■クロム(Cr)■ Chromium
◆概要◆
クロム(クロニウム)の大きな役割は、インシュリンと一緒に糖の
代謝を行い糖尿病にならないように作用することです。
クロムは非常に微量で働きます。多くの食品を食べていれば普通は
不足しませんが、偏食が激しい場合はクロム不足に注意すべきです。
◆一日の摂取量◆(日本人の食事摂取基準2015年版)
クロム(Cr) (μg/日) |
| 男性 | 女性 |
年齢 |
目安量 |
目安量 |
0〜5(月) |
0.8 | 0.8 |
6〜11(月) |
1.0 | 1.0 |
1〜2(歳) |
- | - |
3〜5(歳) |
- | - |
6〜7(歳) |
- | - |
8〜9(歳) |
- | - |
10〜11(歳) |
- | - |
12〜14(歳) |
- | - |
15〜17(歳) |
- | - |
18〜29(歳) |
10 | 10 |
30〜49(歳) |
10 | 10 |
50〜69(歳) |
10 | 10 |
70以上(歳) |
10 | 10 |
妊婦 |
- | 10 |
授乳婦 |
- | 10 |
◆主な働き◆
・インシュリンの正常な働きに関与
・コレステロール代謝
・タンパク質の合成
・成長促進
・血糖値を正しく調節
・感染防止
◆欠乏すると◆
・糖尿病
・低血糖
・動脈硬化
・高血圧、低血圧
・体重の減少
・高コレステロール
・白内障
・ビタミンCの吸収障害
・ニキビ
・疲れやすい
◆気をつけたいこと◆
・年齢と共にクロムは減る
・加工食品、外食、インスタント食品、白砂糖はクロム不足になりやすい
◆多く含まれる食品◆
・仔牛のレバー
・小麦胚芽
・ビール酵母
・鶏肉
・卵
・かき、あさり、はまぐり
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