東野圭吾さん #03


『パラレル・ワールド・ラブストーリー』 東野圭吾 1995/2 中央公論社 ♪:☆☆☆
作品紹介 並んで走る二つの電車
並んで走る二つの電車、向こうの窓に見える彼女。彼女もこちらを見ていたように思う。
でも、二つの電車は並んで走っているけど、同じ場所に行くわけではない。
.....パラレルワールドってやつはこんなものなのかな......そう思っていた。
そして時が少し経った。今はあの電車も使ってはいない。

ある日、親友が連れてきた恋人は、むこう側の電車にいた彼女だった。
・・・・・
そして自分は彼女と暮していた。
親友はどうしたのか.....記憶と事実のズレに気がついた主人公。
感想(ネタバレ) 記憶を望むように書きかえる
記憶を書き換えてしまった主人公が、本当の記憶を思い出していく.... 途中の場面で「・・・・の話に相槌を打ったりもした。○○の人生感を壊そうとは思わなかった」 って本編とはあまり関係ないような場面があるんですが、 この物語も三者三様、人生観が違うのですよね。
崇史のとった行為もそんなに変だとは思えないし、麻由子も。 ある意味で一番恐いのは智彦かも.....強いとは思うのですが、 同時にある意味でこれは復讐なんじゃ....とも思いました。
智彦の意志の通りに、最後の最後でまた記憶を書き換えている辺りがちょっと引っ掛かるかな。
KeyWord:敦賀崇史 親友の恋人に惚れた男
「人を好きになってなにが悪いんだ。彼女はまだ誰のものでもない」
KeyWord:桐山景子 中央研究所視聴覚認識システム所員
「解決しないほうがいい問題ってのも、世の中にはあると思うから」



『怪笑小説』 東野圭吾 1995/10 集英社 ♪:☆☆☆★
作品紹介 短編9篇を収録
『鬱積電車』.....朝の満員電車の乗客の心の叫び。
『おっかけバアさん』.....おっかけになったバアさんの執念。
『一徹おやじ』....巨○の星をパロってます。真実味はこちらに軍拝。
『逆転同窓会』....先生の同窓会?に生徒を招待してみたら...。
『超たぬき論』....新理論!UFO現象の全てはたぬきで説明できる!
『無人島大相撲中継』.....ラジオ人間活躍!そして何時でも人は娯楽を求める、インチキも。
『しかばね台分譲住宅』.....死体を回覧板の如く廻す、ある二つの町内会の物語。
『あるジーサンに線香を』.....あるジャーノンに花束を。
『動物家族』.....喚くスピッツ(母)、猫(姉)、狸(父)
感想 後書き好き
笑。この手の本は好きです。
なんかデジャブな話もあったのですが、TVなんかで採用されて知らないうちに見たのかな?

短編の中では『一徹おやじ』『超たぬき論』が好きでス。
ちょこちょこある後書きも。短編に逐一後書きいれる作家って珍しいっぽい。



『天空の蜂』 東野圭吾 1995/11 講談社 ♪:☆☆☆★
作品紹介 原発クライシス
完成直後に強奪された自衛隊の新型ヘリコプターCH-5XJは、遠隔操作で高速増殖原子炉「新陽」の上空に移動しホバリングを開始する.....
ヘリをコントロールし「天空の蜂」を名乗る男は日本政府に対して、
「午後二時までに全ての原発を使用不能にせよ、さもなければ、
 新陽に爆発物積んだヘリを落下させる、原子炉も無事ではすまないだろう。」
そしてヘリの中には少年が一人残されていた....
感想(ネタバレ) 100%なんてない、限りなく99に近づけていくだけ
クライシスものとしての臨場感よりも、原子力というものに対する考え。
原発がなくても暮すことはできる、だが今の電力を維持するには原発が必要だ。それならそれでいい。だが、そんな問題すらも誰も考えてはいない。
嫌な感じに書かれている知事や非常電力規制時にもエアコン使いまくってる人達.....そして犯人達はそれに訴えたかった。そんな感じが伝わってきました。

ところで本当に、逮捕されたらどうなるんでしょうか。騒乱罪、器物破損とかはともかくとしても、原発は絶対安全で、ヘリが落ちても炉心に影響はないって国が認めていると書かれていますから、 殺人未遂とかにはなるんでしょうかね。
KeyWord:三島幸一 Bee
「一度は蜂に刺されたほうがいい」



