シリアル エクスペリメンツ レイン
-アニメ版セリフ集-

なんとなく記憶に残ったセリフを抜粋して、管理人が感想をつけました



- layer01.WIRED -

  • 「....うるさいなぁ....黙ってられないの....?」

    玲音最初のセリフ、ちょっと印象違いますね。おそらくレインかな?


  • 玲音 「どうして、死んじゃったの....」
      千砂 「ここには、神様がいるのー」


    チャットみたいに感じますが、メールの様です。
    チャットしてると実生活では言えない様な会話になりやすいです。NETの魔力です。


  • 康夫 「この世界はね玲音。リアルワールドでもワイヤードでも、人間はみんな繋がっていて、
          それで社会が動いてる。玲音の様な子でも、すぐに友達が出来るんだって。
          怖がる事なんて全然ないんだよ、そこら辺の所がママには理解出来ないんだな....」
      玲音 「怖くなんか....ないよ、あたし」
      康夫 「でも、どうして急にそんな事を言い出したのかな?」
      玲音 「会いたい友達がいるの....」


    この後に不気味な康夫の笑いが続きます、始めて見た時は「カチン」と来ました。
    まあここの管理人もNETに夢中の時は似た様なものかも.....知れない.....ぐむぅ。


    - layer02.GIRLS -

  • 玲音 「ううん、違うよ....判んない...」
      美香 「なあんだ、誰か来てるのかと思った...」
      玲音 「誰かって..?」
      美香 「玲音の空想の、お・と・も・だ・ち....とかね...」


    美香の目つきと何ともいえない「間」が印象的です。文章での表現キツイっす。


  • 運送屋 「最新式のNAVIだよ! それもフル装備の!
           これだけのマシン・パワーがあったら、ワイヤードに入っても全然ストレス無く自由に動けるんだろうな。
           俺も自作マシンやってんだけださ、全然かなわないや」


    まったく同感です。
    止まるOS、落ちる回線は、人のストレスを比躍的に増大させる一種のスマート・サプリメントで(以下略)


  • レイン 「どこにいたって、人は繋がっているのよ」

    2話の決めセリフ、何度みてもカッコイイですな。


    - layer03.PSYCHE -

  • ありす 「でも、あたし達、変だよ。あたし達、昨日人が死ぬのを間近に見たんだよ?
           それなのに、まるで映画でも見たくらいの感覚でいってる」
     麗華 「でもさ、昨日の夜、確かにあたし達そこに居たけどさ、何かリアリティ が無かったって気がする」
     樹里 「あたしも、そんな感じかな。ありす、そんな深刻に受けとめない方が いいと思う」
     ありす 「そうじゃなくって、深刻に受け止められないから変なんだって」


    こうゆう事って実際にありますよね。
    昔、交通事故で頭割れてるの見たのですが、急いでいたのであまり見れなかった(おいおい)
    その後いくら思い出しても記憶の現実感にかけた時がありました。
    あんなに、冷や汗と悪寒を感じたのが嘘のようでしたから。


  • 玲音 「おかえり、お姉ちゃん」

    『lain』屈指の名場面の一つです。
    玲音があんな笑顔で「お帰り」なんて言うなんて 想像もしてなかったので......魅せられました。
    巻き戻し多発地帯の一つです。


    - layer04.RELIGION -

  • 康夫 「ワイヤードはあくまでも情報を伝達し、 コミニュケーションする為の空間。
          リアルワールドと混同してはいけない。
          ---忠告の意味...判るかな...」
     玲音 「違うよ、そんなに境界ってはっきりしてないみたいだよ...
          もうすぐ中に入れるんだよ...フルレンジ、フルモーションで 私をメタファライズして...」
     康夫 「そんな事、いくら最新でも民生用のNAVIでは...」
     玲音 「出来るよ、改造したから」
     康夫 「プシュケー・プロッセッサーか....」
     玲音 「心配しないで、わたしはわたしだから」
     康夫 「そうかな...」


    これを喋ってるのは、玲音...?レイン?なんかどちらにも当てはまらない気がして 気になってます。


    - layer05.DISTORTION -

  • ? 「このリアルワールドで、神という存在は 概念でしか存在しない。
        しかし、ワイヤードなら、ゼウス的存在が具現化 し得るのではないか...」


    幼い頃?の玲音に人形の様な父が語った言葉、5話は意味深いです。


  • ありす 「なんとなく、だけど...面白いから、 とか、お金の為じゃない気がする...」

    ナイツに対して、ありすが語った言葉。冴えてます、やっぱこの女ただ者じゃないっす。
    「面白いからでも、お金の為でもないが、やる」...なんか良いですよね、そういう何か。
    使命は大げさですが欲しいですね、そういう何か。
    このWebもメリットなく運営中(笑)。たぶんlainが俺の心にハッキングして(以下長いので略)


