リアショック交換

あらかたの改造が終わり何事もない日々が続いていた。しかし何となく気になるパーツがあった。それがリアショックだ。そんな中、あてもなくガレージセールを覗いていると、なぜかRZV用オーリンズが。思わず手が出たが、あまり良い買い物では無かった…。


1. まずは付けてみる

正直言うと、買う前から減衰圧調整ノブの動きが異様に固く、またその可動ノッチ数も片手で足りる、といういかにも不具合を抱えた個体であった。でもまあ案配くらいは分かるだろうと付けてみた。RZVは腹下にショックがあるので面倒かと思いきやそうでもなかった。リアフェンダーとホイールの間にジャッキを噛ませばらくちんなのでお試しあれ。

さて付け終わり、具合を見るためシートを押して放す。バネレートは悪くなさそう、が、沈んだままなかなか戻ってこない。ガーン、大ショック。減衰力、しかも重要な戻り側が半端なく強い。これでは全く使えない。一度も跨ることすらなくノーマルへと戻したのだった。

2. オーバーホールへ

もうこうなったらオーバーホールしかない。オーリンズだったら2万円ちょっとでできると知っていたからだ。ナップスへ依頼して待つこと1週間。というかそれは引き取りにいく都合も入れてで、作業そのものは1~2日で終了とかなりスピーディ。故障部分があったので、標準OH価格より掛かるかな、と思いきや+ αは無し。調整ノブは軽くカチカチ動くようになりました。なんか少し段数が少ない気がしないでもないけど…。

3. 再装着

帰ってきたので、早速再装着。そうそう、この時前回は何もしなかったリザーバータンクもちゃんと留める。RZVの場合は、専用ステーでヘッドのスタッドに締める。本来はもっとスマートなのかも知れないが、なにぶん中古で付いてきたのはステーのみ。適当なナットを用意して留めましたよ、ハイ。

4. 試乗してみる

とりあえずセッティングもくそもない状態だったので、シートを押してその戻り具合から伸圧の減衰圧を大まかに調整して試乗。この手順、個人的にはおすすめ。手で押す、または足を付き尻を浮かせた状態でどかっと座り、また尻を浮かした時、縮む時、伸びる時でピョコピョコ動かずほどほどにジワッと動く感じに合わせると、乗ってみても大外ししません。でいざ乗ってみた感想としては正直、VFにWPを付けた時ほどの劇的変化は感じられず。うぬ~、オイラ鈍感?。

ともあれ、このオーリンズ、伸び側減衰力調整は40段圧側減衰力調整20段と半端無い調整幅を持つ。こんなんで1段動かしてもわかんねーだろうなー、と思いきや意外に体感できる。しかしこれは裏を返すと実用域でその段数のほとんどは使えないんじゃ…。ちなみにセッティングを変える時は、キャブと同じで1回につき1箇所を守ること。一度に色々変えると、何を変えたからそうなったか分からず迷路に入り込みますんで。場所としてはやはり峠。これはペースと言うより、上り下りがすぐに体験できるため。平らな場所でいい感じと思っても、荷重が前より後ろよりになると、また感じ方は変わってきます。


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