| 試合は非常に厳しい試合でした。エスパルスさんが最初からとばしてくるのはわかってたんですけど、うちのいつものサッカーがちょっとできなかったていう。試合としては非常に内容はエスパルスさんの方が良かったと思います。しかし、うちの方はやはり、アジアで戦ってきた、アウエーの中でやってきたというそういう勝負強さって言うか、それが今日の最後に出たんじゃないかなと。アジアナンバー１という位置も取りましたし、今日勝って初めてアジアナンバー１と胸が張れるとそういう気持ちでやっていましたので、ホントに選手の頑張り、そして現場スタッフのサポートですね、これがあってホントにこういう結果が出たと思います。 ホントに今日の清水さんは強かったですね。でもやってて、負ける気はしなかったです。まあチャンピオンにはなれるだろうという気持ちでやっていました。 とにかくタイトルが取れて良かったなということだけですね。実際、今日の試合に限っては負けていますし、10対11になった時にもなかなか攻めきれないところもありましたし、シュートまでいっているんですけど最後の詰めが甘かった部分もありますし、やはり相手の気迫に押されていた部分もあるのかなと感じますね。それに、やはり年間通して安定した力を発揮したのはエスパルスなんですけど、それに見合うだけの力を僕らも年間を通して出していかなければいけないていうのを反省として、次のシーズンまた天皇杯に臨んでいきたいなと思います。 トータル的に見たエスパルスのサッカーは今シーズン、一番良かったんじゃないかなと思うところがあるんで、僕らも勝ってはいますけどもっともっと上の高いレベルを目指して、質の高いサッカーをして勝ち続けていかないといけないなというのは強く思います。もちろん手ごわいっていうのはいつも思っていましたけど、それなりの対処はチームとしてパーフェクトに近い形でエスパルスへの対策はできたんですけど、僕らの攻撃ができなかったのは僕は悔しいです。 我々の視点から見れば悲劇です。すべてを含めて我々の方が良かったと思います。チームとしても良かったです。ハートもスピリットもファイトも我々の方が上でした。より整っていました。ゴールも我々の方が多かったです。少なかったのはＰＫでした。それは不運なことです。そして、つまらないことも我々の方が多かったです。 11人で戦っていれば、絶対に勝てた試合です。アレックス、もちろん彼は間違っていました。ああいう典型的なことをしてしまったんですけど、アレックスのような質の高い選手はファウルされることが多いです。でも、そこで反応してしまったら、それは間違っていることであり、常に罰を受けるものです。そこで罰を受けたことに値する行為を取ってしまいました。 ここからアレックスが教訓を得ることができれば、非常に良い選手になることができると思います。彼がここから学ぶことができなければ、平均的な選手になってしまうでしょう。 エスパルスは規律を守るチームです。こういう行動をとって退場にさせられるというのはここ４、５年の間、見たことがありません。 アレックスは、こういうことをやるかやらないかというぎりぎりのところでいますけど、いつもだいたいスペシャルなことをします。しかしつまらないこともしてしまいます。 でも、相手も反応しすぎてしまったかもしれません。だから、アレックスの行動には私は賛成できないですけど、その後のジュビロの選手たちの反応もあまり賛成できません。 ８ヶ月、９ヶ月、こういうふうに頑張ってきて、しっかりした結果、しっかりしたパフォーマンス、しっかり規律を守ってきて、Ｊリーグの中で一番規律を守ったチームだと思います。最終的にこういうふうに負けてしまったことは、８ヶ月、９ヶ月、一生懸命頑張ってきたあとにこういうふうにＰＫで負けてしまうていうことは、ホントに恥ずかしいことだと思います。こういうふうに、110分の間ぐらいでこんなにいろんな感情が表れたこともあまり見たことがありませんでした。 我々はゲームを支配してチャンスを作っていました。でもそれほどいいプレーでもありませんでした。そしてその後、10人になって状況が変わってしまいました。そしてもう一度、いい形で整え直すことができました。ピッチに残った選手たちのことは、非常に誇りに思います。彼らの仕事をしっかりこなしました。しっかりパワフルに信念を持って、そして私がいつも言っていたフレーズがちょっと安物のように思えてしまいました。つねに私は彼らに、自分たちに値する結果がついてくると言っていました。今晩の試合だけではなくて、この８ヶ月、９ヶ月間すべてを含めて、我々に値する結果がついてきませんでした。 