『毒笑小説』 東野圭吾 1996/7 集英社 ♪:☆☆☆★
作品紹介 短編12篇収録
『誘拐天国』....金持ちの道楽としての誘拐。母親の見栄。子供の思惑。
『エンジェル』....天使に似た生物発見!でも都合が悪いと害虫扱い。
『手作りマダム』....悪い人じゃないんだけど困ったマダムと主婦達の苦悩。
『マニュアル警察』....区役所に負けじと(謎)警察も完全マニュアル化!
『ホームアローンじいさん』....家族がいないリミット二時間以内にAVを見ることが出来るのか?
『花婿人形』....母親のいいなりで生きてきた青年の結婚式。
『女流作家』....出産後姿をみせなくなった作家に隠された秘密。
『殺意取扱説明書』....なんでも取説の時代、殺意にも説明書があったらば。
『つぐない』....50を越え突如ピアノを習い出した中年の真意とは....。
『栄光の証言』....殺人現場を見かけたウダツの上がらない男は一躍近所のスターダムに?
『本格推理関連グッズ鑑定ショー』....有名事件の現場に残されたモノのお値段は?
『誘拐連絡網』....多少の善意?からなる困った悪意のあるようでないようなある連絡網。
感想 うかつに電車で読めない
笑いじゃないような話もあるのですが『毒笑』だからいいのか.....。

『手作りマダム』『マニュアル警察』『ホームアローンじいさん』『誘拐連絡網』がBM。



『秘密』 東野圭吾 1998/9 文藝春秋 ♪:☆☆☆★★
作品紹介 二人の秘密
杉田平介の、妻・直子は事故で娘・藻奈美を庇って死んでいった。

奇跡的に意識を取り戻す娘・藻奈美。
しかし、その魂は.......彼の妻・直子のものだった。

精神と記憶をそのままに、娘の肉体を持ってしまった直子。
老いていく平介、再び青春を謳歌する直子に対する嫉妬と欲望........
二人が辿っていく道と、その結末は......
感想 小説は面白い
かなり矛盾を感じる部分もあります「そんなに簡単に割りきれるものか...」とか。
でも素直に読めば凄く読みやすく面白い作品です。
設定こそ意識の入れ替わりとかですが、
どちらかといえば父と娘(妻なんですが)の淡いエロス.....なお話。

最後まで飽きずに読めて面白いんですが、読了後の感動に欠けるかな.... とはいえ、何度も読める傑作だとも思います。

あと個人的に装丁がとても好きです。シンプルですが、なんとなく中身を開きたくなるような....
広末涼子主演で映画にもなってます。
広末自体は嫌いでは無いし、魅力的な人だと思うんですが、 なんというか魅力を肯定できないというか、魅力の部分がドラマ自体を駄目にしているというか........まあ、不思議な人ですよね。 という訳で映画は駄作だと思いますが、小説は面白いです!
小説の邦画化って失敗多い......
感想(ネタバレ) ・・・は怖い
原作を見ないで、ここを見た人にいっておきますが、娘萌えするとか言う物語じゃないですよ(笑) それにエロスといっても淡い思い的なエロスです。つーか女は怖いねぇ(謎)
KeyWord:杉田平介 頑張れお父さん(謎)
「私や娘が生きてる世界と、君のいる世界は全く別物なんだ。
 だから交わってもうまくはいかないんだ」
KeyWord:杉田直子 ・・・・
「どんなことにも終りはあるのよ。
 あの事故の日、本当は終るはずだった。それを今日まで引き延ばしただけ」



『片想い』 東野圭吾 2001/3 文藝春秋 ♪:☆☆☆★
作品紹介 「QB、久しぶりだな」
学生時代、アメフト部のクォーターバック(QuaterBack)を務めた 西脇哲郎は、十年ぶりにかつてのマネージャー日浦美月と再会する。 ....何も語ろうとしない彼女の口から漏れた意外な声、そして驚くべき告白。

一体、自分は仲間や彼女のこと、自分の妻のこと、そして自分のこと、その何を知っていたというのか....? 「自分を裏切らない」その為に生きようともがく人々を描いたミステリー小説。
感想 何かを取り戻したくて、昔話をするんだ
仲間が何年か年をえて出会う。.....東野さん得意のシュチュエーションですが、 最近は久しく見ていなかったので、かなり期待しました。

