大正12(1923)年 |
9月 関東大震災 東京都内の被害甚大 当時,駒込,巣鴨,本郷などで盆栽業を営んでいた人々も被災。
東京周辺,神奈川,千葉などを歩いた結果,当時,大宮町から離れ,広い松林だった現在地が候補にあがる。
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13(1924)年 |
鈴木重太郎(号・楽三道)・西村勝蔵(鈴木の娘婿) |
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14(1925)年 |
4月 清水利太郎移住 「清大園」開園。 5月 蔵石篤夫 「薫風園」開園。 8月 加藤留吉移住 「蔓青園」開園。 ひきつづき,「内海華園」(内海源之丞) 「好石園」(米津梅次郎) 「古松園」(石田新次郎) 「雲樹園」(有賀仙吉) が開園し,「盆栽村」発足。 (村田久造が生前語ったところによると,村づくりにあたっては,東京都文京区の大和郷(やまとむら)を手本にしたという。) |
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15・昭和元(1926)年 |
大正天皇崩御。 |
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3(1928)年 |
3月「盆栽村組合」結成。
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4(1929)年 |
10月 東武鉄道開通(大宮〜岩槻) |
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5(1930)年 |
大宮公園駅上り線ホームに, 盆栽陳列所を設ける。 乗降客に大変な人気となった。 |
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6(1931)年 |
満州事変おこる。 |
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7(1932)年 | 大宮〜横浜に国電開通。 | ||
8(1933)年 | 見沼田圃で陸軍特別大演習。 天皇陛下盆栽村へ立ち寄る。 加藤留吉の蝦夷松の盆栽献上。 |
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10(1935)年 |
開村10周年を迎える(業者24軒)。 |
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11(1936)年 | 11月 稲荷神社境内に,清大園・清水瀞庵(利太郎)の紀功碑建立。 盛大な除幕式が行われた。 |
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12(1937)年 |
2月 2・26事件。 パリ万国博覧会に盆栽が出品され,大変な人気。 |
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13(1938)年 | 「日本盆栽大観」(全3巻)出版される。 九霞園,盆栽園として始めて定休日を設定する(当初は毎月9日)。 |
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14(1939)年 | 竹山房造「芙蓉園」開園。 中村五三郎「寛楽園」開園。 |
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15(1940)年 |
11月 大宮市市制施行。 県下中等学校ならびに青年学校連合特別野外大演習に際し,台臨の朝香宮殿下に九霞園の蝦夷松の盆栽献上。 |
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16(1941)年 | 12月 太平洋戦争勃発。 | ||
17(1942)年 | 「盆栽村」,行政町名「大宮市盆栽町」となる。(戸数60/人口約300) 住民の招集はじまる。 農業用薬品は統制になり入手困難となる。 盆栽,庭木,苗木など対象に物品税。 「ぜいたく禁止令」発令。 盆栽は時局に適さぬ趣味と非難される。 また盆栽に必要な針金が統制品になり,使用できなくなった。 |
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18(1943)年 | 山田釜次郎,都内から戦争を逃れて移住し「清香園」開園。 | ||
19(1944)年 |
住民の召集・徴用つづく。 |
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20(1945)年 |
8月 終戦。 |
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21(1946)年 |
盆栽村陳列会復活(参加はわずか10軒)。 |
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22(1947)年 |
業者を対象に「大宮盆栽組合」発足。 アメリカの雑誌「LIFE」が写真をふくめ2ページにわたって,盆栽の美について掲載したのをはじめ,海外のマスコミに盆栽の紹介記事が載るようになる。 加藤秀男「八雲蔓青園」開園。 |
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23(1948)年 | 小笠原伸二「青風園」開園。 | ||
25(1950)年 |
終戦後,盆栽村の別荘に居を移した盆栽愛好家・大塚八楽荘が,自宅茶室で,第1回「枯れ木供養」開催。 |
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26(1951)年 | 6月 埼玉県観光連盟結成記念に,盆栽村の盆栽を天皇陛下とマシュー・リッジウェイGHQ最高司令官に献上。 | ||
30(1955)年 | 2月 清水利太郎死去。 吉田茂(元首相),九霞園来訪。 |
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31(1956)年 | 清水利太郎・加藤留吉追善陳列会開催。 | ||
33(1958)年 | 開村30周年。 | ||
36(1961)年 | ニューヨーク・ブルックリン植物園に,盆栽村から高級品の盆栽十三鉢輸出。 | ||
38(1963)年 |
有山三郎「有明園」開園。 |
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39(1964)年 | 東京オリンピック開催。 オリンピック協賛「盆栽・水石展」(東京都主催)に協力・出品する。 |
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40(1965)年 |
「日本盆栽協会」発足。(初代会長は吉田茂・元首相) |
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41(1966)年 | 盆栽村の画家・北沢楽天旧住居に「大宮市立漫画会館」開館。 | ||
45(1970)年 | 万国博開かれる(大阪)。 日本庭園迎賓館で,全国の盆栽・水石の名品陳列。 盆栽村からも多数の出品があった。 自治体会館では,埼玉県のイメージで,県木のけやきの盆栽による展示は最高の人気を得た。 |
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46(1971)年 | 万国博を機に,外国人の来訪がどっとふえた。 世界各国から,愛好者の弟子入り志願急増。 |
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49(1974)年 |
盆栽村開村50周年記念式典挙行。 |
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52(1977)年 | 黒須輝夫「松雪園」開園。 | ||
59(1984)年 |
盆栽村開村60周年記念事業として,第1回「大宮大盆栽祭り」開催。 |
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61(1986)年 | フェリペ・ゴンザレス首相(スペイン)来村。 | ||
平成元(1989)年 | 大宮市内で第1回世界盆栽大会開催。 | ||
5(1993)年 | クリントン大統領(アメリカ)に盆栽贈呈。 | ||
9(1997)年 | 盆栽町が「都市景観100選」に選ばれる。 | ||
12(2000)年 |
郵政省,絵入り官製はがき「四季の盆栽」発行。 |
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13(2001)年 | 5月 浦和・与野・大宮3市が合併し「さいたま市」誕生。行政町名「さいたま市盆栽町」 | ||
14(2002)年 |
郵政省,「ふるさと切手 大宮盆栽村」発行。 |
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15(2003)年 | 4月 さいたま市政令指定都市移行に伴い区制施行。行政町名「さいたま市北区盆栽町」 | ||
19(2007)年 | 12月 さいたま市,高木盆栽美術館から盆栽,盆器,および関連美術工芸品を購入。 | ||
20(2008)年 |
3月 大宮盆栽組合を大宮盆栽協同組合に改組。 4月 さいたま市,「大宮の盆栽」をさいたま市伝統産業に指定。 |
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22(2010)年 | 3月28日,さいたま市北区土呂町内に「さいたま市大宮盆栽美術館」開館(10月29日,来館者数5万人突破)。 10月 大宮盆栽美術館において企画展「錦秋 盆栽村の美と歴史」開催。 12月 さいたま市大宮盆栽美術館,第10回さいたま市景観表彰受賞。 「さいたま市大宮盆栽美術館を含む盆栽村の景観」第24回公共の色彩賞環境色彩10選に入選。 |
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23(2011)年 |
4月 iPhoneアプリ「つい,盆栽。」リリース。 5月 さいたま市のご当地サイダー「大宮盆栽だー!」発売。 中小企業海外展開支援事業費補助金(JAPANブランド育成支援事業)による「大宮の盆栽」JAPANブランド化プロジェクト採択決定。 |
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29(2017)年 |
第8回世界盆栽大会,さいたま市で開催予定。 |