメインジェットの形状にあります。
特徴的なメインジェットから吸い上げられたガソリンは、通常のメインジェットと比べ霧化の促進が高いとされ、更にジェットニードル先端部付近に溝が吸い上げられるガソリンの霧化,さらには乱流を発生させる事で、燃焼効率が高い混合気をガソリンに送り込む事ができる。。そうです(笑。
今回用意したのは、FCR/PWKキャブレター用のバクダンキットです。

パッケージ 画像をクリックすると拡大図が表示されます。

バクダンキットのパッケージです。
写真では二つありますが、実際は一つで一台分となっています。
パッケージ内容 画像をクリックすると拡大図が表示されます。

バクダンキットのパッケージ内容です。
メインジェットとジェットノードル,取扱説明書,ステッカーが添付されています。
添付状態 画像をクリックすると拡大図が表示されます。

このような形で添付されています。
ジェットニードルはスポンジの縦溝部に収まっています。
メインジェット1 画像をクリックすると拡大図が表示されます。

メインジェットの形状の比較です。
ノーマルと比較して頭部が三角になり、ガソリンの排出口が3つ開いています。
メインジェット2 画像をクリックすると拡大図が表示されます。

上記写真からアングルを変えたものです。
メインジェット取付状態 画像をクリックすると拡大図が表示されます。

メインジェットを取り付けた状態の写真です。
これを見ると穴が三つ開いているのがわかります。
ジェットニードル1 画像をクリックすると拡大図が表示されます。

続いてジェットニードルです。
ノーマルと比較して若干長めです。理由は下の写真にて。
ジェットニードル2 画像をクリックすると拡大図が表示されます。

クリップの段数が、ノーマル5段に対して7段あります。
ノーマルの3段目(真中)が4段目に相当するので、上下に1段づつセッティングの幅が広がった訳です。
但し径自体もノーマルと比較して異なっているようなので、セッティングには注意が必要です。


実際の効果

取付後の効果ですが、NSR50時ほどの大きな体感的はありませんでしたが、アクセルワークの「ツキ」が良くなり、大口径キャブレター特有の発進時のガボガボが薄れました。
まだセッティング自体出ていませんが、絞り込むことで更なる向上が期待できそうです。

あくまで所感ですが、この手のパーツは小排気量であればあるほど、体感的な効果を見込めると感じています。
仮に、もともと大きな排気量で100psオーバーのバイクで、バクダンキットをつけることで100psから105psになったことで、5psアップ分の変化をどれだけの人が感じ取れるかです。無論見えない所での変化は発生してはいますが。
最近ではアーシングやケミカル系の部品が発売されていますが、変化を感じ取れなかったら「ダメじゃん」ってなってしまう場合もある訳です。
この辺は自己範疇の中で行って下さい。。



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