フォークのグレードアップ

FZR400RR用のフロント周りを装着した我がRZV。だがこのフォーク、調整機能が付いていないのがいただけない。そこで目をつけたのが、フルアジャスタブルのFZR400RR-SP用のフォークだった。

1. ブツの入手

いってしまえば、不満があったわけではなかった。

でも簡単に付くハイグレードなフォークがあったらほしくなるのが人情。SP用のフォークは、イニシャルプリロード調整は当然として、減衰力調整は伸び側だけでなく、圧側まである、いわゆるフルアジャスタブルタイプ。倒立フォークは魅力だけど、それにするとなると全部やり直しだし、ハンドル切れ角がさらに少なくなる可能性大。とまあいろいろあってSP用フォークを狙ってました。

だがヤフオクをいくら眺めていても出てこない!もともとフロントフォークは事故で曲がる可能性が高く、中古が出にくい。しかもFZR400RRのSPなんて、そもそも玉数が少ないうえに、狙っているライバルも多い。たまーにヤフオクに出てきても思わぬ高値が付いて、断念することも多かった。

しばらくして1セット手に入れたものの、SP用のもうひとつの特徴である、別体式のフェンダーステーが無い。このステー、実はパーツ設定が無く部品として取れないんだな・・・。自作しようかと思っていたところにステー付きの出品が。何気なく入札していたら、それまでの高値傾向からは予想できない低価格で落ちてしまった。構想から半年以上し、やっとブツは手に入った訳です、はい。

これが別体のフェンダーステー。思った以上にグラグラ動く

2. 装着作業

パーツリストを眺めると、スタンダードとSPとの三つ又の品番は違うけど、まあ寸法は同じでしょう、ということでフォークだけ交換していきます。でもその前にやることが。長さが足りないので、またまたウイニングランの延長キットを取り付けます。前と違って、ちゃんと設定されているので安心。でもHPのリスト上の名前は、なぜかFZR400なんで、物が来るまではドキドキ。値段は22000円だったかと。

交換方法は、トップキャップを外してキットを付け替えるだけ。ただし、SPフォークはカートリッジ式で、伸び側減衰圧調整ダイアル用のロッドが伸びているだけに、スタンダードより面倒です。取り付け後はマニュアルを見てノーマルセッティングにして車体に装着。単にフォークを入れ替えるだけなんで、特に面倒は無し。

装着準備が完了したフォーク。スタンダードとの見た目上の違いは、アクスル上のアジャスター位 上側の銀色の部分が延長キット アジャスター部分は純正で、延長キットの中に潜り込む形になっている

3. 装着後

当たり前だが、付けただけで性能が劇的向上というわけも無し。でも何がいいかといえば、セッティングができること。

ある日、タイヤをそれまでのダンロップからミシュランに変えるとタイヤの固さが違うためにハンドリングや乗り心地が激変。そこでプリロードや圧側ダンパーをいじって今は元通り。この適用範囲の広さが魅力ですな。


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