クライスト・チャーチ(横浜山手聖公会)

1863年、居留地(山下町)の105番地に
急勾配の切妻型屋根にアーチ窓の建物が建ったのが初代のクライスト・チャーチ。
後に現在の場所に移転して、尖塔を持った煉瓦造のゴシック様式の教会がコンドルの設計によって建てられました。
ところがこれも震災で倒壊したため、再びモーガンの手により現在の建物が建てられたのです。

大谷石の石貼りの効果で、表面のざらついたテクスチュアが、建物に独特な味を醸していますが、
モーガンは、大正14年に建てられた東北学院大学本館(仙台市)で、すでにこの手法を実践しており、
その城塞風のデザインも、昭和4年の関東学院中学校本館と同様、その頃すでに確立されていたものです。


Data
所在地:横浜市中区山手町234
構造:R.C.造2階 地下1階
施工者:
建築年代:昭和6年
 




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