内容は予想とは少し色が違った印象、いわゆるジェンダー問題を扱った作品なのですが、 ただ法律をどうこうしろとか、世間の認識をどうしろに留まらずに、 そもそもジェンダー自体が持っているであろう矛盾などにまで話を掘り下げ、 かなり読み応えがあります。
ミステリー的にも王道をいってるような作品。

読んでいる時は、個々の人物が露呈する感情の流れや、言動に多少説明不足というか、矛盾?.... のようなものを感じたのですが、それこそ片想い、メビウスの輪なのでしょうか....。
読むのに邪魔だから、ハードカバーのカバーを取ったら描かれている メビウスの輪、輪の上を歩く人、座っている人......。なんとなく判ったような気もしないでもない。 理屈じゃないような.....偶然にカバーを取ってこれを見なかったらば、 危うく私も「男の世界」に入るところでした。

それでも哲郎が想う、男の世界もわからないではないんですが........ ナルシストな部分とかを自覚してもそういう気持ちって誰にでもあると思うし、 これはこれでまた大事なものだとも思いますから、結局『片想い』って事なのでしょうか。

世間一般でいう恋愛的な意味での『片思い』ではなく、そういった意味で読んで心に残る本です。 ジェンダー問題に興味のある人にもお勧め。
感想(ネタバレ) 人間はみんな島のようなものだと言ったのは誰だったっけ?
ここでいってる性を白黒で区切るのが間違っている、ってのはやっぱり同感です。 私は男で普通人ですが(そもそも普通人ってなんだとも思うが) 小さい頃はいわゆる男の子の遊びより、ぬいぐるみ遊びのが好きでしたし、 今は料理したりするのも嫌いじゃない。料理を女性的だと決めつけるのもオカシイと 思いますが、一般的にそう認知されてるので仮にそうだとすれば、 誰もが女性的な部分と男性的な部分をもっているものだと思います。

作中の「同性愛者もいるんだから、性不一致の人間が同性愛者の場合、そいつは 何も問題なく生きていけるんだな」などが印象的でした。

あまり作品の感想になっていませんが、他人に迷惑をかけてるわけでは無いのに 「異質だ」というだけで他者を排除しようとするのは、現代に残る 人種差別だと思います。肌の色の違いで人を差別していた時代となんら変わりもない。 .....それでも自分の中にそういう部分があるから、こういう作品を読むと胸が痛みます。

それと、末永睦美。アンドロギュヌスになれない少女、ホントウの意味で最も ツライ状況にあるのは彼女.......生命を紡ぐ力が無い、ってのはどういう気持ちがするものなのか.....。
KeyWord:日浦美月 「美月」って名前が深いですよね....
「何もかもオレの自己満足だし一人相撲なんだ。
 永遠の片思いってやつさ。だけどさ、それでもオレにとっては大事なことなんだ」
KeyWord:嵯峨正道 劇団「金童」主催者
「信用してないんだよ。
 俺達が何をいっても、自分たちの理解できる世界に封じ込めようとする。
 俺たちは自分たちの言葉で話す。人には任せない」
KeyWord:相川冬紀 彼の語る「壁」が印象的
「メビウスの帯をご存知ですか?
 ふつうの一枚の紙ならば、裏はどこまでいっても裏だし、表は永久に表です。
  両者が出会うことはない。
 でもメビウスの帯ならば、表だと思って進んでいったら、
 いつの間にか裏に回っていることになる。つまり両者は繋がっているんです。
 ......この世の全ての人は、このメビウスの帯の上にいる。
 完全な男はいないし、完全な女もいない。
  またそれぞれの人が持つメビウスの帯は一本じゃない。
 ある部分は男性的だけど、別の部分は女性的というのが、ふつうの人間なんです」

「私は自分のことを異常だと思ってはいないからです。
 この心で、この身体を持っている、それが自分自身だと信じているからです。
  何も変える必要はない」
KeyWord:末永睦美 生命を創れない少女が、美月に語る言葉
「結局みんな、男はこういうもの、女はこういうものっていうふうに勝手に決めつけて、
 自分とのギャップに苦しんでるように見えたんです。
 男って何か、女って何かっていうことの答えは、誰ももっていないみたいでした」

