#牧場智久&武藤類子シリーズ
『殺人ライブへようこそ』 | 竹本健治 | 徳間書店 | 1991/6 | ♪:☆☆☆ |
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作品紹介 | 武藤類子登場 |
剣道二段の高校生・武藤類子は、かって剣道部に所属していた先輩・高杉にロックバンド「パルス・ギャップ」のメンバーを紹介され親しくなる。 一人暮らしを始める類子の引越しを、彼らも快く手伝ってくれ、何もかも順調にみえた......だが、 類子にかかってくる不思議な悪戯電話。 そして「パルス・ギャップ」ライブ中におこる殺人事件、動揺し荒れるメンバー。 そして類子自身にも危険がせまっていた.....。 |
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感想 | ポップな読み心地 | |||
後に『牧場智久』と合流し『智久&類子』になる武藤類子が登場。 牧場智久が出てこないせいか小難しい部分が全くなく、囲碁やトランプの細かい部分も知らなくても 楽しめる良作だと思います(^^;。 『ウロボロス』や『闇の力学』みたいな作品とは別に、このシリーズもかなり好きです。 読みやすいですし、スッとお腹に落ちていく感じの読後感がいいですね。 ちなみに「推理しないでミステリを楽しむ」私ですが、この作品半分ちょっと読んで犯人わかりました♪ | ||||
KeyWord:速水果月 | スタジオ・ミュージシャン | |||
「おまえは、いつも正しい」 |
『凶区の爪』 | 竹本健治 | 光文社 | 1992/1 | ♪:☆☆☆ |
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作品紹介 | 狂気という名の『爪』 |
17歳の若き天才棋士・牧場智久は苦戦の末に囲碁のタイトル「本因坊」を手に入れ、
棋界の顔役でもある四条宗雲の館に招待され武藤類子らと出会う。 激戦の疲れの為か、熱を出して智久は寝こんでしまう中、 類子はこの地に関する不気味な話を聞き不安めいた感覚を憶えるのだった。 そして最初の殺人が起き、因縁めいた過去と四条家に漂う不気味な謎.....。 牧場智久と武藤類子が出会った、シリーズ第一弾。 |
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感想 | 智久寝すぎ、四日も寝てる | |||
推理役の智久が熱で寝てるので、後半まで物語が淡々と進むんですよね。 私はあまり推理とかしないで(頭使うから(笑))本を読む人なので 「おいおい誰か推理しろよ.....類子、いやマサ兄でもいいから」と、 多少戸惑う...というかもどかしかったのですが、後半に智久が復活してからのたたみかける ような展開とすっきりして(?)納得のいく推理は消化もバッチシでした☆ あまり関係ないんですが、シリーズ作品って登場人物に愛着わきますよね。 そうなると自然に頭の中でキャラクター像を作り上げて.... うまく言えないのですが、雑然としたイメージではなく、 それこそ漫画の人物や実在の人物にすげかえて(自分で一から想像する力はない)、 「こんな人」というイメージを作ってしまうわたしです。 でもって、牧場智久と武藤類子は、 漫画『Q.E.D.』の燈馬想と水島可奈に雰囲気が.......あんまり似てないか(汗) でも剣道少女と天才少年ってことで.... でもこうやって改めて書いてみたら全然違うな(汗) ああ、せっかくできあがったイメージ壊れてしまう.....。 | ||||
KeyWord:武藤類子 | ||||
「人を嫌うのに理由なんかないっていうけど、やっぱり理由はあるはずよね」 | ||||
KeyWord:牧場智久 | ||||
「それじゃ、僕ってまるで悪魔みたいじゃない」 |
『妖霧の舌』 | 竹本健治 | 講談社 | 1992/11 | ♪:☆☆☆ |
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作品紹介 | 桃井登場 |
東京を包む異常濃霧の中で、類子が見た謎のメッセージは殺人予告だったのか....。 初めて経験する挫折感とライバルの登場に葛藤する智久の廻りで起こる少女誘拐未遂事件。 霧に包まれた世界の中、モニターを伝わっていく様々な意思の中で。 |
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感想 | フォーラムで | |||
NETを扱った内容で、当時のNiftyのフォーラムからなのかな? 私はこの頃NETのネの字も知らなかったので、 今となってから読んでもまともな感想は書けません。 ただ、当時からこうしてる人がいたんだ.....ってのが結構ショックでした。 アンテナってたくさんあるんだなぁと思いました。 「デイジストA子」「まもってデイジー」.....竹本さんの好みがバレバレです。 あの文章を書く人が「守護月天」って.....。 | ||||
KeyWord:牧場智久 | ||||
「勝ち負けはどうでもいいんだ。そんなことは問題じゃないよ。 ただ、絶対的な才能の差を見せつけられるのって、やっぱりたまらないじゃない」 | ||||
KeyWord:『恐るべき子供たち』 | ||||
「全く、とんでもないご時世だね。これからだんだんこういうケースが増えていくのかな。」
「そういうふうに言われると、いつも何かちょっと違うんじゃないかって気がするんだけど」 |
『緑衣の牙』 | 竹本健治 | 光文社 | 1998/3 | ♪:☆☆☆★ |
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作品紹介 | 罪ハ血で購ヘ |
美しい緑に囲まれる星辰女学園。 一人の少女の死をきっかけに禍禍しい空気が流れ、謎の緑の衣とともに再び血が流される..... 旧題『眠れる森の惨劇』1992/8発行 文庫化に伴い『緑衣の牙』に改題 爪・舌・牙となる物語なので『緑衣の牙』で統一しました。 |
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感想 | 真壁岬に期待 | |||
シリーズの探偵役、智久が脇役並の存在ではないか? 今まで そういう疑問を抱いていました。 「囲碁に専念するから智久はこれでお終い......」みたいなことをゲーム殺人事件で聞いてましたが、 それにしてもです。 今回いわゆる『論破する女キャラ』.....真壁岬が出てきたので、物語が引き締まった感があります。 実際こんな奴あんまいねぇ.....でも竹本さんの作品には、この手の女性の存在は もはや欠かせないのでは? 類子のまっすぐぶりもいいですが、真壁岬の存在が今回大きかったと思います。 私はキャラに依存して物語を読んでしまうタイプなんで.....。 | ||||
KeyWord:『価値観』 | 真壁&有明沙貴 | |||
「私が何故今まで生きてこられたと思う?時々こういう興味深いことにめぐり会えるからよ」 「あたしは、先輩が生きてこられたのは、今まで殺される機会がなかったからだと思いますけど」 | ||||
KeyWord:有明沙貴 | 黄昏すき | |||
「....探偵というものの元形は覗き魔だって」 | ||||
KeyWord:武藤類子 | 実質的に物語を引っ張る人。智久すでに脇役っぽい | |||
「いくらでもいる生者を退けて死者が選ばれた状況のもとで、 生者は再び死者を乗り越えられるだろうか」 「握って」 「負けるもんか。負けるもんか。負けるもんか。負けるもんか。」 |
『』 | 竹本健治 | 19/ | ♪:☆☆☆ | |
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作品紹介 | ||||
感想 | ||||
感想(ネタバレ) | ||||
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