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KIBA NOTE "きば參豪"



ノートパソ[VAIO XR]

 きばの仕事用パソ。
 オレがノートを買い替えた為、XRをきばの仕事用パソとしてリニューアル。きばが元もと使っていたのはNECのLavieなのだが、如何せん画面が狭く(SVGA)、幾つかのアプリケーションが使いにくそうだったのだ。バッテリーも完全に切れてたし。
 てことで、LavieのHDD(以前換装した)を取り出し、XRに装着して再構築。改めて「きば參豪」としてこの世に生を受けたのだった。
※画面はハメ込み合成です
・・・・・> SPEC SHEET 

CPU
モバイルCeleron-500MHz。今でも基本的なオフィスアプリケーションなら、500MHzで充分な周波数だと思う。勿論マクロで複雑なことをしたりし始めたら、重くなっては来るけど…。動画とか、巨大画像を扱うには辛い、って程度だったな。このマシンは変な作りで、CeleronなのにFSBが100MHzという構成だった。おかげで、普通の500MHzよりもシステム的に高速なのだ。
RAM
SDRAM 128MB(PC100)。FSBが100MHzなのでPC66じゃないメモリが使える。元もと64MBが装着されていたところに、64MB追加して128MBに。さすがに、最近のレベルから見たら微々たる量に思えるが…Win98SEには、このくらいで充分という話もある。ていうか、今なら256MBのPC100のメモリ、ノーブランドで4,500円程かぁ…う〜ん、そうすると元の64MBと合わせて320MB…って、チップセットの都合上で256MBしか増やせんじゃないか。
ChipSet
Intel 440BXチップセット。このチップセットのおかげでFSB100が確立されている。思えば440BXというのは、Pentium用のチップセットとして一時代を築き上げ、永らく名作として使い続けられたものである。オレも最初のマシン以来何年にも渡り使い続けたチップセットである。現在のメインマシンの前までは440BXで使い続けていたのだから、かなり長い期間ということになる。今でも現役で通用するんじゃ無かろうか?勿論、Pentium4用のチップセットのように「色んな高速化要素てんこ盛り」というワケじゃないが、ベーシックな要素をおさえてある安心感があると思う。
VGA
NeoMagic MagicMedia 256XL+このノート使うまで、こんなチップ名聞いたことがなかったですがな。3D性能は求むべくもないが、2D表示は至って普通に行える。とにかくノートパソコン用には割とよく使われているチップだと言うことで。

つか話によると、この会社、ノートPC用ディスプレイチップの市場から撤退しますってか。チップは作り続けるって事らしいけど、やっぱり内蔵グラフィックスやnVIDIA・ATIなどのデスクトップ用チップで名を馳せるメーカーの参入が痛手だったんだろうな。
SOUND
YAMAHA YMF744B-V。音質はすこぶる付きで良かったと記憶。YMF7x4Utilitiesが使えたのも嬉しい。基本的にゲームポートだとか諸々の諸機能は要らんかったから、こういうもので殺せたのは便利だったのだ。
NIC
この機種、ネットワークインタフェースは外付けだった。無論この頃なら、100BASE-TXポートの付いたパソコンは珍しくなかったんだが、このXRってヤツはその冷却構造"インタークーラーフラップ機構"のために、普通のパソコンよりも背部の接続端子が少なかった。そこで、PCカードを使わなければならなかったのだが、その際用いたのはcorega Fether CB-TXD。CardBus対応、メディアカプラ要らず、100BASE-TX/10BASE-T・全二重/半二重通信(Full/Half Duplex)と、不満無しのカードなのだ。

現在はきばが前のノートで使っていた、 Fether II CB-TXDに差し替えてある。特に変化は見られない(笑)。
HDD
多分…IBMの 30GBのヤツ。おそらくIC25N030ATMR04。30GB-UATA100-4,200rpmモデル。ただし、DMAモードは本体に合わせてIBM(HGST) Feature Toolで 2 に設定し直してある。確か、おれが使ってた時もほとんど同じモデルに載せ変えたと思うんだけど。壊れちゃったんだよね。でもなぜか、きばが使うと壊れないんだよな、HDD。て言うか、オレが負担掛け過ぎってだけなのか…?
CD-ROM
 九州松下 UJDA310L([CD-ROM]20x[CD-R]4x[CD-RW]4x)。良きドライブでした。静かで安定してて。書き込み品質…まで問われるとどうか、は分からないけど。でも4倍速だし。そうそう書き込み品質がどうのと言わなきゃならない速度でもないよね、一般的には。

このドライブで幾枚の文化祭、体育祭用のCDを焼いてきたことか…。
Storages
このパソコンは、フロッピーは標準装備されていた。しかし、外付けだったけど。ぶっといケーブルで専用コネクタに接続する。しかもこのケーブルの本体への接続部分にはプリンタポートが存在する(て言うか、プリンタケーブル使って印刷するにはこのケーブルが必須)という、ワケのワカラン仕様になっていた。それもこれも、インタークーラーフラップ機構の弊害なのだが。まぁ後述するが、この機構は悪いことばかりではなかったんだが、少なくともFDDの装着に関してはあんまりスマートな形ではなかったと思う。

