『魔剣天翔』 | 森博嗣 | 講談社 | 19/ | ♪:☆☆☆★ | 作品紹介 | Cockpit on Knife Edge |
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飛行中のパイロットが背後から銃弾を撃たれて死亡。飛行機はそののまま墜落した。 同乗していた女性はパラシュートで脱出後に行方をくらますが、 彼女に協力する保呂草の姿が目撃され彼の手には手錠がかけられる・・・。 謎の女性・各務亜樹良の登場。練無の憧れる女性。保呂草に疑惑を持つ七夏。保呂草の思惑。 紫子は良く食べ多少呑み過ぎる。林は仕事に。そして瀬在丸紅子が、空中密室の謎を解き明かす。 | 感想ではないようなもの | 飛行機、わりと好きです | ||
プロローグいいですね(謎)飛行機を女性にたとえての云々で「美しい」と「綺麗」のちょっとしたメモみたいな
ものなんですが、完全には同調しないのですがイワユル大きく頷きました。煙草に手が伸びた。 私は羽を折りたたんだ飛行機は確かに美として洗練されてないと思うのですが、 同じ意味で羽をおりたたんだ・・・が存在することによって、その滑稽、という言い方は変なので すが独特のフォルムにはそれはそれで美を感じますが。倒錯しているので(汗)綺麗ではないと思いますけど。 推理としては謎だらけで楽しめました。 一度前に戻ってみて、ある前提条件を突崩すところまではいったのですが(あくまでも憶測です。推理ではないです) 其処で詰りました。森博嗣さんの作品は動機があまり強くない、 若しくは重要視されないとはわかっているのですが、多少違和感も感じたような・・・。 でも現在までの『Vシリーズ』で、一番好きです。 ちなみに実は私『恋恋蓮歩の演習』の方を先に読んでしまっていたのですが、はっきりいって大失敗です。 蛇足:森作品読んでると煙草が吸いたくなります。なんとなく。 正直な話、彼らが美味そうに煙草を吸ってるとも思えないのです「我慢して吸ってる」という印象をよく受けます。 これは吸いたくないのを我慢して吸ってるでも、吸いたいのをギリギリまで我慢して吸ってるの両方で。 そう実際、煙草を美味く吸うならば一日数本とか、たまに吸うとかいう人なんですよね・・・。 惰性と習慣で吸ってる私には読んでいて耳が痛い(?)ですよ。 森さんは禁煙に成功して長いそうですが、禁煙はしないにせよ減煙を目標にかかげて、 ある時には紙に「減煙!一日○本」とか書いて部屋に貼ってみたという過去を持つ私(アホ)。 森作品を読むと煙草の吸い方をみなおそう・・・と思います。酒は紫子さんが正しいと思いますが(^^; | KeyWord:林 | ふて寝という手もある | ||
「さて、仕事をしよう。仕事をして、忘れよう」 | KeyWord:『エンジェル・マヌーヴァ』 | 奪うのではなく、消すだけならば | ||
「人の命を奪うほど、価値があるものなの?」 「まさか・・・」 「人の命なんて、大したものではない」 「命をかけるものが、あるからこそ、人は生きていけるんです」 |
『恋恋蓮歩の演習』 | 森博嗣 | 講談社 | 2001/5 | ♪:☆☆☆★ | 作品紹介 | A Sea of Decetits |
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恋を、他人(紅子)に語る一人の女性と、恋をする紫子。 夢のようなフリージング。でも、何時ものメンバーが集まれば、事件の一つ二つは起きるでしょう。 僅かな時間に消えた人間と絵画、探偵と泥棒、そのどちらでもない人までも巻きこんだ短い船旅。 | 感想 | 『魔剣天翔』から読むべきだった | ||
