#麻耶雄崇さん 01


『あいにくの雨で』 麻耶雄嵩 講談社 1996/5 ♪:☆☆☆★
作品紹介 三人
廃墟の塔の灯りを不審に思った、如月烏兎(うと)・熊野(ゆや)獅子丸・香取祐今(うこん)は浮浪者の死体を見つける。
それは八年前、同じ場所で起きた殺人事件の犯人と思われる男だった......
再び起こる殺人と、雪の密室の謎は?
感想 如月烏兎登場
如月烏有の弟、烏兎が登場。私は烏有さんが大好きなんです。
でも何だかあまり似てませんね....捻ね方が足りない烏有とでもいうのか...... 部分部分に「似てるなー」と思うところも多々ありますが。
烏有は小さい頃から傷を負っていたのですが、今作で烏兎も傷をおってしまったようなので、 次作や烏有との出会いが非常に楽しみです。 桐瑠との結婚式あたりで......烏有の性格からして式なんてあげない可能性もあるけど。

奇妙なシステムを持つ学校なんかも、もっと読んで見たいな、と思いました。 もうすぐ烏兎が卒業してしまうのが惜しい.....
KeyWord:如月烏兎 烏有の弟
「軋轢は無意味だ。
 終始顔を合わせる運命にある家族と角を突き合わせていては自分が消耗するだけだ。
 口論などイタチごっこで、それに自分が常に正しいとも限らない。
 単に立場や視点が違うだけだ。
 もちろん相手を調伏しようと全力を傾けるときもある。だがそれはこんな些細な場ではない」

「別に好かれようが好かれまいが構わない。そんなものは期待していない.....
 ....独りで生きなくてはならない、
 という思い込みのようなものが、獅子丸の言動からときおり垣間見られるのだ」
KeyWord:熊野獅子丸 ミステリマニア
「俺たち親友だろ」

「あの言葉で解ったんだよ。いや、救われたと云うべきだな」



『』 麻耶雄嵩 / ♪:☆☆☆☆☆☆
作品紹介


感想
KeyWord:
「」



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