真岡市久保講堂
(旧真岡尋常高等小学校講堂)

この建物は昭和13年5月、久保六平が自身の80歳を記念し、
4万8千円を投じて真岡尋常高等小学校に寄贈した講堂です。
後に小学校には体育館が新築され、一旦は取り壊しの危機に直面しましたが、
建物の学術的価値、文化施設としての利用価値が認められ、
昭和61年6月、現在の場所に移築されました。

建物は長手方向に建物を3つに分け、その分け目に組梁をわたして屋根を載せる方法、
いわゆる新曰わくの「3枚おろし」の工法で立てられています。
塔屋が二つ付けられたあたりの外観は、自由学園の2つの講堂に似ていますが、
「遠藤新生誕100年記念」によれば、この3つの講堂の小屋組みはそれぞれ違うらしく、
目白はツーバイフォー、東久留米は和小屋、久保講堂はトラス構造であるとのことです。

Data
所在地:栃木県真岡市
構造:木造2階
施工者:
建築年代:昭和13年

  
 

  
 

  
 





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