■ビタミンＢ２■
◆概要◆
ビタミンＢ2は別名ビタミンＧとも言われる水溶性ビタミンで、
ビタミンＢ群の一つです。
糖質やタンパク質、脂肪の代謝に関係するビタミンで、成長を促進する重要な
ビタミンです。
Ｂ2が不足すると成長障害を起こすことが確認されています。実際、母乳には
Ｂ2がたくさん含まれていますが、もし母親がＢ2不足していると、新生児が
先天性奇形を起こす危険性が高いといわれています。
ですから、妊娠中や授乳中の女性はＢ2不足に気をつけなければなりません。
Ｂ2は、Ｂ3(ナイアシン)、Ｂ6、ビタミンＣと一緒の時に最高の働きをします。
◆一日の摂取量◆（日本人の食事摂取基準2015年版）
| ビタミンＢ２ （ｍｇ／日） |
| | 男性 | 女性 |
|---|
| 年齢 |
推定平均
必要量 |
推奨量 |
目安量 |
推定平均
必要量 |
推奨量
|
目安量
|
|---|
| 0〜5(月) |
- | - |
0.3 |
- | - |
0.3 |
|---|
| 6〜11(月) |
- | - |
0.4 |
- | - |
0.4 |
|---|
| 1〜2(歳) |
0.5 | 0.6 |
- |
0.5 | 0.5 |
- |
|---|
| 3〜5(歳) |
0.7 | 0.8 |
- |
0.6 | 0.8 |
- |
|---|
| 6〜7(歳) |
0.8 | 0.9 |
- |
0.7 | 0.9 |
- |
|---|
| 8〜9(歳) |
0.9 | 1.1 |
- |
0.9 | 1.0 |
- |
|---|
| 10〜11(歳) |
1.1 | 1.4 |
- |
1.1 | 1.3 |
- |
|---|
| 12〜14(歳) |
1.3 | 1.6 |
- |
1.2 | 1.4 |
- |
|---|
| 15〜17(歳) |
1.4 | 1.7 |
- |
1.2 | 1.4 |
- |
|---|
| 18〜29(歳) |
1.3 | 1.6 |
- |
1.0 | 1.2 |
- |
|---|
| 30〜49(歳) |
1.3 | 1.6 |
- |
1.0 | 1.2 |
- |
|---|
| 50〜69(歳) |
1.2 | 1.5 |
- |
1.0 | 1.1 |
- |
|---|
| 70以上(歳) |
1.1 | 1.3 |
- |
0.9 | 1.1 |
- |
|---|
| 妊婦(付加量) |
- | - |
- |
+0.2 | +0.3 |
- |
|---|
| 授乳婦(付加量) |
- | - |
- |
+0.5 | +0.6 |
- |
|---|
◆主な働き◆
・糖質をエネルギーに換える
・過酸化脂質の分解
・成長と細胞の再生を助ける
・口腔内、唇、舌、目の炎症をやわらげる
・健康な皮膚、爪、髪をつくる
・肝機能を正常に保つ
◆欠乏すると◆
・肝機能低下
・脂質の酸化
・めまい
・疲れ目、目の充血
・眼球のかゆみ
・口角炎
・口内炎
・舌炎
・皮膚、粘膜に炎症
・成長不良
・疲労
・うつ
・フケ
・シミ
・老化
・生殖器の病変
◆気をつけたいこと◆
・妊娠中、授乳中はＢ2不足に注意が必要
・アルコールはＢ2の吸収を妨げる
・肉や乳製品を食べない人はＢ2が不足しがちになる
◆多く含まれる食品◆
・牛乳
・レバー
・酵母
・チーズ
・緑黄色野菜
・魚
・卵
・ヨーグルト
・豆類
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