泥棒と、探偵。人間模様が味噌。推理的にはあの件はバレバレですが、こっちはわからない、といった感じ。 保呂草さんが、だというのは、なんとなく(話しの流れ)でわかるのですが、 序盤感じたハーレクインロマンス的なものや、途中に入る細かい部分に注目して読んだので推理は 二の先になりました。なんつーかまあ、こんな感じや(c)紫子。 事件の概要がわかるのは遅いこのシリーズは、ミステリというかすでに「シリーズ」なんつーか、物語的ね。 もちろんミステリだけどね。色んな人の人間関係とか、そんなんを同時に楽しむつーかこっちに幅とられてまうですよ。 怪盗と探偵のミステリは何時しか物語になるように、怪盗も探偵もいないVは、 これからどんな形になるのかな・・・などと思いました。 結構気に入ってるような、OPも。 「・・・悪くいえば、利用、しただけなんじゃないの?」 「いや、本当に好きだったし、好きだ。嘘ではないんだけど」 などと思いますが、タイトルの通り演習なんでしょう。 もっとも、実戦をした後の演習だったというのが核なのかな?とか。 一部演習だった人もいますが、それが幸いかどうかは、まだ誰にもわからないし。 | KeyWord:林 | この人、下の名前なんてんだろ? | ||
「比較はできない。少なくとも、僕は自分よりは、君や紅子が好きだからねだ | KeyWord:『何故、人を殺してはいけないのか:PARTU』 | サイドブレーキ | ||
「私は、人を殺したいとは思わない」 「得られるものと、失うものを比べればそうでしょう。 でもね、本当に比較が可能なのは、得られると期待されるものと、失うと想像されるもの」 | KeyWord:瀬在丸紅子 | 猛烈に耳が痛いです | ||
「私は一人。私の後ろにはお墓しかないわ」 「ごめんなさい、私、今日はどうかしていました。 つまり、なんていうのかしら、はしゃいでいる、そう、子供みたいに・・・。いけないことかな? 自分だけでそういう状態になってしまうと、相手のことを気遣えなくなくなります。 お酒に強いほうじゃあありませんし。つまらない話ばかりして、申し訳ありませんでした」 |
『六人の超音波科学者』 | 森博嗣 | 講談社 | 2001/9 | ♪:☆☆☆ | 作品紹介 | Six Supersonic Scientists |
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例のメンツが集まり、外界と隔絶された建物に、科学者が六人も集えば、殺人がデザートでつかない方が不思議♪ でも、食事の後によくでてくる「デザート」って、本当に必要なものなんでしょうか? | 感想 | もっと、超音波を | ||
なんか、あまし面白くなかった、以上。・・・では感想にならないので・・・ 勿論、ながら読みなんですけど、ちゃんと館図とか頭にいれて考えて読んだよ。 でも、驚きとか意外性とか、なんか文字にするとアレな言葉かも知れないですし、受取り方も千差万別でしょうが、 それが少なかったように感じてしまった。 シリーズものとしてみた場合は、色々と考えさせられる場面もあるので、その面白さは健在なのですが、 枕の横に三日くらいあった森シリーズ(なんじゃそりゃ)ってのも始めてなんで。疲れてるのかなー、飲み過ぎで。 小鳥遊君の件で、ふと想ったのですが、Vシリーズに何度かあるような「何故人を殺してはいけない(略)」って、 「自分や、関わる人が殺されたくないから」ですよね。 人を殺すことを、いわゆる悪と仮定してない人には、この式ってそもそも成り立たない・・・。 本作品とはあまし関係ないですけども、激昂する紅子さんをみて、なんとなく。 人に関わらずに生きてくことは不可能ですが、実はこれ「たぶん」って部分あるのかも、ややこしいけど。 この辺り、やっぱり難しい・・・各章の冒頭にある難文、全然意味がわからない(ワラ)んですが、 定義ってのは、求めても不確定で結局意味がなくって、みんなヒーコラヒーコラいってて、たまにアハハと笑え・・・ ということが遠まわしに書いてあるのでしょうか?古典外国小説の注釈付きの多さは、その読みズラさにムカツクものですが、 こういう部分、注釈がないと消費税の計算を間違ってコンビニでうろたえる自分には困るような・・・。 | KeyWord:瀬在丸紅子 | 猛烈に耳が痛いです | ||
「煩いな!喧嘩したかったらね、もっと陰湿にやりなさいよ。そんな開けっぴろげで公明正大な喧嘩は鬱陶しいだけ。 もっと執拗に計画的に徹底的に、相手の肉体的かつ精神的ダメージを的確に与えることだけに集中する。 その場では笑って相手を油断させておいて、夜になったらこっそり行動開始。一撃必中。即離脱。わかった?」 | KeyWord:祖父江七夏 | 紛いもののファイト | ||