    - layer06.KIDS -

  • レイン 「死んでしまった子の事はもういいよ。 それより、今子供達の間で流行ってる遊び。
           あれは教授の実験の再現じゃないの?」


    「死んでしまった子はもういい」と言い放つレイン、明らかに玲音には言えないセリフ....
    6話以降は、今迄のように瞬間的にレインになるのではなくなってきます。


  • レイン 「あんた達何なの!どうしてあたしに 色々教えようとしてたのよ。
           あたしもあんた達のオモチャだったの! 何がしたいのよ子供を使って!
           ただ面白いから?自分達に出来て、 面白ければ何でもやるんだ!
           だったら、ただの猿だ!!ははは!」


    シナリオでは玲音になってますが、これはレインでしょ、口悪いっす。
    6話冒頭で味方っぽかったナイツが敵らしいとは.......展開早いです。


    - layer07.SOCIETY -

  • 声 「メタファライズ、意志、パワー 、眼の光、存在」

    WIREDでレインがナイツに狙われている噂。
    レインについて聞いてきた男に、ナイツのでぶがレインを説明する時に言った言葉です。
    うまいですね....やるなぁDUKe。


    - layer08.RUMORS -

  • タロウ 「いるかどうかなんて誰にも判らないさ 。
          ワイヤードに神様なんていようがいまいが、ユーザーには関係ない事だもの。
          ちょっと待ってレイン....あいつを殺っちまってからだ」
     レイン 「何が面白いのさ、他のプレーヤーを殺してばっかり」
     タロウ 「何がどうして面白いかなんて、誰にも判りはしないさ」


    WIREDでのレインとタロウの会話。さすがにノリが玲音とは違う。
    ここでのタロウの言葉にはとても共感を覚える........


    - layer09.PROTOCOL -

  • タロウ 「でも、俺がデートしたかったのは、 あんたじゃないんだよ、玲音」
      玲音 「一緒なの。あたしは、あたし。一人しかいない...」


    これ、玲音ですよね。レインみたいですけど、目線も強いし。
    『visual experiments lain』に「レインと玲音はかけ離れた存在では無い」と書いてありますが、なるほど。


  • 玲音 「これが、なんだか知ってるでしょ... タロウ君だよね....」
     タロウ 「.....」
     レイン 「ナイツなんだよね」
     タロウ 「本当の...レインだ...」
     レイン 「ワイヤードの中に、あたしがもう一人いるかどうか、それはあたし には判らない。
          でも、このリアルワールドにあたしがもう一人いるなんて事は絶対に無い」


    清水香里の演技がセリフを素晴しくさせてます!ってやっぱ文章じゃ駄目っすね。
    ビデオなり、DVDなり見てください。


    - layer10.LOVE -

  • 玲音 「どうして、こんな事になっちゃったのかな ...あたしが、何かしちゃったのかな.....
          そうならない様にって、いつも気を つけていたのに.....
          変な事いっちゃわないか、いつも気をつけていたのに....
          そうなのかな、やっぱり...あたしが肉体を持っていちゃいけないのかな.....」
     ありす 「そうよ玲音。あなたはリアルワールドには必要が無いんだよ」


    聞いていて痛い言葉でした.....ありすのとどめの一言が効きます。
    この言葉を言ったのは本当のありすじゃないよね?あ.....本当のありすなんて いないんだっけ.....


  • 康夫 「これでお別れです、玲音さん....もう ご存知になったんでしょ。
          私達の仕事は終わったんです。短い間でしたが 大したお世話も出来ずで....
          あなたはこれからどうしようと自由です。 いや、最初からあなたは自由だったんだ....
          お別れを言う許可は得てないのですが 、私はあなたが好きだった....」
     玲音 「----」
     康夫 「別に家族ごっこが楽しかった訳じゃない。あなたという存在が、 私には羨ましかったのかもしれない...」
     玲音 「待って! あたしを一人にしないで!」
     康夫 「一人...一人じゃないですよ、あなたは。
         ワイヤードにコネクトすれば、誰もがあなたを迎えてくれる... そういう存在だったのですよあなたは....」


    次のセリフと合わせて、なんだか凄く切ない告白です。
    玲音はどうやら、おっさんに好かれる様です、俺もか.....いや俺はおっさんじゃない。


  • 黒服 「私達には、あなたが何なのか未だに 理解出来ていない。
          しかし、私はあなたが好きだ。
          不思議な感情ですね、愛という ものは....」


    黒服のカッコイイ方です、いわゆるカール。.....渋い.....林随錫が言ってたらキマラナカッタ筈です....。
    そうだねえ不思議だねえ(謎)


