英吉利旅行記。
KOIZUMI IN UK

其の参

1999/9/1(水)
6時起床。
シャワーを浴びて段ボールのキーボードをパッキング。
ポーターを呼んで8時にロビーに降りる。
今日でチェックアウトなので、下に降りるエレベーターの中でポーターのジェフさんが話し掛けてきた。
「リヴァプールはどうだった?」 「よかった」 「また来るか」 「多分」。
阿部さんの車とタクシー(僕はこっち)に分乗してリバプールライムストリート駅。
8時45分発のロンドンユーストン行き。
途中から僕の隣にイギリス人父娘が座る。何か厳格な父親だった。
11時半ユーストン着。タクシーでロイヤルランカスターホテルへ。
乗る時スーツケースをドアにぶつけてしまい、運転手はちょっと怒ってた。
ホテルに12時に着いたがチェックインは14時からということで
ひとまずみんなでピカデリーサーカスを目指してぶらぶら歩く。途中でSさんとしんご君は戻った。
浜田さん、小菅さんの用事にくっついていく感じで、3人で地下鉄に乗りコヴェントガーデンへ。
ここはたくさんのみやげ物屋が並んでいる一つの大きな建物といったところ。
ソフトクリームを舐めながら適当に歩いてみる。
顔に色を塗って、それらしい衣装を着て、じっと動かずポーズをつけて立っている
パフォーマンスが流行っているのか、いろんな所に立っている。
誰かがお金をくれると機械のように動き出す。
ま、ずーっとじっとしてるのも大変だから一石二鳥だ。
リヴァプールと比べて明らかに人種がいろいろ。日本人も多い。
その後ロンドンデザインセンターという所に偶然ぶつかり入る。僕は買う物がなかった。
道を間違えたりしてまたコヴェントガーデン附近に戻り、15時フィッシュ&チップスで昼食。
何とかビネガーと塩をふるとうまい。ここでやっとトイレに行けた。
その後歩いてピカデリーサーカス到着。
小菅さんに頼んでピカデリーサーカスのロゴと一緒に写真を撮ってもらう。
そこからすぐの「フォートナム&メイソン」へ。
紅茶を選んで買う。日本人のおばちゃんが多い。
またまた地下鉄に乗ろうとピカデリーの方向へ歩き出すと、蚤の市のようなものをやっている。
僕は佑介にブッチュ(キスマーク)のハンコを買う。
日本の本屋(ジャパンセンター)もあった。
地下鉄ベイカールー線からセントラル線に乗り換えてランカスターゲート到着。ホテルは駅のすぐ上。
着いたのが17時。5時間近く歩き回っていた事になる。
また浜田さんの歩くスピードが速い。おかげで疲れた。
Bayswater.RdをまっすくMarble Archへ歩き出しMarks & Spenserを探す。
思ったより遠いところにあった。
地下の食料品売場でおなじみのサンドイッチとワインを買う。
ワインのデモンストレーションをやってるおじさんにオープナーはあるかと聞くと
レジで金を払ったら、僕が開けてあげるから大丈夫だと言った。
精算した後おじさんの所に行ったら笑顔で開けてくれた。
袋を下げてホテルに向かって歩き出すと、若いおねーさんに「ライター貸して」と言われる。
そう言えば何とかヤードの前でもおにーちゃんに同じ事を言われて貸してあげた。
とにかくイギリスはタバコが高い。マルボロ(赤)800円!4ポンド。これじゃ若い人はなかなか吸えない。
僕も日本から1カートン持ってきたが今日で無くなった。
これからマルボロを吸っていくのか、もっと安い見た事もないものを吸っていくのか考えた(多分後者)。
ホテルに戻って冷蔵庫の中を調べるとラガービール3.90ポンド、エビアン3.80ポンド。
ワインハーフボトル11.70ポンド、オレンジジュース1.80ポンド。
ビール330mlで800円!。でも今日のところはとりあえず飲んでしまった。
あとは買ってきた赤ワインで過ごそう。
明日からも僕はお好きにどうぞ状態で放ったらかしなのでどうしようか心配中。
今、夜20時。とにかく足が疲れたので部屋でワインを飲みながらTVを見ている。


1999/9/2(木)
9時半起床。いい天気。
ゆっくりシャワーを浴びサンドイッチを食べる。
12時(日本時間20時)に家に国際電話をかけた。Mも佑介もいて話せた。
Mはここんとこ忙しくシッターさんに来てもらう事が多いらしい。
佑介は(僕がそこら辺にいると思ってるのか)「お父さん、早く帰って来て」と言ってた。
12時半にホテルを出てブラブラBond.St、Oxford Circusを通りPiccadilly Circusまで歩く。
Japan Centreでマイルドセブンスーパーライトを見つけて思わず買う。でも3.99ポンド。約800円と高い。
今度は戻りながら佑介にロンドンバスのミニカー。
Tシャツを買ってMarks & Spenserでまた食料と水。
15時半帰ホテル。3時間歩き回るとやっぱり疲れる。
今日は一日放ったらかしなのでちょっと淋しくなり、TVもJSTVを見てしまう。
NHK国際放送をやっているんだけど時々民放もやっている。
今夜はなんとロンドンで「トラック野郎」を見てしまった。
22時にしんご君から電話。明日アビーロードスタジオへまた行くので朝8時集合。


