リアホイール交換その2

Yahooオークションを覗いていると、ドゥカティ900SSのリアホイール(5.5-17インチ)が出品されていた。GPZ900R忍者にボルトオンで付くことは知っていたので、同じ年式のVFにも割と簡単に付くかな(この時、シャフト径が20mmだと勘違いしていた)と後先をあまり考えず購入。で、品物が付いてみて計ってみると17mmだった。仕方がないのでRZVに付けてみるか、とかなり消極的理由でこのカスタムは始まったのだった・・・。


1. パーツの手配その1

左右のカラー、キャリパーサポート、キャリパーとも無かったので手配することに。ドカティのリアキャリパーは市販されている、いわゆるカニブレンボなので当然ながら純正部品としてではなく、社外品として売られている物、どうせならと黒のを12000円位で購入。その他カラーは仕方が無いので純正を頼むことに。さすがに外車、値段も納期もかかった。もっとも、頼んでいた店が発注し忘れていたのもあったのですが。

2. 装着確認

カラーが来たので、とりあえず付けてみることに。これでどれくらい寸法が異なるかを測定して必要なら加工することになる。まあそう旨くいかないだろう、とあてがってみると、なんとこれがピッタリ。チェーンラインもほぼドンピシャ!こりゃ良い買い物したなぁ~。

3. トルクロッド作成

BBSに書き込みしていただいた方から5.5インチ幅のホイールを付けるとトルクロッドがタイヤに干渉すると教えてもらったなので、トルクロッドを自作することに。純正の板?に穴を開けたタイプよりも、ピロボールを使ったものならばある程度融通が効くとの判断から。

早速材料の調達。雑誌で有名なトガシエンジニアリングへ。6角で二面幅14mmのアルミ棒とM8とM10のピロボールを購入。3点で3000円位だったハズ。早速穴を開け、タップを切り装着。ハンドドリルで穴を開けた為、多少曲がってピロボールが付いてますがまずまずの出来。この時、とあるミスを犯しているのですがそれは実際に付けるまで分からなかったのでした。

4. パーツの手配その2

フィッティング系のパーツが揃ったので、次は駆動系のパーツを揃える。何故かってドカのチェーンは520でRZVと違う為。リアのスプロケを換えるか、フロントのスプロケを換えるか。

当初は何の情報も無かったので、思ったよりもリーズナブルで出来るリアスプロケのワンオフを考えていたのですが、これまたBBSのUSヤマハさんよりRZVにも付く520コンバートドライブスプロケが出ていることを教えていただきました。こうなれば素直にそれを注文。これに伴い520チェーンを購入。当時出たばかりのDID S-BRITE。600ccまで対応とのことなので大丈夫でしょう。

5. 装着

付いていなかったタイヤを付けていざ装着。正直ほぼなんの問題も無く作業は進んだのですが、2点程問題が。1つはキャリパーサポートの干渉。キャリパーサポートの位置決め&周り止め部分がトルクロッドに干渉(もっともトルクロッドを短い物にすれば問題なかったでしょうが)したので、迷わずサンダーで切断。もう一つはトルクロッド。スイングアームとキャリパー側でネジのサイズが違うと思っていた物が実は同じM8。でも今あるのはM8&M10。あらら・・・。思い込みはいけませんね。その場は仕方ないのでそのまま付けましたが、当然後で作り直しました。

6. ついでに

ほぼ同時期にZIPBIKEさんより販売されていた車高調整リンクを付けました。これは17インチリアタイヤを付けた時用の車高補正用リンクで、調整機能はありません。純正のグリスニップルも付けられる、ハードアルマイトのされたアルミ製でとても綺麗な出来です。

7. 試 乗

装着後の感想は特にハンドリングが重くなることもなく、より安定感のあるものに。というよりも寝かし始めは軽くシャープでしかも安心感のある理想的なもの。

タイヤもある程度あるのでしょうが、やはりリンクが効いていると思えてなりません。17インチもしくは250用ハイグリップ18インチタイヤ(扁平率の関係で17インチよりも車高が下がる場合もあります)を入れている人は必須なのでは?
ちなみに一口で900SSといっても種類が多いので真似する場合はよくよく確認してくださいね。初期のものであれば問題ないかと思います。

 
次へ
戻る
RZVの改造へ
RZVのトップページへ
トップページへ