19.◆危険なサプリメント◆
生命に係わる危険なサプリメントがあります。すでに販売中止になっている
ものもありますが、いつまた復活するかわかりませんの取り上げました。
■中国製の減肥茶(げんぴちゃ)■
やせるお茶としてブームになった減肥茶に、食欲抑制剤フェンフルラミンが
混入していました。つまり、お茶が効いてやせたのではなくフェンフルラミ
ンによって食べる量が減ったためやせたのです。
しかし、フェンフルラミンはアメリカで食欲抑制剤として使用された際に、
約30%の人に心臓弁異常が起きたため使用禁止になっていましたので、減
肥茶は販売中止になりました。
■中国製やせるお茶■
減肥茶がダメとなると、商魂たくましいというか中国は別のやせる茶を出し
てきました。しかし、今度は肝障害が相次ぎ、日本では4人の死者が出まし
た。
これはN-ニトロソーフェンフルラミンが混入されていたためで、実は前述の
減肥茶のフェンフルラミンに亜硝酸を反応させてきる物質で、フェンフルラ
ミンを隠そうとしたとされています。この物質には発ガン作用もあることが
確認されています。
<対象の製品名>
・御芝堂減肥膠嚢(おんしどうげんぴこうのう)
・繊之素膠嚢(せんのもとこうのう)
・御芝堂清脂素(おんしどうせいしそ)
・オロチンチャス
・茶素膠嚢(ちゃそこうのう)
■エフェドリン■
エフェドリンは漢方の麻黄(まおう)の成分で、食欲を抑える効果があります。
しかし、一方で脳を興奮させ、不眠、高血圧、発汗などの副作用があり、大
量に摂ると心臓マヒで死亡するとされています。
日本ではエフェドリン(またはエフェドラ)を含むサプリメントは販売され
ていませんが、アメリカではダイエットサプリメントとして堂々と売られて
います。しかし、手を出さない方が賢明です。
■ゲルマニウム■
ガンやエイズに効くとブームになったゲルマニウムですが、人体に入るとな
かなか排出されずに蓄積し、やがて腎臓に障害を起こすとされています。
特に腎臓の尿細管にダメージを与え、このため老廃物が排出できずに尿毒症
を起こしてしまいます。さらにゲルマニウムの摂取を続けると、腎臓が致命
的なダメージを受け、人工透析が必要となります。
ゲルマニウムのサプリメントは無機、有機ともできれば摂取しない方が安全
です。
■記憶力アップのサプリメント■
アメリカのアトリウム社製「ブレイン360」は、なんと牛の脳360mg
を、また「ピチュイタリー・ホール」は牛の生の脳下垂体40mgを錠剤に
したサプリメントでした。
カナダのファイト社製「ブレイン・エッセンシャル」は、牛の生の脳300
mgを凍結乾燥したサプリメントです。
これらはいずれも、狂牛病の原因のプリオンというタンパク質に感染してい
いる危険性があります。
この2社はいずれも消滅しましたが、類似の製品がいつ出てくるかも知れま
せん。成分チェックは厳しく怠らずです。
■漢方薬■
漢方は自然の生薬で副作用がなく安全だといわれますが、多くの場合、複数
の生薬を調合します。一つでも副作用の検証は難しいのですが、調合された
ときの副作用を知ることはもはや不可能に近くなります。
つまり、副作用がなく安全だ、ではなく副作用がわからないというのが正解
です。長い歴史の中で使われてきたからといっても、万人に安全かどうか誰
もわかりません。一つでも非常に強い効能を現すものも多く、漢方薬の利用
はある程度危険が伴うと理解すべきです。
■プロポリス■
プロポリスはミツバチが樹木から集めた樹脂状の物質に、ミツバチのだ液中
の酵素が反応してできるワックス状の物質です。強力な殺菌、消毒作用があ
り、サプリメントや化粧品、医薬品などに広く使われています。
しかし、プロポリスで接触性皮膚炎というアレルギーが起こることが確認さ
れています。ハチミツ生産業者の職業病とも言われていましたが、過敏性の
人がプロポリスを摂取したり塗布したりすると、かぶれ、湿疹、かゆみなど
が出ることがあります。これを好転反応だと説明する業者もいますが、悪化
したらつらい思いをするのはあなたです。このような症状が出たらすぐに使
用を中止すべきです。
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