でも、我々は新しい領域に足を踏み入れています。初めてのリーグ優勝です。選手たちは成長しています。そしてこの経験からもまた、成長し続けるでしょう。自分が愚かな行為を取ってしまったらチームにどういう影響がでるかということを、１人１人わかっていると思います。そして、これが天皇杯やその後の大会に力になってくれればと思います。 今晩対戦した相手がアジアのチャンピオンでしたら、我々はどういう位置付けなのでしょう。今晩、二つがっかりすることがありました。１つはアレックスの行動で、もう一つは観客の西沢に対する反応でした。もちろんそれ以外はいつも通り素晴らしいサポーターの皆さんでしたけれど、西のプレーは制限されているんですけど、ハートのあるプレーです。だから彼のハートを信じて、10人になったときも、もちろん相手のカウンターを受けやすい形なんですけど、彼のハートを信じて彼を残していました。 今晩は１−０で負けていた試合を10人で追い付いて、そして勝てた試合ですけど、何が２戦目の勝利の要素になったかというと、４年間のハードワークと理解が深まっていったところです。そして、メンタルの面ではよりタフになっています。そしてこの４年間の中でエスパルスの選手は、ジュビロに勝てるという信念を持つことができています。それが今晩の試合に表れたと思います。 悔しいけど、ＰＫ戦は運だし、フィールドでみんなすべての力を出し切ったんで、まあ結果として勝てなかったけど、試合内容からしてみれば僕らも10人でよくやったなと思っています。それはみんな誇りを持っていいと思うし、僕もこのチームでやっててホント良かったなと思いました。ＰＫ戦はホントに運だし、あと外した選手はちょっとつらいかもしれないけど、とにかくみんな全力を尽くして戦ったんで、みんなホントに顔を上に上げて、誇りに思ってね、頑張りたいなと。これで終わったわけじゃないし、今度天皇杯も始まりますんで、また気持ちを切り替えて、天皇杯で100％の力を出せるように、すべてを出し切れるようにまた準備をしたいなと思っています。 やっぱり１人足りないていうのはかなりのハンデになるし、ましてや１点取られていましたので、非常にきついなと思ったんですけど、またこうして点を取って１−１に戻ったんで、何とかしのいでなんとかモノにしようと思っていたんで、それをこうして90分では勝てなかったけど、延長に入ってファビーニョが素晴らしいゴールを挙げてくれたんで、そのワンチャンスをホントに生かしてね勝てたんで、そういう意味では非常に今日は良かったと思っています。自分でもなんであんなに気合いが入っているのかなって思ったくらいで、自分が自分じゃないからって思ったんだけど、ここの一戦に懸けていたし、自分はホントにフィールドの中でこの２戦の中は100％出したって感じはしました。 もうホントに終わったことなんで、気持ちを切り替えて天皇杯に全力を尽くして頑張りたいと思います。 まあ10人でもねエスパルスらしいサッカーでね、追い付き勝つことが出来たから、ゲーム内容には非常に満足しているし、お客さんも満足してくれたんじゃないかなと思います。どうしても体力的に落ちてきたもんだから、ジュビロも効率のいい攻撃に来てね、うちとしては10人ということで真ん中を守ろうという意識が強かった分だけセンタリングを上げさせてしまったんですけど、まあでも、最終ラインでね、みんな体を張って僕のところには来ないようにいいシュートブロックに行ってくれたと思います。 まあ終わったばっかでなんて表現したらいいのか分からないけど、気持ちを切り替えるように前を向いて頑張ります。 そうですね、一番の仕事を与えられたのは90分で勝利を取ると、勝つということを言われました。決まった瞬間は自分はすごく幸せを感じました。監督からいつも言われているのが、ピッチに立てばどんどん動けと、そしてゴールシーンの時に、大榎選手からボールが回ってきたときに、自分が動いていたところにボールが来て、そこで決められた。ボールが来たときに、これは絶対に決めるぞという気持ちで思いっきりやりました。もちろん、ＰＫの時には自分が今までずっと練習をやってきたギャップが出ちゃったと、練習では低くてキーパーが届かないところを狙って練習してきました。きょうは残念ながらシュートした瞬間に、ミスというのを感じました。 自分が抜けて、それ以上みんな頑張ったんで・・・。悔しくて泣いていたんですけど、「泣くな！」って言われて、「またこれからだ！」って言われました。この１年を振り返るといい年だったですけど、でも最後の最後まで結果が必要なんで、負けたんで・・・、来年に向けていい経験になりました。 |