「あなたは持っているわけ?」

「一応、あります。あたしにとって男と女ってのは......あたし以外の人間です。
 みんな男か女かのどっちかにわけれられる。でもそれだけのこと。
  わけることに、意味なんてない」



『超・殺人事件』 東野圭吾 2001/6 新潮社 ♪:☆☆☆★
作品をてきとーに紹介、多少ツッコミ 短編8篇
本とか小説とか(特にミステリ系)を好む人々に痛切に投げかけられた一冊。尚、通説を、ともいうかも。
・・・つまりは、東野さんが何時か書くと思っていたような笑い本(だと私は思っています)
『超税金対策殺人事件』・・・ある作家が、確定申告から逃れるようと実行する、一大トリックとは?(でもない)
『超理系殺人事件』・・・読者は理系ミステリの何割を理解して読んでいるのか?(大きなお世話だ)
『超犯人当て小説殺人事件(問題篇・解答篇)』・・・当てるヤツ、考えてるヤツはどの位いるのか?(面目ない)
『超高齢化社会殺人事件』・・・一つの可能性としての未来?
『超予告小説殺人事件』・・・予知夢・第二升(嘘)
『超長編小説殺人事件』・・・新刊・話題本コーナーの本はどうしてアレばかりなのか?
『魔風館殺人事件(超・最終回・ラスト5枚)』・・・ノーコメント。
『超読書機械殺人事件』・・・「読書って一体何だろうな」
感想 読者の苦悩
副題:〜推理作家の苦悩〜とあるように、創作する側からみた舞台の裏側とか?
作家でありながら一読者ともあろうとする作家の苦悩とか? 今の出版業界に対する痛切(通説とも)な皮肉とかーで、日本推理協会除名覚悟らしいです。絶対に大丈夫でしょうが。

『超税金対策殺人事件』 いかにも、といった感じで繰り広げられるジャブ。
何だか物足りないし、捻りも全然ないし、結末も王道?すぎて 「こんなジャブ全然きかねーよ」とかもいいたくなるのですが、 判りやすく読みやす過ぎる、このネタを最初読んだせいか後の作品に入りやすいって感じはあるかも。

『超理系殺人事件』 ワタシ文系です、すいません理解できませんが理系ネタ好きです。
・・・っつー感じです。
確かに自分でも↑系の本は読んでいて「....」と思うことはありますが。
でも、↓にある『超長編・・・』でも言ってるけど「専門的な分野や描写云々...」ってのもあるし。 それにホラ、なんつーか小理屈っての?本好きな人間で小理屈が嫌いな人間ってあまりいないと思うのですよ。 でもって、たぶん文系のが多い筈。
だから小理屈の一つのアイテムとして理系ネタに興味を持つのって当然じゃない? 私はそう。少なくともそうですねーたぶん。

だいたいさー今や少年漫画でも出てくるではないですか、理系ネタってさ。科学ネタともいうけども。
「ラプラス理論を装備したコンピューターが予測するところによると、 二つの歪曲した時空間、ミラーツインズとして存在していたものが両者から認識された場合に、 そのどちらもが生き残る可能性は単にいえば確率的にはシュレッデガーの猫だ!」
・・・とか。なんかわけわかんないけど、カッコイイじゃん。まーそんな感じすね(ヲイ)

でも東野さんの理系ネタは、文系的にもわかりやすいのは確か。コアな人には物足りないのでしょうが。 「難しくてわけのわからないものほど良い」って傾向は確かにどうかなーとかも思う。 でも判らないだけに文句つけズライから、誰かが良いっていってしまうと迂闊に反論できないし。所詮は文系。ニセ理系ですらない。

『超犯人当て小説殺人事件(問題篇・解答篇)』 私は、犯人をあてようと思ってミステリを読んでないのです(汗)
小説は作者の世界。私はそこをミュージアムだと思って歩く閲覧者だと思っているので。
基本的に本を買わないで図書館経由で借りる私にとっては公共施設のようなもの(ヲイ)です。

『超高齢化社会殺人事件』 んー個人的にはこんな老後、別に悪くにないとも思うけどね。
どちらかといえば、90歳になって作品を書いてる(仕事をしてる)作家のバイタリティーなどに驚嘆しました。
大型書店で時々見かける「週刊○○(適当な語句を入力)」など「これ誰が買ってるんだ?そもそも商売になるのか?」 といった本は、こーして作られてるのかなーなどと妄想する。