    - layer11.INFORNOGRPHY -

  • ありす 「玲音...本当に...」
      玲音 「-----」
      ありす 「玲音...笑った...」


    この笑顔.....いやこの表情は『笑顔』ではないですよね。アルカイックスマイルでもないようだし.....
    なんだろう、この表情って何と言えばいいのでしょうかね.....
    絶対の確信と優越感に、諦めと孤独が混ざったような.....女神のみられざる顔(おもて)ってやつかなぁ。


    - layer12.LANDSCAPE -

  • 玲音 「なあんだ、そうだったんだ。 世界なんてこんなに簡単なものだったんだ。
          あたし全然しらなかった... あたしにとって世界は、ただ広くって、怖くって.....
          でも判っちゃたら、 なんだとっても楽.....」


    たぶんですが、この時にはもう玲音は半神?みたいな存在だと思います.....
    少なくとも世界の理解してしまったようですから。ただ人の暖かさを完全に理解できてない みたいですが.....
    それは、ありすが教えてくれるのでしょう。


  • 黒服2 「俺たちは、はめられたんだな?」
     黒沢 「.....どう解釈しようが構わない、これまでの報酬だ」
     黒服1 「逃亡しろと.....どこへ?」
     黒沢 「.....そうだね、電話も電線も無くって、衛星がカヴァーしてないエリア」
     黒服2 「この地球に、そんなところがあるわけねえだろ!」
     黒沢 「逃げのびるんだったら、そんな所をさがすしかない」
     黒服1 「....何が起こるんだ、デバイス無しで、ワイヤードとリアル ワールドを繋いでどうするつもりなんだ?」
     黒沢 「.....素敵な事が起こるのさ.....楽しみじゃないか.....」


    やはり黒沢は何か得たいの知れない核心部分を知っている人物なのでは?と思う。
    玲音の過去の記憶(らしきもの)とも少なからず関わりがあるのだろう、作品中では触れていないので推測ですが。


  • 玲音 「ありすだって誰だって、みんなアプリケーション でしかないの。肉体なんて、要らないのホントは」
      ありす 「.....違うよ.....」
      玲音  「え.....」
      ありす 「.....あたし、よくわからないけど玲音がいってること、間違ってると 思う.....
            .....こんなに冷たいけど、でも、生きてるよ玲音の体.....」


    もうこの時、玲音は『人』ではないでしょう......たぶん。そして肉体を否定する玲音に、ありすは.....
    玲音も誰かに優しくされたのは、これがはじめてではないでしょう。
    でも『やさしさ』を心から感じたことは、もしかしてコレがはじめてだったの ではないでしょうか?
    いくら優しくされてもソレを素直に受けとめれる自分が いなければ一歩通行でしかなかいですから。
    この後の『ドキ ドキ』.....がみてる人の胸にも響きます。


  • デウス 「感覚だって脳の刺激でどうにだって 得られる。
           嫌な刺激なんか拒絶すればいい、楽しくて気持ちがいい事だけすれば いいのさ」


    シナリオ本で、脚本家の小中千昭さんが、
    「そう出来る様になるのも、そう先じゃない。でも、そうなってしまうと判らないままでいる事がとても多いと思う」
    .....こう書いてました。
    なんか凄く胸に染みました.....でもそういう事が出来る様になったら自分がどう するかは.....まだ判らないです。
    「嫌な事でも好きになる事ができる」こればかりは自分の意志では無理ですからね.....
    それが出来る時代に自分は....生きてるのかなあ。


  • 玲音 「判らないのは、あなたの事、神様」
      玲音 「あなたが出来た事はWIREDからデバイスを解放する事。
          ネットワーク とか...そういうものが無くちゃあなたは何も出来なかった」
      デウス 「そうさ、それらは人間の進化に伴って生まれたものじゃないか。
           最も進化した人間はそれにより高い機能を持たせる権利がある」
      玲音 「....その権利、誰がくれたの?」
      デウス 「!」
      玲音 「地球の固有振動波にシンクロさせたコードをプロトコル7に組み込む事で、
           集合的無意識を意識へと転移させるプログラム...本当にあなたが考えだした事なの?」
      デウス 「...何を言いたいのだ!まさか...まさか...本当に神がいるなどと!!」
      玲音 「どっちにしろ、肉体を失ってしまったあなたには...もう判らない事」
      デウス 「嘘だ!僕は.....僕は万能なんだよ!僕が君をリアルワールドに肉体化させてあげたんだぞ!
           ワイヤードに偏在していた君に自我を与え....それを!!」
      玲音 「あたしがそうだとしたら、あなただって」
      デウス 「僕は違う.....!!僕は!」
      玲音 「あなたは確かにワイヤードでは神様だった。
           でも、それはワイヤードができるまで待っていた、誰かさんの代理の神様.....」


    玲音に敗れるデウス.....彼は、WIREDをリアルワールドの上位階層と考えていたが、
    実際にはリアルワールドが上位階層でワイヤードは繋げてるだけだった。
    そして『lain』という存在は.....よく判らない、上位とか下位ではなく『偏在』してるものなんだろう。
    それが時々集まって意志を持てば、13話のラストみたいな事も出来るのかな.....


