■リン(P)■ Phosphorus
◆概要◆
リンは体の中でカルシウムについで多く存在します。健康な歯や骨を作り
糖質代謝をスムーズにします。
また、リンは細胞膜や核酸を作る材料になり、すべての細胞に存在する重
要なミネラルです。
リンは食品添加物として広く使われており、一般に過剰摂取気味といわれ
ていますので、サプリメントで敢えて補給する必要はまずありません。
◆一日の摂取量◆(日本人の食事摂取基準2015年版)
リン(P) (mg/日) |
| 男性 | 女性 |
年齢 |
目安量 |
耐容上限量 |
目安量 |
耐容上限量 |
0〜5(月) |
120 | - |
120 | - |
6〜11(月) |
260 | - |
260 | - |
1〜2(歳) |
500 | - |
500 | - |
3〜5(歳) |
800 | - |
600 | - |
6〜7(歳) |
900 | - |
900 | - |
8〜9(歳) |
1,000 | - |
900 | - |
10〜11(歳) |
1,100 | - |
1,000 | - |
12〜14(歳) |
1,200 | - |
1,100 | - |
15〜17(歳) |
1,200 | - |
900 | - |
18〜29(歳) |
1,000 | 3,000 |
800 | 3,000 |
30〜49(歳) |
1,000 | 3,000 |
800 | 3,000 |
50〜69(歳) |
1,000 | 3,000 |
800 | 3,000 |
70以上(歳) |
1,000 | 3,000 |
800 | 3,000 |
妊婦 |
| |
800 | - |
授乳婦 |
| |
800 | - |
◆主な働き◆
・骨、歯、歯ぐきを作る
・体内の酸、アルカリのバランスを保つ
・糖と炭水化物の代謝を助ける
・ATP等を作りエネルギーを貯える
・ビタミンの働きを助ける
・神経伝達の正常化
・関節炎の痛みを減らす
◆欠乏すると◆
・骨、歯がもろくなる
・くる病
・歯槽膿漏
・食欲不振
・疲労
・神経障害
・発育不全
・脳の機能障害
・細胞機能の低下
・心身衰弱
・体重減少
◆気をつけたいこと◆
・摂りすぎはカルシウムを減少させる
・高脂肪食はリンの吸収を高め、相対的にカルシウムを減少させる
◆多く含まれる食品◆
・魚
・家禽類
・肉
・無精製の穀類
・卵
・ナッツ類
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