バックステップの装着

まず最初に断っておこう。

 バックステップが好きだぁ!
あのかっちょいいフォルム、バシっと決まる下半身。いいね、すごくいいね。何を隠そうバイク人生において最初に付けたパーツと言うのがバックステップなのだ。


1. バックステップ導入経緯

RZVに乗り始めて間もなくどうにもポジション、特に下半身が決まらないことが判明。近いうちに買おうと思っていた時、軽い転倒をしてしまい左ステップ周りが曲がってしまった。

ノーマルになら安価に直せたのだけれど、当然のようにバックステップ導入を決めたのだった。

 

2. 製品の選択

1996年当時、一般的に入手可能な市販品といえばマックレーン製とウエダレーシング製の2つだけであった。

運良くとある店にて後者だけ現物を見ることができたが、それは、アルミ板から切り出したままともいえるステッププレートにステップ・ペダルが付いたお世辞にも良い出来とは言えない物。

先輩から「割れる」という話も聞いていたし、タンデムステップも無くなってしまう(後ろに乗せる彼女がいたのよね、あの頃は…)。それにちょうどウエダレーシングが商品の販売を中止したということもあり(今はどうなんだろうと十数年ぶりに検索したら現存しスイングアームなど製造販売している模様)マックレーン製に決定。鉄製というのはちょっといただけないけれど他に選択肢もない。

で決めたのはいいけれど、店はもちろん問屋にも在庫が無く、メーカー発注&直接配送となった。改めてRZVがメジャーなバイクでは無いことを実感。


3. 装着

メーカーからモノが届いたので早速取り付け。マックレーンのものはノーマルステップを取り外し、その穴とステッププレート用取り付け穴でステップホルダーを固定、そこにステップ(マックレーン製)を取り付けるもの。

こう書くとノーマルステッププレートを取り付けたまま作業が可能のようだけどさにあらず。ノーマルステップを固定しているボルトに工具がとどかない為、ステッププレートを外す必要があるのだ。当然プレートにはチャンバーが取り付けられているので外す作業というのもそう簡単でない。なんやかので取り付け、シフト・ブレーキの両ペダルの位置を決める。

早速試乗、するとリアブレーキが効かない!

取り付けミスでマスターシリンダーを押していない?と確認するが問題なし。でまた試乗、やはり効かない。調整した位置が悪いのか?とかなり高い位置にペダルを調整。つま先がだいぶ上を向き、ポジション的にかなりきついがブレーキそのものはちゃんと効く。でもこれだとキックした時にペダルがキックスターターに干渉してしまい、何回か調整をやっているうちにブレーキペダルが曲がってしまった。鉄製なので簡単に修正できたので問題はなかったけど。

なぜだろうと観察すると、プレートを後ろ側で固定しているボルトの頭が高く、ペダルに干渉。ブレーキが効き始める前にペダルが止まってしまうため。使われてたのは普通のキャップボルト(ヘキサゴンの穴があるもの)で頭がかなり高い。当時変わったボルトというのは入手が短く、どうしたものかと友人に相談すると頭をカットし薄くしてくれた。これでまともにブレーキが使えるようになった 

 

灰色部分がステップホルダーとマスターシリンダー移動用プレート




4. 肝心のポジション

装着後のポジションは1990年代のレーサーレプリカ並(もちろん下半身だけ)になった。楽ちんポジションではないけれどきつすぎることもない、かなりちょうどいい感じ。

ただノーマルステッププレート外側にプレートを追加しているので足は開いてしまうし、くるぶしでのホールドも良いとは言えない。まあノーマルからして良くはないし、それを基準とするとそう悪いものではないけれど。

やはり理想をいえばステッププレートごと交換するタイプがいいですね。





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