    - layer13.EGO -

    きおくにないことはなかったこと きおくなんてただのきろく きろくなんてかきかえてしまえばいい

  • ありす 「何でも無い、今、変な事おもっただけ。
          記憶に無い事は無かった事なんだって、記憶に無い人は最初からいないんだって....」


    lainとありす。
    記憶からきえても、きえてしまっても、決して何もかもがきえるわけではない。
    少なくともありすはこの言葉を知っていた。歩道橋でにいる玲音が気になりかけよっていった。
    康夫やタロウもきっとそうだと思う。


  • 英利 「...やめてやるやめてやるあんな事をこの僕にするなんて...
          ああやめてやるとも絶対やめてやる....」


    面白いから載せただけ(笑)重い展開の中でなんとなく笑みがこぼれるです。


  • 玲音 「ワイヤードは繋げているだけだったんだ。でも...じゃあ、どこと繋げられていたの.....」
      れいん 「人がそれを知る必要があるのかな。知らなくたって、ずっとこれまでやってこれたじゃない、
           人の世界はそれぞれ勝手に神様を作って、世界はこうだって思い込んで.....」
      玲音 「嫌な言い方.....」
      れいん 「嫌でもそれが玲音、あたしなんだよ、判ってるでしょ。
           そうだ!玲音は人なんかじゃなかったんだね!ふふふ.....
           玲音は何処にでも偏在しているもの、玲音はじっと見つめるもの、玲音は神様なんだよ」
      玲音 「違う...違うよ!」
      れいん 「神様になっちゃえば楽じゃない、人なんかより、ずっと楽になれると思う、何もしなくっていいの。
           ただいて、みてるだけ、誰も玲音を蔑んだりしない、誰も玲音を嫌ったりしない」
      玲音 「.....そんなの.....」
      れいん 「ねえ.....玲音、もう一度、最初からやり直そうよ。せっかくリセットしたんだもん」
      玲音 「もういい!!」
      れいん 「.....じゃあ、あなたは何なのよ玲音......」


    この妖精的な『れいん』を管理人が凄く気に入ってる.....じゃなくって.....
    玲音とれいんの語らい、れいんが玲音に世界の事象を説き、神様になる様に促しますが.....
    玲音は肉体の暖かさを忘れなかったのかも知れません。


  • 玲音 「あたし、あたしはどこにいるの.....」
         「さあ、玲音」
     玲音 「おとうさん.....」
         「玲音、もういいんだよ、そんなものを被らなくっても」
      玲音 「おとうさん.....知ってる.....あたし、みんなが....」
          「好きだって、違うのかい.....」

      玲音 「記憶って過去 の事だけじゃないのね、今の事、あしたの事まで.....」


    管理人はここで玲音と一緒に泣きました(実話)
    セリフの欄に「康夫」といれてないのは、あれは康夫ではないからです、たぶんですが.....
    『求めてヤまない救いのカタチ』の中で玲音がすがったカタチの想いなんですね.....たぶん(何時もたぶん).....
    何のかんのいって、彼は玲音に優しかったのかも知れませんね....好きじゃないけど。


  • ありす 「こんにちは」
      玲音 「...こんにちは」
      ありす 「前に会ったっけ?会ったよね?」
      玲音 「......」
      ありす 「あ、教育実習で行った学校の子? あ、でも違うな...ええと...」
      玲音 「...はじめまして」
      ありす 「え...?」
      玲音 「はじめまして....だよ」
      ありす 「...そう、じゃあ始めまして。私、ありすっていうの。おもいっきりな名前でしょ。
           はずかしいんだけどね。あなたは?」
      玲音 「..玲音」
      ありす 「...玲音...うーん...」
      男  「やっぱり知り合い?」
      ありす 「ううん、勘違いだって。じゃあ、さよならレイン。いつかまたどこかで会えるかもね」
      玲音 「....そうだね、いつだって会えるよ...」


    もはや何も語るまい、です。
    『玲音』のセリフは字の表記をどうするか悩みましたです。
    レイン、れいん、lain....でも結局は玲音にしました。
    気が付けば、13話の最後の辺りのほとんど全てのセリフを抜粋してしまった。
    それだけの内容ですからね.....。そして.............。


    - 私はここにいるの だから一緒にいるんだよ ずっと... -


    lain continues to live eternally In the wired


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