1999/9/3(金)
6時起床。8時ロビー集合で再びアビーロードスタジオへ。
2スタのコントロールルームから入れてもらう。
5.1ドルビーサラウンドのためにKRKのスピーカーが5個グルリとセッティングしてあった。
下のスタジオの中は昨日のセッションのままらしく、大きなスピーカーが置かれ、その3mぐらい前にマイクが置いてある。
部屋をナチュラルエコーとして使っているという。
30分ぐらい見た後、Sさん達はビジネスミーティングなので僕は外で待つ。
アビーロードの横断歩道(まさしくあの!)だけは人優先で面白い。
どんな人だろうが渡ろうとすると車が止まってくれるのだ。
ヴァイオリンケースを持った人が一人二人とスタジオに入っていく。
「クラシックの録音も多い所だからね。」撮影隊の人達と話したりしてる間にSさん達も出てきた。
横断歩道でしんご君としっかり撮ってもらう。日本のおばちゃん3人組もいた。
そこでみんなと別れ、一人ブラブラOxford. St方面へ歩き出す。
しばらく行くと何人(なにじん)の店か分からないがFoodの店があり、
ミートサモサという食べ物を買う。あたためてくれておいしい。これはほんとにおいしかった。
いったん11時にホテルに戻る。部屋の掃除はまだだった。
11時半にハウスキーピングのおばさんが来たのでやってもらう。
今度はCraven.RdからPaddington駅の方へ歩き出す。
ホテルから近いFood & Wineをやっと見つけた。
本屋もあったがもう買う物もない。重くなるだけだ。それにしても裏通りの方が断然面白い。
帰り道フランスパンにツナをはさんだもの(フレンチスティックツナマヨネーズ)を買う。
Food & Wineでバドワイザー、別の店で「SILK CUT」というタバコ。
12時半ホテルに戻る。
14時過ぎBBC1で「刑事コロンボ」が始まった。
16時再び部屋を出てCraven Rd、Praed St、Edgware Rd駅を抜けて、Marylebone Rdに出る。
シャーロックホームズ博物館をめざす。
しばらく行くとあったあったBaker St。
左に折れて歩いていくと人がたくさんいるところがある。
あれがきっとそうだろうと思ったらその通り。
アメリカ人旅行者一団6〜7人が前にいて、門番の人にまだ入れないよと止められていた。
後ろで少し様子を伺っていると何人か出てきて「OK、入ってよし」。
アメリカ人一団の後から行くと「5ポンドだよ」と門番の青年に言われ「OK」。
中に入って机に座ってる受付のおねーちゃんに「一人?」と聞かれ「Yes」。
「言葉は出来るか?」「No」「Japanese?」「Yes」で日本語のパンフレットを貰う。
7〜8ヶ国用のパンフレットがあるようだった。5ポンド払って2階へ。
ここがシャーロックホームズの書斎と寝室。
ちゃんとパイプやヴァイオリン、顕微鏡なんかが置いてある。
全て古い物。実在の人物じゃないのに。
しかし感慨深い。
僕はやはり特に2階を興味深く見た。
ここで依頼人と話したんだ。この窓から誰かが来るのを見ていたんだ。
楽しいぞ、何だか。
思ったよりというよりも滅茶苦茶狭い部屋。
4階のしぶーいギフトショップで少し買い物。
その後3階の署名するノートにサインしてきた。なんかうれしいぞ。
外に出る。
帰り道昼間パンを買ったところでやはり夕食を買う。酒屋でビールとワイン。
17時半ホテル着。
GさんとSさんがロビーで話していた。
夜しんご君から明日の集合時間の事で電話があったので、ついでにスピーカーを取りに来てもらう。
リヴァプールからずっと僕が預かってたもの。


1999/9/4(土)〜5(日)
(4日)朝6時起床。
ホテルのレストランで朝食を食べ9時ロビー集合。
13時のヴァージンアトランティックで帰日。
日本時間(5日)朝8時半成田到着。
家に戻ると佑介とMは居なくて携帯に電話すると国分寺の泰子さんの所だという。
携帯にサントリーさんから留守電が入っていたのでこちらから電話。
本を読みながらうつらうつらしてしまい、寝てると14時半みんな帰宅。
色んな郵便物に目を通す。
夕食の時谷やんから電話。
あさってRHなんだけどいろいろ予習しないといけないようだ。
うー、全然やる気が起きないよー。 (終わり)


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