まぁ実は、このVAIO XRのFDDは、本体のCD-RWドライブを外してそこに取り付ける事も出来たんだが。何度かPCカード接続のCD-RWドライブを買って、FDDを本体に内蔵しようかとも考えたが、踏み止まった。なおこのFDD、その当時としては珍しい2倍速ドライブだったのだ。おかげでフロッピーに関する処理はかなり楽だったと思う。しかも1.44MB/1.2MB/720KBを扱える3mode対応ドライブ。その為、何度も同僚のMS-DOSフォーマットのFDを読んだっけか…そういう意味では良いドライブだと思う。
Interface
コレですよ、何より五年前にこのXR購入を決めさせた最大要因、マックスファクターってヤツは。キーボード。約19mmのキーピッチ、ストローク約3mmのこのキーボード、当時としてはこれまた珍しかったパンタグラフ機構採用だった。しかも今時のノートのパンタグラフよりも金が掛かっていたのかどうかは知らないが、ず〜〜っと高品位な打ち心地だった。この打ち心地を超えられるノートが無かったために買い替えられなかったと言うのもある。事実、現在のメインマシンよりも打ち心地はXRの方が上である。
しかしこのキーボードに、一度珈琲ぶちまけてんだよね…(笑)。もちろん現在のは修理したキーボードだけど、さすがにミルク・砂糖入りの珈琲の破壊力は凄まじく、直後はまったくキー入力を受け付けなかった。それでもマザーボードの方にダメージがなかったのは、ある意味スゴイかも知れない。

現在、きばは標準の インテリジェント・タッチパッドで使っている。まぁこのタッチパッド、慣れたら動かしたりに苦労はしないんだけどね…。文字打ってる時に、掌とかが触れちゃっていきなりカーソルジャンプ起こすのだけは頂けない。そこまでは流石に馴れない。だからオレはマウス派。きばはどっちでもOK派。まぁ、その内きば參豪にもマウスが付く予定。
LCD
13.3inch XGA(1024x768)TFT液晶。この頃はカスタマイズとか出来ないから、14inchとか15inchなんてのは、CPUもメモリもHDDもお大尽な、目玉ぶっ飛びそうな価格のPCにしか登載されていなかった。本当はもう少し広いのが欲しかった…とは何度も思っていたんだが。ま、つーてもあの当時は結局ほとんどの機種がXGAだったわけなんだが。

このディスプレイで良かったのは "フラッシュサーフェスデザイン"。これは液晶の前にフレーム枠も含めた大きさのアクリル板を装着して、あたかも一枚の液晶面であるかのように見せるデザイン。「斬新なデザインがしたかった」と言うことで、フレーム無しの液晶画面に見せたかったらしい。確かに同僚でも一人だけ引っかかった。ただ、良かったのはそこじゃなく、液晶面に傷が付きにくく、また掃除も非常に気軽に行えたということ。なんせ相手はアクリル板である、ティッシュで拭こうが服で拭こうがアルコールで拭おうが何してもオッケー、っていう。画面に向かって盛大にクシャミをしても、アクリル版取り外して拭いちゃえばいいのである。この機構は、画面保護+メンテナンスという点で非常に優れていたのではないかと今でも思う。
と言うのも、現在使用中のクリアブラック液晶、やっぱり埃が付着しやすいのだ。画面に向かってクシャミしようものなら、唾が付いて跡残っちゃうし。しかも、コーティングの関係上、アルコール入りのクリーナーは一切使えない。…不便すぎる。フラッシュサーフェイスデザイン、かむばぁぁぁっく!!!!と思うのだ。ま、光透過性の都合上(97%程だったか)、難しいんだろうけどさ、復活は。
Other
・パワーアップステーション
VGN-AモデルがXRシリーズの直系子孫、と言えるのはひとえにコレの存在では無かろうか、と思える。とにかくSonyのフラグシップモデルはAV対応を重視しているようで、非常に多くのAV系接続端子を持つパワーアップステーションは、このXRシリーズから始まった。で、結論として、やっぱ持ってません。ていうか、このモデル、PCG-XR1E/BPには標準で付属していないのだ。で、必要もなかったから購入しなかった。

・インタークーラーフラップ
とりあえず、コレの所為でLANコネクタがなかったりUSB端子が一つだったりプリンタポートが変な付き方してたり、と「インタフェース」絡みに於いては諸悪の根源である。もともとCPUやHDD下の空間容量を増やすことで冷却効率を上げ、全体として発熱・騒音問題の解決を導くための機構として導入されている。この機構を内蔵するために、コネクタ類が犠牲にされたのである。

ただ、「マンマシンインタフェース」という点に於いては、必ずしも悪いものではなかった。この機構により、ノートの奥部分が若干持ち上がり、キーボード面に傾斜が付くために非常に入力には適していたのである。元もと使いやすいキーボードに、さらにスタンドアロンのキーボードなら当たり前の「足」が付いたわけで、コレは非常に使い易いと感じた。
空間容量が増えた事により、熱が籠もりにくくなったためFANが低速回転で充分対応でき、静音化にも繋がる辺りがオレのニーズにマッチしたということもある。このノート以降の各社のノートPCの騒音が異様にでかく感じたことも、新機種購入を踏み止まらせた大きな要因の一つであることは言うまでもない。

なお、XRを使っていた当時は「XRより全体のスペックが上で、キーボードはXRを継承していてインタークーラーフラップ登載のものが欲しい」と思っていたわけだが、…まぁ、その後この機構を採用したパソコンは見た事がないのが歴史上の事実(笑)。

・i.Link端子
あ〜。使ったこと無いわ。多分今後も。デジタルビデオでも買えば別かも知らんけど。


・・・・・> 今後的展望 

???
きばの仕事用パソは、今のノートが何らかの問題でポシャったら、次は「Cube型ベアボーン」を希望されている。最近面白げな商品も増えてきたCube型。仕事用パソがいきなり壊れると困るけど、現在の資産を流用しつつCube型での自作もやってみたいな…と思うヲットなのであった。

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