「優しさなんて、その辺りに転がっている石ころと同じだ。どこにでもある。いつだって拾える。 そんなものが欲しいわけではないのだ。生きていくために必要なものは、もっと別なもの......、 もっと危うくて、もっと切ない、もっともっと苦しいものだ。一度でも落としてしまったら、もう見つからないないものだ」 |
『捩れ屋敷の利純』 | 森博嗣 | 講談社 | 2002/1 | ♪:☆☆☆★ | 作品紹介 | The Riddle in Torsional Nest |
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メビウスの環をみたて造られた捩れ屋敷に眠るAngel maneuver・・・Sky bolt/Flight feather そこに招待された、保呂草潤平と西之園萌絵を待ちうける密室殺人。 「この密室が解けるかな。この謎を看破したものに、エンジェル・マヌーバを譲ろう」 | 感想 | 天使の演習 | ||
おうおう、エンジェル・マヌーバーが! 怪盗なるものは狙う秘宝ありきみたいな感じですから。その辺りでみると多少期待外れですが。 で、謎は・・・解けるかも。いわれてみれば的な要素ですが、犀川が専攻するもの・・・といった辺りで。 それよりも、この作品を読んで感じたことはメビウスの環。あまし考えたことがないので恐縮ですが、 改めて考えてみると、これっておかしくない? 事実はあってもうまく消化できない。一個の物体を切った時に捩れているからといって 接続して一個の戻るって辺りが、どーもよーわからんです。 | KeyWord:保呂草潤平 | 色々な意味でどーなのか | ||
「できれば、君には、あまり評価されたくない」 |
『朽ちる散る落ちる』 | 森博嗣 | 講談社 | 2002/5 | ♪:☆☆☆ | 概要 | Rot off and Drop away |
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出入不可能な、地下の密室で発見される奇妙な死体。 地球に帰還した、有人衛星の乗務員全員の他殺死体。 二つの完全密室。 数学者・小田原長治の意味ありげな言動、そして再び超音波研究所を訪れる何時ものメンバーは・・・。 | 感想 | 生きている呪文? | ||
なんかねぇ・・・これはどうなのかな。
P3施設(よく判ってない)つーのは、唯の密室と違って、
まごうことなき密室なんだろうから、素直に「どんなトリックが.....」って、なるのは普通でしょ? でもこの種明かし、種明かしというか説明はちょっとなぁ・・・。 悪い意味でまあそういうことでしょう、欠片から推測してみたいな感じ。 その欠片の中にキラメキがないと、布団で寝転び読んでる最中の姿勢直し(寝てて姿勢直しってのもあれだが) が、単に腕がだるくなった or 定期的な運動。なのか、ワクワクしてるからごろごろうごめいているのか、でね。 いっそのこと「実は最近の科学では、こんな技術があるので、こんなトリックもあるのだよ!」つーのでもいいんですが。 「トリックなんざどーでもいい」とかノタマウ私ですが、なんかこれは、そういう問題じゃないように。 | KeyWord:小田原長治&瀬在丸紅子 | |||
「混沌とした話をしているね。もっと抽象的にいいなさい」 「ようするに、つながっているのに、つながらない」 | KeyWord:根来機千瑛 | |||
「勝ち方には、いろいろある。負け方にも、いろいろある。自分の勝ち方と、自分の負け方を、両方見つけなさい」 |
『』 | 森博嗣 | 講談社 | / | ♪: | 作品紹介 |
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感想 | ||||
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