#星界の戦旗


『星界の戦旗T - 絆のかたち』 森岡浩之 早川書房 1996/12 ♪:☆☆☆★
作品紹介
感想
KeyWord:
「」



『星界の戦旗U - 守るべきもの』 森岡浩之 早川書房 1998/9 ♪:☆☆☆★
作品紹介
感想
KeyWord:
「」



『星界の戦旗V - 家族の食卓』 森岡浩之 早川書房 2001/3 ♪:☆☆☆★
作品紹介 二つの故郷
一旦軍役を休暇したジントとラフィール。
ジントは自らの故郷.....そして形の上では領地でもあるハイド星系に向かう。
わずか10何年。
独立した自治を捨てることを強いられ、望んで与えられたわけではない大きな枠に翻弄されてきた ハイド星の人々。
もう一つの鏡として、同じ運命に翻弄されたジント=リン。
かつての故郷に思いをはせながらも、彼は今、帝国の領主として自分の生まれた星のある星系に向かう...... 広すぎる宇宙。宇宙の中の帝国、そして一つの惑星。

突然訪れた意外な運命に翻弄されてきた、一つの星、一人の少年。
その小さな一つの幕が今閉じる.....『星界』ディアーホ三部作完結篇。
感想 やっと出たよ
やっとでました、星界の戦旗。正直もう出ないんじゃないかとさえ思っていました..... 何気に星界の感想書くの始めてかも。

シリーズものは、勿論物語自体の面白さも大事ですが、 人物に依存して楽しむ...人物を好きになれるかどうかってのがもっとデカイと思ってるんですが、 その点星界はバッチリ。
ジントやラフィールはもちろん、ソバーシュ、サムソンなんかもキャラ立ってますし。 エクリュアも....変なアーブとしていなくてはならないキャラだし(笑)

今巻を読んだ感想は、まー納得の面白さ。 色んな展開が予想されていましたが、特に不満もないです。 どちらかといえば次巻が何時でるのかが気になります。

関係ないけど、今回の表紙かっこわるいというか気に入らない。第一印象ガッカリ。 表紙を楽しみにしていたのに.....
感想(ネタバレ) クレーマーじゃないよ
面白いんですが、なんか読んでいてオカシイと思う部分が細部に幾つかあるんですが..... 別に物語を損ねたりはしないと思うのですが、なんとなく気になります。なんか急いで仕上げたとかあったのでしょうかね?

私が特に気になったのが、フォ・ダ・アントビータ(ハイド星にある兵器) は「星界軍にとって驚異でもなんでもなく有効な兵器でもない」 というのは常識で、尚且つアーブの報復も宇宙で知らぬものがいない程..... なんですよね?
ハイド星には、地上部隊として人類主権星系連合の兵士が二万人も駐留していて、 味方として協力してくれてる....だったらなんで攻撃したのでしょうか?味方なら注意するでしょう。 ....アーブの報復を知らない筈もないし。
ただの作者のミスならいいですけど、なんとなく矛盾した部分なんで気になりました。
...実は駐留部隊とハイド星の軍隊で衝突があって、駐留部隊は全滅している。 ハイド星はそれを理由に三国連合から執拗に攻撃され、それを救ったジントとラフィールは英雄となり、 今度こそハイドの土を踏むことが出来る......という伏線じゃないと思うし。 ただのミスくさい。説明不足。

まー私の読解力が足りないってのもあると思いますが、面白さは文句ないんですが、 説明が足りない部分が結構あると思います。戦闘の場面とか。

まあ星界の面白さはそういう部分に大きな比重が無いのも確か.......
紋章の頃は数巻で終わるシリーズだと思っていたのですが、 戦旗をここまで読んで、もっともっと続く、続いて欲しいシリーズに感じました。

PS:ティルという人間がわからない........ 気持ちと立場はなんとなく理解できるんですが、読んでいてどうも好きになれない。 典型的な「大人」の悪い見本みたい......なんでジントこんな人好きなの? 悪い部分ばかり描写されてるとも思うけど、それにしてもこの人の言ってる事とやってる事かなり 無茶苦茶。謝った方がいいしても、謝りゃいいってもんじゃない。 いっそ謝らないで悪役になればいいのに。とにかくコイツ嫌い。
KeyWord:サムソン 愛情でバカといえる人はいい人
「雇い主を馬鹿にするのはおれたち雇われ者の権利だが、
 端から馬鹿にしている奴に雇われるのはうまくない」
KeyWord:クー・ドゥリン じゃれあいケンカが出来る人
「からかうっていうのは、ジントリンよ、親愛の表現だ。
 おれがお前を痛めつけるためにからかっていると思っていたのか?」

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