thietさん 99.7/3 wrote.
PS版lainについて
PSの玲音は、「現実」(確信は無いですが)での行動、言動において、実に活動的。
言いたいことは言える(言う)。お父さんは作る。人見知りも無いに近いですね。(牧野とか)
描写はアニメと180度違うと思います。接し方は、終盤には「普通」の人みたいでした。
アニメの場合、目が合うだけで躊躇する玲音が嘘の様です。
本題に入ります。
PSの玲音はどんな価値観を持っていたのか。
所謂自殺後の世界が真の理想郷と考えていた(あるいは玲音の本能で)のだと思いますが、
玲音はその世界(繋がれる場所)を本当の意味での「生の世界」ととらえていたのでしょうか?
よく人が死ぬ理由の一つに、「居場所が無い」、「将来に不安がある」、「漠然とした虚無感」などが挙げられます。
玲音は、繋がることでその居場所と安心を手に入れられると思ってその様な事をしたのだと思います。
玲音はその後、笑顔のままです。きっとその願いが叶ったのでしょう。
本当にそれが良かったのかは別にしても。
そしてその自殺の仕方、銃口を口に含めての拳銃自殺という行動。
この描写はわかる人にはわかりますが、かなり卑猥な描写です。
そして、まぎわにみせる身体を捨てる(ある意味で「委ねる」)恐怖に対する怯え。
この玲音の一部始終をその卑猥な行動と重ねると
怯え=緊張、震えが止まる=覚悟する、引き金を弾く=(書けません)、笑顔=満足(安心)
何もこう書く必要も無いのですが、そういう暗示も含まれているのかな、と思っての事です。
そして、玲音の価値観の中でのユートピアにたどり着く。
上記の私的暗示にも、ある意味では、説明がつくと思います。
この方向から見ると、玲音は人間の本能的な行いをそれに従い、やり遂げたという事でしょうか・・・
これ、広い意味で安心を手に入れられます。
thietさん 99.6/29 wrote.
岩倉玲音という人間は、日本人を象徴したキャラクター
岩倉玲音という人間は、日本人を象徴したキャラクター。
理由 オープニングを思い出してください。玲音がワイヤードみたいなところで、
歩いているシーンがあります。そこの辺りで流れる言葉に注目してください。
「岩倉玲音」、「日本人」と立て続けに流れてきます。これは勝手な憶測なんですけど、
この描写は、「外国から見る日本人」をいっているのではないでしょうか...。
この画面がワイヤードを意味しているとなれば、尚更・・・。(www故に)
海外の日本人に対する評価は、決していいものばかりではありません。
恥ずかしがり屋だとか、意見を堂々と言えないとか、真似はうまいとか・・・
これを踏まえて、改めて「岩倉玲音」という人物を見ると..つまり、そう言う事になると思います。
あくまで憶測ですよ、憶測....。