『超予告小説殺人事件』 んー面白いけど結末がベタすぎ。ついでにいえば内容も。

『超長編小説殺人事件』 この本もハードカバーですね(謎)※↑の『超理系・・・』を参照。
ハードカバー嫌いじゃないですよ。愛蔵したい本に限って言えば。ただ実際問題つーか色々な意味で、 ハードカバーよか文庫のがいいのは絶対に間違いない断固として。
保管場所問題(縦サイズの統一がデカイ)・読みやすさ(寝転んで読めるし持ち運び楽)・値段など、 色々な意味で。保存にはハードカバーのが適するかと思いきや、結構ページがパラパラと落ちるような気がする..... 実は文庫のがもつと思っています。ハードは一度崩れるとモロイし文庫にある柔軟性がない。 文庫はページとれてもテープとかで止めてしっかり読めるけどハードは無理。
本屋の話題本コーナーなんかに置いた時に見栄えがいいのはハードだけど、実際問題として 家でもインテリア扱いなんで文庫のが好きです。
・・・そいうえば、東野さんって今の世間一般でいう「長編」って無いですね。

本の価値はページとかでは無いと思っていますし、勿論高尚だとか云々でもない。 簡単にいえば好きか嫌いかだと思うのですが、そーいった意味で長編ってのは本来ならば 時間を食うぶんだけ敬遠されるとも思うのに、なんかこんなに隆盛なんでしょうかね。 とはいえ私も長編嫌いでもないですけど。なんか読んだーって気がするし。そもそもツマラナカッタラ読まないで返却するので(笑)

『魔風館殺人事件(超・最終回・ラスト5枚)』 ノーコメント。

『超読書機械殺人事件』・・・「読書って一体何だろうな」
私にとっては....TVみたいなもんです。変な言い方でしょうが。
基本的に無料(借りてるので)だから気に入らないなら見なければいい。
好きな本は買えば何度も読める、早送り巻戻し、再生・停止思いのまま。
持ち運び可能、電車で会社の休み時間で何時でも暇な時に読める。
寝転んで読める、布団で読んでると寝るので便利(笑)風呂でも読むので汗を流して健康(勘違い)
・・・でもって、こーして思ったことをテキトウに書いていくと、 自分がこの本を読んでこんなことを思った、のようなことがわかる・・・ロクなこと思ってないなぁーとかが。

暇な時間が全然ない、ってことはないし、あったら嫌。 誰かが何かをしてて、あの人は別なことを。たまたまその時間が私にとっては本を読むってことなんだなーと思う。
昔、ゲームしたり麻雀したり色々してた時間が、今はなんとなく本を読んでるってことでは?飽きたらまた何かに。

「夕飯とか、毎日食ってるけど、なんでだろーな」みたいな感じ。好きで食ってるけど半惰性。
でも趣味とか、好きなものってそーいうもんではないかなーとか思うです。

・・・この『超・殺人事件』は、東野さんが趣味で書いたような作品だと思いますね(謎)
PS:後書きがみたい(好きらしい)ので、文庫が待ち遠しい。



『サンタのおばさん』 東野圭吾 2001/11 文藝春秋 ♪:☆☆☆
感想 東野圭吾・作//杉田比呂美・画
絵本です。
世界各国のサンタ達?の中に、白い髭も持たなければ、老人でもない。女性のサンタが入ってくるというおはなし。

絵本とかあまり、親しんだ記憶がない。子供の頃に読んでもらったようなことがあったかどうかさえ憶えてない。 恐らくあった筈。でも憶えていない。もの心ついた時には漫画読んでたので、絵本ってあまりよくわからないのですが。
有名所?の絵本なぞを立読みしたこともあるのですが、絵とか綺麗なのですが率直すぎてよくわからない。わかるのだけど、よく わからない。とか思ったので。
この絵本、私は良い感じだと思ったのですが、ただ物語というよりは、その絵の構成とかのが魅力に感じたり。
ただ、自費で自分の為に買うとか、そういう話になると、絵本ってのは中々自分にはよくわからない・・・と思う。
最近多い、ミステリ原作漫画よりは全然いい試みだと思うけど。



『』 東野圭吾 / ♪:
作品紹介
感想
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